激変する未来に向けて、銀色狼の備忘録

遠くない未来、地球も世界も激変すると直感している。愚人は何を考えどう行動していくのか、趣味と生活を含め、その備忘録とする

超臨界流体の世界

2010-07-27 22:34:33 | トンデモ科学理論

高温・高圧下の世界は私たちの暮らす世界と全くの別世界です。例えば水も374℃・220気圧で超臨界水(Super Critical Water)となってしまいます。


地球変動を歓迎する愚人の備忘録-phase
地球変動を歓迎する愚人の備忘録-density


超臨界水の状態では温度が一定でも、圧力の変化だけで水は液体と気体の間を行ったり来たりしてしまいます。そして、水成分を持ちながら、性質としては気体として振舞うわけです。マントルの中に水成分が含まれているだけで、マントル内の圧力が低下すると水は液体から気体へと変化して、マントルから乖離(この場合の水の乖離は恐らく水素・酸素がプラズマ状態で乖離すると思っております)してしまいます。水成分の量が多く、圧力の変化が急激であれば、爆発現象になると思われます。これが、地震の原因、つまり地震は爆発現象の一種だと私は考えます。また、火山噴火の水蒸気爆発もマントル(火山の場合はマグマと呼ぶのでしょうが、私はほぼ同一のものと考えております)から乖離した水だと私は思っております。そう考える私は、地震も火山噴火も同一の原理で起きると思うわけです。



さらに、超臨界水は酸化力がきわめて高いため、腐食しにくいといわれているハステロイ・白金・イリジウム合金・金・タンタルまでも腐食し、セルロース・ダイオキシン・PCBも分解してしまうほど酸化力が強いのです。超臨界水の中で安定した固体物質が長期に存在するのは難しいと考えられます。簡単に言ってしまえば、どんな物質でも超臨界水に融けてしまう訳です。しかも、温度と圧力が上昇すると固体成分(岩石成分etc.)を取り込む溶解度も上昇するわけです。そのため、マントル内に水や地上での気体成分を含んでいる場合マントルが固体であることは難しいと私は思うわけです。そして、さらに厄介なのは、超臨界流体になるのは水だけでは無い上に、腐食性・溶解度など似たような性質を持っております。











































































溶媒の臨界


溶媒 分子量 臨界温度 臨界圧力 密度
g/mol MPa
(atm
)
g/cm3
二酸化炭素
44.01 31.1 7.38 (72.8) 0.469

18.02 374.3 22.12 (218.3) 0.348
メタン
16.04 -82.6 4.60 (45.4) 0.162
エタン
30.07 32.3 4.87 (48.1) 0.203
プロパン
44.09 96.8 4.25 (41.9) 0.217
エチレン
28.05 9.4 5.04 (49.7) 0.215
プロピレン
42.08 91.9 4.60 (45.4) 0.232
メタノール
32.04 239.6 8.09 (79.8) 0.272
エタノール
46.07 240.9 6.14 (60.6) 0.276
アセトン
58.08 235.1 4.70 (46.4) 0.278



地球は固体惑星という認識が定説で、マントルは固体であるとの考えは一般的で、なおかつ地球の中心部には固体の鉄とニッケルがあると考えられています(私はぜんぜん信じておりませんが)。しかし、高圧力・高温・無重力の世界は地上世界(1気圧・約15度・1G)とは全く異なる次元で物性を考える必要があると思っております。しかも私がここに書いた事さえ、圧力約200気圧・温度約300度程度・1Gの話です。更なる超高圧・超高温・低重力(1G以下)の地球内部の世界にピュアな物質や剛性を持った固体が存在するのは無理があると思っております。



私達の知っている定説や常識が通じない世界が私たちの足元にある。そう考えるだけでもちょっと面白いと思った方は下をクリック。



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PS:このような話は実はもっと後に書こうと考えていたのですが、昨今の異常気象や火山噴火・地震の増加や原油漏れ事故など、地球の変化が目に見えるようになり、私のメモ代わりブログになので書き留めておく事にしました。何であれ、地球の本格的変動まで時間があると思うので、のんびり準備したいものですね(笑)。




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