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ゆるキャンから始めたNゲージ その11  大井川鐡道へ取材見学に行く 上

2023年08月05日 | ゆるキャン△

 去る7月26日、静岡県の大井川鐡道へ向かった。26日は掛川で前泊し、27日に金谷へ移動して大井川鐡道本線に乗る計画であった。

 

 26日は新幹線で浜松へ行き、京都造形芸術大学時代の友人と久し振りに会い、昼食をともにした。友人は掛川市に実家があり、天竜浜名湖鉄道の桜木駅が最寄である。それで夕方に掛川駅で別れ、彼が乗っていった上図の列車を見送った。珍しく、ノーマルカラーの車体であったが、このタイプはなぜかまだNゲージ化されていない。

 

 掛川での宿は、いつもの「くれたけイン掛川」を利用し、翌朝は8時過ぎに出発して8時37分発の上図の313系の列車に乗った。この313系も、Nゲージではカトーやモデモから色々出ていて、出来たら身延線の2300番台や3000番台を買ってみようかな、と考えている。

 

 そして8時50分に金谷駅で降りた。

 

 そして大井川鐡道に乗り換えた。今回の大井川鐡道行きは、取材見学が目的であった。最近始めたNゲージをより楽しむにあたり、大井川鐡道をメインにしたイメージでレイアウトや景色を作り、関連の車輌を色々集めて走らせようと考えたので、実際の大井川鐡道の様子や車輌などを再度きちんと見ておこうと思い立った次第である。

 それで、いずれは駅を作ることになるので、ゆるキャンにも登場している金谷駅と千頭駅をとりあえずの対象とした。列車待ちの約20分ほどは、金谷駅の内外をあちこち見て撮影し、Nゲージサイズの1/150スケールで作る場合にどのように再現するか、をイメージしたりした。

 後で知ったのだが、Nゲージの1/150スケールで大井川鐡道の新金谷駅や家山駅などのペーパーキットが販売されていたことがあるという。ジオラマ用のキットとしてシリーズ化される筈だったのが、そのうちに版元が無くなったかして終わってしまっているらしい。その版元でも、金谷駅や千頭駅は対象となっていなかったようで、いくら探しても尋ねても情報が得られなかった。

 いずれにせよ、私のNゲージの大井川鐡道においては、駅は自作となる見込みである。対象としている金谷駅も千頭駅も独自の構造を持った特色ある形状なので、その再現製作はガルパン戦車の自作スクラッチよりも難しいかもしれない。

 

 金谷からの列車は、嬉しいことに我らの近鉄車輌16000系、往年の吉野特急のスターであった。最近に検査を終えて営業運転に復帰したそうで、塗装も一新してピカピカであった。どうやら、廃車および南海6000系への置き換えは、後送りにされたものらしい。

 なにしろこの16000系が、2024年に放送が決まったゆるキャンアニメ第3期に登場して、各務原なでしこが乗って千頭駅に向かうわけである。その聖地巡礼ムーブメントにおいて、この16000系に全国からの巡礼ファンが乗りにやってくることは間違いない。それを見越しての、大井川鐡道さんの16000系続投決定なのだろう、と拝察する。

 

 原作コミック第10巻のカラー表紙裏の目次の下のイラストは、上図のシートに座っている各務原なでしこの図である。アニメ3期放送後の巡礼にて、同じ構図を再現して感動に浸るファンが間違いなく続出する筈である。

 

 この日は千頭駅まで行って往復するので、お得で使いやすい上図の「大井川本線フリーきっぷ」を利用した。大井川本線の普通列車および家山からの代行バスにこれ一枚で乗れるうえ、新金谷駅にて乗り降りも出来る。
 おそらく、アニメ3期放送後は、コラボキャンペーンを展開する筈だから、この切符もゆるキャン仕様になるかもしれない。そうなったら、また乗りに行こう。

 

 新金谷駅で降り、近鉄16000系を見送った。駅を出て行った、と思っていたら戻ってきて側線に入り、そのまま新金谷車両区のほうに回送されていった。

 

 新金谷の車両区では、側線にずらりと止めてある客車を見学した。今回の取材の目的のひとつが、大井川鐡道が保有または預かっている多くの種類の客車を見て把握することであった。

 Nゲージで大井川鐡道を再現して楽しむにあたり、電車や蒸気機関車は殆ど見ていて大体知っているので該当車輌を探して買うことになる。だが、各種各形式あわせて18輌にのぼるという客車はあまり把握しておらず、何を買ったらいいのか見当もつかない。それで、実物を見て勉強することにした。

 

 これはSL急行「かわね路」号用の客車スハフ43である。これはC12形164号機やオハニ36とともに日本ナショナルトラストの所有で、大井川鐡道に預けられており、かつてはC12形164号がけん引した「かわね路」号の1輌であったが、現在もC10形8号機が引く「かわね路」号の1輌となっているようである。

 このスハフ43は、Nゲージではマイクロエースから出ているそうである。大井川鐡道では2輌を預かっているそうなので、Nゲージのほうでも2輌揃えてみようか、と検討している。

 

 

 こちらの客車はオハ47である。オレンジ色の車体はきかんしゃトーマスの列車の客車にあわせて塗られている。Nゲージでもトミックスから同じカラーで「大井川鐵道旧型客車(オレンジ色)セット」として販売されている。特別企画品として「大井川鐵道きかんしゃトーマス号セット」があるが、価格が5万円もするらしいので手が出ない。単品はトミックスの他にカトーからも出ているが、車体色が異なる。

 そういえば、川本氏が「ホッさんはプラモやっとるから、トーマスと客車のセットのプラモを作りゃええやん」と話していたのだが、そういうプラモデルキットがあるらしい。今度探してみよう。

 

 新金谷車両区の奥の車輌群は、新金谷駅ホームから見たほうがよく見えた。右は電気機関車のE10形で、大井川鐡道向けに製造されたといい、車体に大井川鐡道の社章が光っている。これはNゲージでは商品化されていないそうである。

 左は南海から譲渡された6000系である。近鉄の16000系と置き換える予定だったらしいが、16000系の続投により、機関庫横の側線に留置されたままとなっている。この6000系もトミーテックから鉄道コレクションのナンバーで出ているそうであるが、川本氏によれば、南海電鉄のイベントで直売された限定品だったので今ではレアとなって入手困難、であるそうだ。

 南海6000系の後ろに電気機関車らしいのが見えるが、おそらく休車となっているED500形「いぶき」であろう。Nゲージではトミックスの「大井川鐵道きかんしゃトーマス号セット」に特別限定品として含まれているという。鉄道コレクションの扱いになっているらしいが、それならばなぜ単品で出さないのだろうか。

 そしてその後ろには見慣れた京阪の3000系テレビカーが見える。私が平成11年に初めて大井川鐡道を利用した時に乗ったのがこの京阪3000系であったが、現在は廃車となって1輌だけが倉庫の代用となっているという。これもNゲージ化されていて、マイクロエースから「大井川鐡道3000系」として出ている。この品は、最近に京都の中古ショップで2000円で売っていたのを見つけて買ったばかりである。

 

 新金谷車両区の転車台付近からは、C10形8号機やトーマス(C11形190号機)のほかに上図の電気機関車のE31形がよく見えた。大井川鐡道には3輌が在籍していて、この日はもう1輌を新金谷駅の南側の側線で見たが、もう1輌は見当たらなかった。機関車庫内にでも入っていたのかもしれない。
 このE31形も、Nゲージでマイクロエースから出ているという。いずれ探して、中古品でもいいから買うことにしよう。

 川本氏によれば、新金谷車両区の東側に大代川側線と呼ばれる長い側線があり、そちらに休車扱いの機関車や客車や貨車、廃車の車輌などが留置されているという。新金谷駅から出て東へ大回りしないと行けない場所にあり、距離も1キロぐらい離れている。また見学に行く楽しみがある、と考えて今回は時間の都合で見送った。  (続く)  

 

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