新・地震学セミナーの石田昭先生は5年前から苫小牧のCCS実証実験が地震を誘発するのではないかと警告しておりました。まさに今回の胆振東部地震は、その予測通りになったのではないかと私は思っております。
新・地震学セミナーhttp://www.ailab7.com/Cgi-bin/sunbbs/index.html
苫小牧CCS実証試験http://www.japanccs.com/business/demonstration/
(上記リンクからの抜粋)2012年度から2015年度の4年間は、供給源となる製油所の水素製造装置から発生するCO2を含むガスから高純度のCO2を分離・回収するための設備と、地下へCO2を圧入するための設備を設計・建設するとともに、既調査井から1坑の観測井への転用、2坑の観測井と2坑の圧入井を掘削しました。
同時に、貯留層へのCO2圧入が周辺環境に影響を与えないことを確認するため、地層や地震に関するデータのモニタリングシステムを設置し、圧入前の基礎データの取得も行いました。また、CO2が貯留される地層が海底下となるため、海洋汚染防止法に基づいた海水・海洋生物などの事前調査も実施しました。
これらの準備作業が完了し、2016年4月からは、3年間30万トン以上を目指して、CO2を苫小牧港の港湾区域内の海底下約1,000mの地層へ圧入しています。 その後、貯留層内でのCO2の挙動を観測し、貯留されたCO2の漏洩や自然地震による影響がないことを、圧入前に取得した基礎データと比較を行いながらモニタリングを継続しています。更に、海水、海洋生物などの海洋モニタリングも同様に実施しています。(抜粋終了)
人為的誘発地震としてデンバー地震が有名です。下にwikiのページをリンクしました。
デンバー地震https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC%E5%9C%B0%E9%9C%87
地震の原因の究明(上記wikiより一部抜粋)
コロラド鉱山大学の院生ユン・リアン・ワン (Yung-Liang Wang) が学位論文の一環として行った調査により、震源はデンバー市の北の長さ75km長・幅40km・深さ45kmの狭い範囲に集中していることが明らかになったが[1][11]、この時点では多くの地震学者はこれは天然の群発地震であると考えていた[12]。その後の精査により領域はさらに狭められ、ワンが着目していた地震は注入縦坑から半径8km以内であったことが明らかになった[1]。
地中注入が地震と関係している可能性を最初に提案したのは、レジス・カレッジ(英語版)地震観測所のジョーゼフ・V・ダウニーである[1]。1965年11月には、デンバーの地質学者デビッド・エヴァンス (David Evans) が注入量と地震の頻度が相関しているとするデータをまとめ[13]、大衆に対してもテレビで大々的に主張した[12]。それに対し陸軍は地震と地中注入の関連を否定し、多くの地質学者も懐疑的であった。米国地質調査所 (USGS) でも否定的であり、注入と地震は関係が無いことを実証するため観測機器を設置した。ところが観測結果は注入量(1-9百万ガロン/月)と地震の発生頻度の関連を示し、1963年後半から1年間注入を中止すると、その間の地震の回数は激減し、1964年後半に注入を再開すると地震活動も元に戻った[14]。
この事から注水と地震の関係が認められたため、1970年代にUSGSではデンバーから約300km西のRangely油田で同様の観測を行い、それまで一日50回以上あった地震が注水を停止すると一日10回以下になり注水と地震の関係が再確認された。その後1990年代には土壌塩分管理の為大量の水が注入されていた[15]Paradox Valleyで同様な地下注入による地震が観測された[3]。
(私見)
今回の胆振東部地震は石田昭先生が以前から予測されていた様に苫小牧CCS実証実験との関連が深いだろうと私も思います。注入された量と日時と周辺の地震データを突き合わせると何かわかるのではないかと思うわけです。このCCS実証実験は千葉でも計画されているそうです。さて、、、地震の専門家はどう考えるのでしょうか?