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日々の出来事 7月14日 フランス革命

2018-07-14 09:49:12 | A,日々の出来事_







  日々の出来事 7月14日 フランス革命







 今日は、フランス革命記念日です。(1789年7月14日)
この記念日は、1789年7月14日、パリ市民が旧体制支配の象徴でもあったバスティーユ牢獄を襲撃し、これが切っ掛けとなりフランス革命が起こったことに由来しています。
 このバスティーユ牢獄は、フランス国王が自由に発行できる“勅命逮捕状”によって捕らえられた、謀反を起こした高官や王政を批判した学者などが収容される牢獄です。
でも、勅命逮捕状は危険視された物すべてについて出されましたので、人間だけでなく“百科全書”のような物も逮捕され収容されています。
 この牢獄は、収容された者の氏名は公表されず、牢獄内でも、“○○号室の囚人”と呼ばれ、名を名乗ることは禁じられていました。
また、護送する時も馬車の窓にはカーテンが掛けられ、出所する時は監獄内でのことは一切喋らないと宣誓させられていますので、市民にとっては?の牢獄でした。
 でも、この牢獄は残虐非道なものではありません。
部屋は、床面積25㎡で天井まで8m、窓は7mの所にあり一応鉄格子は付いていますが外の光は十分入って来ます。
囚人は、牢獄内での服装は自由で、好きな生地、好きなデザインで服をオーダーできます。
また、今まで愛用していた家具を持ち込むこともできました。
 それに、専属のコックや使用人を雇うことも可能で、食事も豪勢、昼食に3皿、夕食に5皿出され、嫌いなものがあれば別のものを特注することができました。
さらに、図書館、遊戯室なども完備されており、監獄内の囚人が病気などになった場合は国王の侍医が診察しました。
このように環境が整っているため、出所期限が来ても出所しなかったり、罪を犯してもいない者が債権者から逃れるために入所したこともあります。
 牢獄に入っていた有名人は、マルキ・ド・サド君、鉄仮面君がいます。
マルキ・ド・サド君は、例のマルキ・ド・サド君です。
鉄仮面君は謎の人物で、ルイ14世の大臣から1669年にピネローロ監獄の監獄長サン・マールに預けられ、この監獄長が自ら世話をしていました。
そして、サン・マールの転任と共にその囚人も移送され、サントマルグリット島を経て、1698年にバスティーユに移送されました。
 当時のバスティーユの看守は、“囚人は常にマスクで顔を覆われ、副監獄長直々に丁重に扱われていた”と記録しています。
囚人は1703年11月に亡くなり、所有物などは全て破棄されました。
この囚人が誰であるかは色々な説がありますが、明確ではありません。







   マルキ・ド・サド

















☆今日の壺々話













   サド君




「 ピシッ、ピシッ、女王様とお言い!
 いじめて、いじめて、あへ、あへ、あへ・・・。
 あ~あ・・・・・。
 もう、一人でサドマゾごっこは飽きたなァ~。
 おい、203号室の囚人!
 俺とサドマゾごっこして、遊ぼうぜ!」
「 てっかめ~ん。」
「 えっ、何だって?」
「 てっかめ~ん。」
「 ・・・・・・・。
 ・・・・・、いや、失礼した。
 じゃ、201号室の囚人!
 俺とサドマゾごっこして、遊ぼうぜ!
 ・・・・・・・・。
 返事が無いな・・・。
 おい、看守、201号室の囚人の返事が無いぞ。
 え、何?
 鎖でグルグル巻きにして、喋れないようにしてあるって・・・・。
 余程、悪いことをした奴だな。
 どんな奴だ?
 え、何?
 世の中のことをすべて知っている四角い顔をした奴・・・。
 ふ~ん・・・・?」

   中村 正のナレーション

『 奥様の名前は“サマンサ”。
 そしてダンナ様の名前は“ダーリン”。
 ごく普通の二人は、ごく普通の恋をし、ごく普通の結婚をしました。
 でもただ一つ違っていたのは“奥様はマゾ”だったのです・・・?』

ピシッ、ピシッ、ピシッ・・・。
もっと、ムチ、ムチ、・・・・。
あ、・・・・・・・。
魔女だったか・・・・。

隣に住んでいた“グラディスさん夫婦のやり取り”は、結構、面白かったなぁ。




















センス




電車のドアのところにある、
『ドアーにご注意ください』
という注意書きが部分的に削り取られ、
『 アー  汗 く さい』
となっていた。
すばらしいセンスだと思った。

あるある、
「NO SMOKING」
が削られて、
「NO SM KING」
になってたのを見たことあるぞ。

俺も、
「エンジンを切って下さい。」
「ニンジンを切って下さい。」
なら見た。



















女王様





宮廷お抱え道化師が女王様の大きなおっぱいに見とれていた。

「 いっぺんしゃぶりつかないことには、何のための人生かわかりゃしない。」

そうつぶやいていると、1人の男が現れた。

「 私に2万5千ルピー払ってくだされば、望みを叶えて差し上げます。」

面白がって道化師は同意する。

「 7日間待って下さい。」

 男はそういうと、7日間だけ効果が続く痒み薬を調合して、干してあった女王のブラジャーに思いっきり振りかけた。
そのブラジャーを着けた女王はおっぱいが痒くて痒くてたまらない。
医者も呼ばれたのだが痒みを止めることはできなかった。
 7日目がやってきた。
男が道化師を連れて王様の前に現れる。

「 王様、女王様の健康がすぐれないとうかがいました。
ここに呪術医を連れて来たのですが、この男の力には想像を越えたものがあります。
患部に口をあてると、その不思議な唾液でいかなる病気でも治癒するのでございます。」

しばらく考え込んだ王様だったが、結局その道化師に治療を頼むことにした。
 道化師は、痒み薬の効力が切れるまで、吸って吸って吸いまくった。
喜んだ道化師を見て、男はすぐに約束の金を要求した。
 しかし道化師は出し渋った。
端から、こうもうまく行くとは思っていなかったからだ。
結局、道化師は金を払わず男を追い払ったのだった。

「 ちくしょうめ!」

男は“金を払わないととんでもないことになるぞ”と3度警告した。
 しかし道化師は全く聞き入れようとしなかった。
ここで、男のとった“とんでもないこと”とは何であろうか?

それは“痒み薬を大量に調合して、王様のパンツに全部ふりかけた”だった。




















SとMの認識




日本では
S→サディスト→可虐性愛→ご主人様
M→マゾヒスト→被虐性愛→奴隷
という認識が一般的だが、歴史の長い諸外国では
S→スレイブ→奴隷
M→マスター→ご主人様
と立場が180度転換する。
SMは精神同士での性交。
痛みが気持ちいい、痛がらせるのが快感ではない。
絶対の信頼感の上で初めてなし得るもの。

と、知り合いの女王様が酒の席で毎回力説してくれるわ。






















ATM




 錦糸町にあった某銀行のキャッシュコーナーでの事です。
8台ぐらいあったATM(現金預払い機)の中に、すごく態度のでかい機械があったんです。
 機械から出るメッセージの「ください」の部分だけ発声されなくて、

「 カードをお入れ!」
「 紙幣をお取り!」
「 通帳をお入れ!」

といった、完全な女王様口調になってました。



















関係ないけど





関係ないけどエロビデオで、M男が踏んでくれとかあれこれ頼んでS女がそれにはむかう素振りも見せずに一々従ってるのって、完全にドMだよね。


SはサービスのSだから

Mは満足のM

Tは寺生まれのT

さあ歌いましょー♪

きーみーがーあー

Yo!

は?

ちよ兄

Ya!

ちよ兄

さざ「礼!」

石尾「岩尾と〜」

near really take

苔飲む

須磨で

糞ワロタ。





















 ダイヤの女王様






ダイヤの女王様

というのはご存知だろうか。

こっくりさんは知っているだろう。

それに似たような感じのヤツ。

これは俺が小学5年生の時、

放課後の話。

生活係という係に所属していた。

俺達生活係は、

生徒が殆ど帰り、静まり返った教室にて

ベルマークの数を数えていた。

係のメンバーは、男は俺1人。

後は、クラスメイトの女の子3人の計4人。

ベルマークを数えながらワイワイおしゃべりをしていた時、

メンバーの1人のA子がこんな事を言い出した。

「ねぇ、ダイヤの女王様って知ってる?」

残りの俺達3人には初耳だった。

「こっくりさんみたいな感じって言ったらわかるかな?」

普段は下校している時間。

生徒も帰り、静まり返った放課後の教室、

なぜかみんなテンションが上がっていた為

興味津々。

やろうやろう!って感じになった。

急いでベルマークを数え終え、

その「ダイヤの女王様」をやる事になった。

やり方は殆どこっくりさんと同じ。

こっくりさんは、

1枚の紙に五十音と数字と「はい」「いいえ」と書く。

上部中央に鳥居。

10円玉にみんなの指を置き、

「こっくりさんこっくりさん、

おいで下さいましたら~~」

みたいな感じだが、

この「ダイヤの女王様」では、

1枚の紙に五十音と数字と「yes」「no」と書く。

鳥居の代わりにダイヤのマーク。

10円玉の代わりに、新品の鉛筆を削り、

削った方を紙に当て、右手で最初の人が握り、

最初の人の手を包むような形で次の人も右手で握る。

次の人も同じ。

最後の人は、鉛筆の上部に

右手のひらを添える。

終わったら、使用した紙をビリビリにして、

鉛筆を二つに折り、

校庭の隅に埋める。

ってな感じのルールだった。

A子が1枚の紙を用意し、

五十音を書き始めた。

新品の鉛筆は俺が用意する事に。

筆箱から、新品の削っていない

バトル鉛筆(昔流行った)を

泣く泣く取り出した。

それを受け取ったメンバーの女の子は、

何の躊躇いも無く鉛筆削りにぶち込んだ。

綺麗に削られたバトル鉛筆を

落ち込みながらも、俺が最初に握った。

それに続く他の2人。

最後に、A子が鉛筆の上部に

右手のひらを添えた。

A子が「始めるよ」と言うと、

俺達は無言で頷いた。

「ダイヤの女王様ダイヤの女王様、

おいで下さいましたら

yesの方までお進みください」

とA子が言うと

驚く事に、yesの方をめがけ鉛筆が動き始めた。

鉛筆はyesのところで動きを止めた。

そこからは、〇〇君の好きな人は?とか、

〇〇君と〇〇ちゃんは両思いか?とか、

女の子らしい質問をしていた。

終始俺は、どうせ誰かが動かしてるんだろ

としか思っていなかった。

A子が、

「K君(俺)も何か質問してみたら?」

と言ってきた。

じゃあ、という事で

俺は照れながらも、

「今俺が好きな人とは両思いになれますか?」

と質問した。

すると、鉛筆が動き出し、

yesのところで動きを止めた。

俺は喜んだのも束の間、

更に鉛筆が動き出した。

「あ・・・す・・・は・・・な・・・

れ・・・は・・・な・・・れ・・・に」

「あすはなれはなれに」

どういう事だろ?と、

皆で話をしていると、

教室の扉が開いた。

「あなた達まだ残ってたの?

早く帰りなさい!」

担任の先生だった。

俺達は慌てて手を離し、

ランドセルを背負い、

使用した紙と鉛筆を持ち

教室を出た。

校舎を出た後、ルール通り

泣く泣く鉛筆を折り、紙をビリビリにし、

校庭の隅に埋めた。

皆に別れを告げ帰路に。

その帰り道、俺はずっと気になっていた。

「あすはなれはなれに」

実は俺は、A子の事が好きだった。

じゃなきゃA子が言い出した

「ダイヤの女王様」の為に、

大事なバトル鉛筆を差し出す訳が無い。

ずっと「あすはなれはなれに」

の事を気にしつつ翌日。

登校して教室に入ると、

何やらいつもより騒がしい。

どうした?と聞くと、

昨日一緒に「ダイヤの女王様」をやった子の1人が、

「A子ちゃんが引っ越したって」

と、泣きながら答えた。

A子は優しくて面倒見が良く、

女子に人気があったが、

運動神経抜群、勉強も出来

容姿端麗という事で、男子にも人気があった。

そんなA子が居なくなった教室は

悲しい空気に包まれていた。

もちろん俺もショックだった。

お別れの言葉を言えなかった。

想いを伝える事が出来なかった。

担任の先生の話によると、

親の仕事の都合という事だったのだが、

A子の親が多額の借金をしていたらしく、

夜逃げという噂もあった。

学校が終わり、

俺は落ち込みながら帰宅した。

ふと、自宅のポストを見ると

そこには可愛らしい封筒が入っていた。

差出人はA子だった。

封筒を開けると便箋が1枚。

手紙の内容は、

「突然でごめん、係の時間がホントに楽しかった、

遠足の時にお菓子交換したよね」

等と、今までの俺との思い出が綴られていた。

そして最後に、

「K君の事が好きだった」と。

俺は「ダイヤの女王様」の事を思い出した。

「あすはなれはなれに」

「明日、離ればなれに」

俺は泣いた。

夕飯も食べずに泣いた。

翌日の放課後、係の時間。

A子抜きのメンバーで

ベルマークを数えていた時だった。

俺は不意に、

「もう一度ダイヤの女王様やろう」

と言うと、

他の2人は快く承諾してくれた。

2人は紙の用意、

俺は何の躊躇いも無く、

新しいバトル鉛筆を削り出した。

俺は聞きたかった。

もう一度A子に再会出来るのか。

準備が出来、俺は右手で鉛筆を握ると、

続いて1人が握り、

最後の1人が右手のひらを添えた。

「ダイヤの女王様ダイヤの女王様、

おいで下さいましたら

yesの方までお進みください」

と俺が言った。

しかし全く動かない。

もう一度言った。

「ダイヤの女王様ダイヤの女王様、

おいで下さいましたら

yesの方までお進みください」

しかし動かない。

何回も繰り返すが、

動く事は無かった。

日を変え人を変え、

何回も試したが

一度も動く事は無かった。

そう、あのときは動いたのに。

真実は、

あれから十数年経った

現在でもわからないまま。

A子とは再会する事は無かった。















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7月13日(金)のつぶやき

2018-07-14 09:31:18 | _HOMEページ_



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