ONE FINE DAY

「昨日のことは忘れてほしい」
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KNOWING

2009-07-23 | 映画
お出かけついでに映画でもと思い立って、
ニコラス・ケイジ「ノウイング」を見る。
ハリー・ポッターにするか?と一瞬迷ったけど(笑)

息子の評価も低かったし、
全く期待しないで行ったのが幸いしたか、
大変興味深く見ることができました。
どうせ見るなら大スクリーン。

冒頭、宇宙から地球に近づいてゆくシーン。
何故か、夜の地球で、
街の灯りと、張り巡らされた道路と、
全く光のない場所と、
青く美しい地球というより、
ちっぽけな人間がそこに息づいている様がリアルに感じられた。
なかなかのオープニング。
そして、またベートーヴェン。7番。
そうか、そうくるか。
この映画を作っているとき、
監督の頭の中にはこのメロディが流れていたのね。

地球滅亡という、ある意味壮大な物語。
それが決まっていることなら、
ちっぽけな人類はどうあがいても仕方ない。
人間はどうせいつかは死ぬのだから。
ほとんどの人々は自分がいつ死ぬかなんてわからない。
それはむしろありがたいことだ。

しかし、それを知ってしまった一人の男。
妻に先立たれ、最愛の息子と暮らす大学教授。
息子だけは失いたくない!
限られた時間の中で彼が奔走する。

こんな男を演じさせたら、
ニコラス・ケイジ上手いですね!
私は彼の演技が面白くて仕方なかったです。
シリアスとコメディの狭間を綱渡りしているような。
シャマラン監督の「サイン」では、
メル・ギブソンとホアキンが大真面目に演じれば演じるほど、
可笑しくて可笑しくて、
笑いすぎて苦しくて映画を最後まで見れなかったという、
珍しいケースでしたが、
この映画もひとつ間違えばそうなっていたかもしれません。
しかし、ニコラス・ケイジも私も、
ぎりぎりのところで踏ん張った・・そんな感じです。
監督も、ベートーヴェンの助けを借りて。

いや、決して馬鹿にしているのではありません。
私は結構真面目にこの映画を受け取りました。
何億年もかけてこの美しい星ができ、
そこに人類が存在することの奇跡。
それは一瞬にして消えてしまうものかもしれないけど、
私たちはその限られた命を大切に毎日を生きていくしかない。

惨事が起こったとき、
一瞬の迷いもなく誰かを助けようと体が反応する、
演技もかっこ良かったよ、ニック!!(友達か?)







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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (コリコ)
2009-07-24 09:53:05
友だちか?!
大笑い。
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Unknown (なお)
2009-07-24 18:02:44
あたしも、友達か?って!!笑った!
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