木更津で整体、カイロで肩こり、腰痛、スポーツ障害の自然療法の専門家が施術するCCRKです

【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

NO 1103身体との会話69

2011-04-27 | カイロプラクティック
AM受講生からこんな質門を受けた。患者さんの緊張が取れないで、足上げをするとスムーズに足が#2に運べない。どうしてでしょうか?

最初は誰も出くわす身体反応である。#1から#2に上げる時にスムーズにいかず、ギコギコした固い動きをする。原因はいろいろあるが、まず一番目に患者がリラックスしていない。緊張のあまりに固くなる。この緊張は患者さん自信に問題があることがあるが、術者が緊張していると患者さんも緊張する。

こんなときはしばらく世間話をするとか、深呼吸をしてもらって緊張を解きほぐす工夫が必要だ。ただ腹臥位で30秒くらいいるだけでリラクスすることもある。このあたりは臨床経験を積んでいくとわかる。

さて、次に多いのが神経関節機能障害が影響している関係でスムーズな#2に挙げられないことである。基本的には患者さんの身体の緊張のまま基準を明確に定めてブレないように進めていけばいいのだが・・・初めて間もない術者には難しいかもしれない。

通常は、下肢から順次上に行くごとに矯正をして行くうちに緊張も取れて、楽に上げることができるようになってくるのだが。例えば、下肢、骨盤をに神経関節機能障害があって、順次クリアしても腰椎も固いといった場合には、下肢、骨盤にはこの緊張を強いている神経関節機能障害は関与していないと判断してよい。

もし、L4に下肢が反応して矯正したら、その後はスムーズに足上げができるようになった。この場合は足上げの緊張はL4の神経関節機能障害が原因であることが明らかになる。そのような形で順次、ベーシックを行っていく。

ベーシックを終わっても緊張が取れず、下肢の挙上がスムーズにいかない場合は、アドバンス#3、#4、#5を脊椎レベルのセグメントで行ってみる。大方はベーシック、アドバンスでクリアできるはずである。それでも改善しない場合は中枢系の障害か、ベーシック、アドアバンスの見逃しがあると思っていい。

アドバンスをできない方というより、やらない方がいる。もちろんセミナーを受講していなければ使えないが、セミナーに受講している方でも、アドバンスを使わない方がいる。理由はあるみたいだが、ベーシックで改善できないことがあることも忘れてはならない。

以前にも書いたことがあるが、ベーシックの役割はクラスの全員に連絡をするような事である。そして、アドバンスは、クラス全員に連絡したが中には、1人2人は先生の話を聞かずにおしゃべりをしている生徒もいる。この先生の話を効いていない生徒に、再度、肩を叩いて話を聞かせるようなものである。

クラス全員の生徒が先生の話を聞いているとは限らない。そんな時のは生徒の肩を叩いて、丁寧に話を聞かせることも必要になる。それがベーシックである。アドバンす、ベーシックをきちっとクリアできていれば下肢長の緊張は取れる。

げんこつ




URLの変更のお知らせ

2011-04-20 | カイロプラクティック
カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・kのURLが変更されました。

新しいURLはhttp://kisarazu-chiro.com/です。

リンクされている方は、ご面倒でも変更されてください。

よろしくお願いします。

CCRK

NO 1102身体との会話68

2011-04-18 | カイロプラクティック
先週末はニューロパターンセラピー(PCRT)研究会だった。25回目を迎えて、このPCRTもかなり成熟してきた感じがする。当初から参加させて頂いているが、15回くらいまではかなりボリュームがあり、頭いっぱいで消化不良も否めないところがあったが、15回目を過ぎた頃より、かなりスリムになり治療法もシンプルになった。

このシンプルは、ただ単に手抜きでのシンプルではない。PCRTを考案していく間に使えるものと、使えないものとを振り分けた結果と言うより、より使いやすさと結果が出る効果的な手法を考案したと言っていいだろう。エネルギー的な治療は科学的に検証しようとしても、わからないことがことが多い。

この科学的な検証をとっていかないと社会的には否定されることがおおい。しかし、臨床で使えることは社会的に否定されても患者社会では喜ばれる。この事実は大切なことであり、臨床家としては励みになる。常に向上心をくすぐる材料である。

PCRTの臨床効果を科学的に検証しようとしても難しい。しかし、理論的にもかなり体系付けされてきた。最近の脳科学の研究が進み、脳のなかを電気的にみることができるようになった。すなわち「こころ」を電気的にみることができ、特に「こころ」と「神経」の関係が明確になってきた。

こんな研究がある。感情を脳の周波数でみて、ロボットに感情を表現してもらう実験である。さらに、ロボットとじゃんけんをして人間が次に出す、グー、チョキ、パーを当てる実験である。いずれも周波数を利用している。怒り、喜び、悲しみを脳の周波数を読み取り再現できる。

グーチョキパーの周波数を予め計測しておき、ロボットは人間の次に出すグーチョキパーを見事に予測してあてることができる。これらは、周波数すなわち振動である。すでに感情や思考の固有振動がわかるようになっているのである。五感情報は全て振動情報である。この振動情報を利用しているのがPCRTである。ここまで五感情報が周波数で見ることができるとPCRTも五感情報との関係で成り立っていることが体系付けできる。

今回の研究会に参加された先生で、構造学的からの転機を考えている先生にはしっかりと、押えて欲しいところである。すでにエネルギー関係の治療をされている先生方には不思議では内方だろうが、今回始めて参加された先生には不思議な世界に写ったに違いない。

しかし、本来は治療は人間(心を持った)を見るのであって症状を見るのではない。もちろん緊急性要する外科的な治療は西洋医学の分野である。われわれの立ち入る分野ではない。この住み分けをしっかり守らなければ共存はできない。勘違いをするべきではない。

今は不思議な世界かもしれないが回数を重ねて参加することで、臨床効果が高まってくると、不思議でもなんでもなく、これが人間(心を持った)を見るということだと、当たり前になるときがくる。

拳骨

NO 1101身体との会話67

2011-04-11 | カイロプラクティック
神経の反射反応を引き出す作業なわけだから、身体に刺激を加えなければならない。AMの場合は、アイソレーションT、ストレスT,プレッシャーTである。この作業を能動的、他動的に行い身体の受容器に刺激を加える。この作業ができる人とできない人がいる。

ここで注意しなければいけないのが、刺激を加える場所と方向性である。場所はコンタクトポイント(CP)である。方向性はラインオブドライブ(LOD)、このCPとLODがうまくできないと目的である神経反射を引き出すことがうまくいかないことが多い。

CPは解剖をしっかり学ぶしかない。また、学問上の解剖を知識はもちろん臨床的に、患者さんの体型や年齢などを考慮しし、さらに触診が大切である。触診ができないとどこにコンタクトいるのかわからない。CPにコンタクトする前に、皮膚の遊び(プッシュプル)をしっかりとることが必要である。

皮膚の遊びを取れるか、取れないかでCPの位置がずれて正確なCPがずれて目的とするCPにコンタクトできない。プッシュプルはマニュアルでアジャストするときとは少し違う。このやり方はセミナー時に質問して頂ければ紹介する。CPがうまく取れたら今度はLODである。

LODの決定も、教科書的に覚えてもあまり効果的ではない。教科書はあくまでも基本であり、すべての患者さんに適応するものではない。やはり、患者さんの年齢、体型などを考慮して決定する。教科書的には右上と記載してあるが、すべての患者さんに対して右上は当てはまるかもしれないが、右上30度も45度85度も右上である。体型などを考慮して、その患者さんの右上を決定することがポイントである。

最初は、CPの取り方は、やはり一つ一つの椎骨のレベルの触診をしっかりできるように練習するしかない。ランドマークがあるが、最初は椎骨の確認から行ったほうが間違いない。LODもこの方向だと決定したら矯正し、そこで終わりにせず、ストレス、プレッシャーをして再確認しよう。再確認して反応が消えて入れえばCP、LODが間違いでないということになる。

再確認して反応が消えていなっければCPあるいはLODが正しくなかっということである。再度、検査をしてさい矯正する。とにかく手間を惜しまず、ストレスプレっやーを何回も繰り返し確認して進めていくことである。


拳骨


NO 1100身体との会話66

2011-04-05 | カイロプラクティック
前回の話を実践したかな? いきなり感じることは難しいので、頭で考えず体で覚えるしかない。体育会系出身の先生であればわかると思う。もっとも平成生まれの先生には体験がないかもしれないが。昔の体育会系は頭で覚えようとすると怒られた。「バカヤロー! 頭で覚えられないのだから、体覚えろ!!」こんな感じである。

音符は学問で覚える。音色は学問で覚えられない。音色は感性で感じるものである。臨床も音色と同じで感性で感じ取ることがが大切である。したがって体で体得するしかない。体で患者の体の変化を読み取る。それしかない。もちろん特別な人だけができるのではなくて、誰でもできる。体で覚えるのは特殊な能力ではなく、誰でも備わっている本能である。

人間が人間らしく生きるために新皮質が発達したが、本来の本能はもちろん備わっている。あまりにも人間らしさを求めるあまりに、本能を忘れてしまったようだ。しかし、我々の生活や生命時のためには本能が99%活動している。ようは、本脳によって生かされちるのである。では本能のまま生きるのが良いのかというとそうでもない。

秩序がなくなっています。そこで理性がはたらいて本能と理性の葛藤が始まる。どちが勝つかで犯罪者になるか、ならないかがみまる。これがストレスになる。このストレスが神経系の乱れを作り、そ結果、自律神経の障害や筋骨格系の障害を影響を与える。この神経系の乱れを読み取るのがAMの下肢長の変化である。


さて、身体に何らかの刺激を加えると身体(筋肉)は、緊張する。この緊張こそが神経の緊張である。たぶんエネルギー過剰の状態になっているのではないかと思える。例えば、胸腰移行部(T12)あたりの内在筋が緊張している状態では、この部位の内在筋の過剰な神経エネルギーがきている。さらに、T12のアイソレーションTでファシリテーションを促すことで神経エネルギーは超過剰になり、T12の内在筋に過剰な緊張を強いて下肢長の左右差に現れると推測できる。

このときに下肢の左右さがわからなくてもいいのである。このときの筋肉の緊張、すなわち身体の過剰な緊張が術者の手から伝わって五感に響けばOKである。これが神経の緊張である。それを客観的に評価するのが下肢長変化である。ここまで感じることが出来れば、下肢長の左右差を読み取るのはさほど難しいものではない。ここまでの身体、すなわち神経系の変化を感じ取る前に下肢長のへ変化を読み取ることにこだわってしまうと混乱して、先に進まない。先ずはここまでを第一段階として進んでもらいたい。

第2段階は、下肢長の左右さをみるために何が必要か? 特別な能力は必要ない。誰も客観的にみることができるのでAMは世界の多くのカイロプラクターに愛用されている。必要なものをあげることより、何が足りないかをあげたほうがいい。受講生を見ていると、左右さを未来分けることに集中しすぎて神経の変化を見逃して、左右さまで打ち消して底なし沼にハマったようにもがいている方が多い。次回は、そのような方が何が足りないかをあげてみる。

げんこつ