ONE FINE DAY

「昨日のことは忘れてほしい」
「もう遅い。日記に書いた」

姉へ

2011-03-11 | 雑記
お姉様、ここに書いてくれていたなんてびっくり。
マンション5階は、
なんだかずっと揺れているような感じです。

本震時、私は外を歩いていて、
風もないのに何故木が揺れているんだろう?と思ったとたん、
ぐらぐらと揺れて、
家も揺れて、車も揺れて、
もうどうしていいかわからずただ立ちすくんでしまいました。
前から来たご夫婦の奥様と手を握り合って震えてました。
道の真ん中にいるのは怖くて、
私が移動しようとすると、
その女性が、
「家の側に近寄ってはだめ!何がとんでくるかわからないから」
と私をおさえてくれました。
ずいぶんと長いこと揺れていたような気がします。

少しおさまってから家に向かって歩き出したのですが、
とにかく無性に怖くて、
道には若いお母さんたちがうずくまっていたり、
みな茫然として、
「怖かったですね」と口々に言い合っていました。

姉の家に寄って、無事を確かめてから家に戻ると、
本棚から本が落ち、瀬戸物の置物が割れていたり、
花瓶も棚から落ちて水がこぼれていたり。
びっくりしたのは、
重い本棚や、棚が、50センチくらいずれていたこと。
横揺れだったせいかそういうことになったのですね。
外も怖かったけど、
一人で家にいたらどうしたろうと思うとまた震えました。

母もなんとか大丈夫そうだし、
こちらの家族はみな連絡がとれて無事です。
夫は東京から戻れそうもありません。

ロンドンの娘にはSKYPEから携帯に電話して
無事を伝えました。
ニュースを見て心配するとかわいそうだからね。

とにかくそちらも気を付けて。
水はなんとか確保しました。
電気も水もガスも今のところ大丈夫だからここは。

停電の方たち、、
避難されている方たち、
家に帰れない皆様、
どうかどうかお気を付けてください。