源ザの独り言日記

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こぶしや木蓮など花盛り、学生に占領される学習室/東北大震災10年に諸外国からのメッセージ

2021-03-11 22:15:31 | Weblog
微風快晴の庭に矢車草や金魚草など春の花が咲き誇り、周辺宅の庭にこぶしや木蓮の花が満開になっていて春爛漫の季節となった。ところで、午前のまなびいプラザは何時も早めに入館するので自由にテーブルが選べるが30分もすると学生さんたちに占領される。午後の学習室は2室ともほぼ満席。今週は1席退席した後に入室していたのでラッキー。お陰様で羽太雄平著「峠越え(下)」を読み終えた。今日は東日本大震災(2011年3月11日)から10年、2万2200人を超す死者(1万5899人)・行方不明を(2526人)出している。震災関連死は3775人に上る。今も4万1241人が避難生活を送り、東京電力福島第一原発事故が起きた福島は、避難指示が解除されない地域がある。千葉県も死者22人、行方不明2人、負傷者は270人(重症32人)を出している。特に65歳以上の人の被害が9割という。建物の被害は全壊807軒、半壊1万311棟、一部損壊2万7443棟という。千葉県では太平洋側の九十九里浜の旭市飯岡海岸で最大7.6mの津波に襲われ、最も被害が大きく死者は14人(関連死含む)だ。地震は午後2時46分に発生し、当方は民児協の定例会に出席していて経験のない強い地震に全員テーブルの下に身を隠していたことを思い出す。すぐ解散となり、その足で孫娘2人通う小学校に迎えに行くと児童は全員校庭で保護者の迎えを待っていて、先生が保護者を確認して引き取らせていた。孫たちを連れ帰り、ばばに預けて部屋を見て回ると南西の部屋だけがテレビをはじめあらゆる物が散乱していて驚かされた。一段落して高齢者宅の安否訪問を夜までかかったが全員無事を確認した。当地区は大きな被害がなかったので、その後の生活は余り変わらないが、先週来の各紙新聞の特集によると現地では人々の暮らしが大変革し、今だ気持ちの整理ができない人々が多いという。震災1年後2回ほど福島小名浜周辺地域を訪れたが自然の猛威になすことなく呆然と佇んでが、今は当時の悲惨な光景は片づいたと思っているのだが。各国から日本人の復興に対する賛辞が寄せられているという。
読売新聞編集手帳に宮城県亘理町の高橋ひろみさん(56)が携帯電話を長女のひな乃ちゃん(5歳)渡し、遊ばせていたことを長く忘れていたが約10年を経て思い出した。手にしてみると驚いたことに娘が打ったたどたどしいメッセージが画面にいくつも現れた。「ままだいすき」に始まり「おはなばたけであそぼうね」といったお誘い。「あさごはんわめだまやきでおねがいします」いうお願いもあったという。ひな乃ちゃんは幼稚園の送迎バスが津波にのまれ園児7人とともに亡くなっている。涙なくして読めなかった。
最近、東日本大震災後に誘発が懸念されている「アウターライズ地震」が起きると、30m級の巨大津波が東北沿岸に押し寄せる恐れがあることが徳島大などの調査で分かった。日本海溝沿いで30本以上の断層を発見し、最大でマグネチュード(M)8.7の地震が起きる可能性があることを突き止めた。地震の切迫度は不明だが、調査チームは警戒を呼び掛けている。アウターライズ地震は、陸から見て海溝のすぐ外側(アウター)で、海底が隆起(ライズ)している場所で起きる地震のこと。海洋プレート(岩板)の内部の浅い場所で引っ張る力が働き、断層が上下方向にずれて海底が大きく動くため津波が巨大化しやすい。(サンケイ)

<東北大震災10年に諸外国からのメッセージ>
仏・マムロン大統領は11日、東北大震災10年にあわせてビデオメッセージを発表した。被災地を復興させる努力をたたえ、「日本国民の皆さんの抵抗する力、復元する力に敬意を表する」と述べた。同氏は、被災地の映像が「フランスや世界中の人と同じように、私は荒れ狂う自然の驚異を思い知らされた。この悲劇に原発事故が追い打ちをかけた」と発言。フランスでは、被災者のための支援の輪が広がったと振り返った。被災地復興への日本人の努力は、新型コロナウイルスと闘う力を与えてくれたと強調し、日本語で「みなさんと一緒に、未来を」と締めくくった。メッセージは、在日フランス大使館がウェブサイトで公開している。(ヨミウリ)