日立に続いて、東芝が社長交代のトップ人事を発表したことを、Finnacial Timesが報じている。
同氏が生粋の原子力畑の出身の技術者であり、米国の原子力発電エンジニアリング会社Westinghouseを当時の、英国の親会社から約5,000億円で買収したときの大立者であったことも伝えている。世界が、地球温暖化対策の切り札として原子力を見直して、いわゆる「原子力ルネサンス」といわれる時代に入ったことを象徴する人事であるとも言える。
さて、FTは、佐々木氏の座右の銘(his personal motto)は、"Perseverance will open the way"であると伝えている。
perseveranceは、動詞persevereの名詞形であり、分解するとper+severeである。per-は、ラテン語系の言葉について、completeすなわち、「完全に」という意味を出す接頭語である。severeは、日本語化している「シビア」の原語である。「どんな困難な状況にあっても、確固たる信念でくじけないこと」が、perseveranceの意味である。
さてこの佐々木氏の座右の銘を、日本語に戻すとどうなるのであろうか?英訳されたものを和訳するという、逆変換を施すと、もとには戻らないのが、翻訳者や通訳の大きな悩みであるが、この場合も、いったい佐々木氏はどんな日本語を使われたのか、興味深々である。
まさか、「我慢すれば道が開ける」などと散文的なことを言ったたはずはなかろうと、Googleを検索したら、たどり着いたのが、同氏のレジュメにあった四文字熟語の座右の銘「不撓不屈」である。この言葉は、高杉良の小説とその映画の題名にも使われている。その小説の主人公の生き様が、まさに「不撓不屈」である。撓はたわむという意味。屈は曲がるという意味であるから、不撓不屈は、困難な状況にあっても、決して屈しない強い精神力を示している。
さて、これがFT報道が取り上げた同氏の座右の銘そのものであったかどうか、おいおいわかるが、翻訳の際によく問題になることなので、取り上げた。
同氏が生粋の原子力畑の出身の技術者であり、米国の原子力発電エンジニアリング会社Westinghouseを当時の、英国の親会社から約5,000億円で買収したときの大立者であったことも伝えている。世界が、地球温暖化対策の切り札として原子力を見直して、いわゆる「原子力ルネサンス」といわれる時代に入ったことを象徴する人事であるとも言える。
さて、FTは、佐々木氏の座右の銘(his personal motto)は、"Perseverance will open the way"であると伝えている。
perseveranceは、動詞persevereの名詞形であり、分解するとper+severeである。per-は、ラテン語系の言葉について、completeすなわち、「完全に」という意味を出す接頭語である。severeは、日本語化している「シビア」の原語である。「どんな困難な状況にあっても、確固たる信念でくじけないこと」が、perseveranceの意味である。
さてこの佐々木氏の座右の銘を、日本語に戻すとどうなるのであろうか?英訳されたものを和訳するという、逆変換を施すと、もとには戻らないのが、翻訳者や通訳の大きな悩みであるが、この場合も、いったい佐々木氏はどんな日本語を使われたのか、興味深々である。
まさか、「我慢すれば道が開ける」などと散文的なことを言ったたはずはなかろうと、Googleを検索したら、たどり着いたのが、同氏のレジュメにあった四文字熟語の座右の銘「不撓不屈」である。この言葉は、高杉良の小説とその映画の題名にも使われている。その小説の主人公の生き様が、まさに「不撓不屈」である。撓はたわむという意味。屈は曲がるという意味であるから、不撓不屈は、困難な状況にあっても、決して屈しない強い精神力を示している。
さて、これがFT報道が取り上げた同氏の座右の銘そのものであったかどうか、おいおいわかるが、翻訳の際によく問題になることなので、取り上げた。