サン・さん 倶楽部

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メークロン市場

2014-01-28 23:17:25 | tonbo

バンコクでは13日から主要交差点の封鎖が続いていて、先週は非常事態宣言が出されてしまいました。反政府集団は相変わらず交差点に居座っていますが、それを除けば人々の日常はあまり変わっていません。私たちも封鎖されている交差点に近づかないようにしてはいますが、それ以外は例年と変わらぬ生活ができています。ただ2月2日に行われる予定の選挙に向けて対立が激化するのではと懸念しています。

さて先週末メークロン市場というところに行ってきました。テレビや雑誌にもよく取り上げられる市場でご存じのかたも多いと思います。私も以前から行ってみたいと思っていましたが、バンコクからはちょっと不便な場所にあるため、今まで行けなかった~今回やっと行くことができました。

 

メークロンという街はバンコクの南西70キロにあり、駅と市場が一体化していることで有名です。市場は線路に沿って200m余りも並んでいて、露店の屋根(テント状のもの)は線路に覆いかぶさっています。商品は線路ギリギリに並べられていて、買物客も線路の上を歩いて買物をします。廃線ではありません!現役の線路です!ですので列車が通過するときはそれらをパタパタと片付け、列車が通貨した途端また元通りにして商売するということを繰り返しています。タイ語では「傘をたたむ市場」という別名が付いているそうです。現在は列車の通過は1日3往復(6回)です。

 

 

 

歩いている人の足元にレールが見えます     露天の屋根がレールに覆いかぶさっています

 

 

メークロン駅                       レールに沿って置かれた商品

 

使用されている列車は日本製で、トイレは下が見える例の旧式のヤツです。この先はあまり想像したくありませんが、こんな近くに野菜や果物を置いても大丈夫?・・・やっぱりマイペンライ?

 

 

市場を通過する列車の先頭から撮った写真です    傘をたたむように屋根が片付けられました

 

話が前後しますが、ここからはメークロン市場へ行く道程です。バンコクからメークロンに行くには、ミニバスでピューと行く方法もあるのですが、私たちは敢えて2本の超ローカル路線を乗り継いで行きました。乗ったのはタイ国鉄のメークロン東線とメークロン西線で、しかも東線と西線の間には川があって、そこを渡し船で渡るというものでした。

 

メークロン東線は全長33キロを1時間弱で走り、料金はたったの10バーツ:約33円でした。

 

 

 

東線始発駅の切符売り場         プラットフォームに屋台が並んでいました。

列車が定刻に出発したので、かえって驚きました。タイでは遅れるのが普通です。

 

 

東線の終点に到着             ここも線路に沿って市場が並んでいました。

東線は頻繁に列車が通るので片付けるのも大変です。そのせいかたたみ易いパラソルを使っていました。

 

 

東線の終点は海に近く、駅を出ると海産物の大きな市場があり、大勢の人で賑わっていました。

この人力車はさすがにバンコクでは見られません。渡し船は500mの川幅を3分で渡り、料金は3バーツ:10円でした。

 

 

西線の始発駅  川を渡るとガラリと様子が変わり、あまり人がいなくてひっそりしていました。

西線は1日に3往復しかなく、ここで1時間待つことになりました・・・と思ったら、折り返しの列車が1時間遅れて到着したので、結局2時間待たされました。

 

 

そして西線の終点メークロン駅(市場)に着きました。この写真は駅に入る列車の先頭から撮りました。観光客がとても多いのにビックリしました。みんな列車が来るのを今や遅しと待っていたことでしょう。何しろ1時間遅れましたから。メークロン西線は全長33キロを1時間45分でゆっくり走り、料金はこれまた10バーツ:33円でした。

 

 

車窓にはバンコク郊外の田舎の風景がゆっくり流れて、テーマパークのトロッコにでも乗っているような面白い気分でした。tonbo

 

 

車内の様子 乗り降りする扉はずっと開けたまま走りました。   途中の駅

 

 

車窓風景:塩田(海が近い)      無免許運転?小学4年くらいの男の子 列車の窓からカメラを向けるとニッコリしてくれました。