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歯の表面にフッ素を塗布することで虫歯になりにくくなります。

2018-03-13 14:55:59 | 日記
予防歯科とは、定期検診、PMTC、フッ素塗布、ブラッシング指導などを主とした歯の病気を予防するための治療です。以下にその詳細をご紹介していますので、どうぞご参照ください。治療が終わって理想的な口腔環境を獲得しても管理がおろそかになると良好な状態をキープできません。

口腔内の健康獲得とその維持のために行うクリーニングをPMTCといいます。普段のブラッシング状況なども考慮し、その方に合ったクリーニングを行います。磨き残しがあるとお口の中の細菌は、プラーク(歯垢)の固まりと、バイオフィルム(膜)でぬめりなどを作ってしまいます。そのぬめりはご自宅でのブラッシングだけでは除去できません。そこで歯科衛生士の施術によってみがき残しをなくし歯の表面を研磨することにより、バイオフィルムが再付着しにくい環境に整えます。
ニッケルチタンファイル
フッ素塗布
歯の表面にフッ素を塗布することで虫歯になりにくくなります。人間の歯の表面はエナメル質(ハイドロキシアパタイト)という半透明な硬い組織でおおわれていますが、虫歯になると溶けてしまうのです。フッ素を歯の表面に塗布することで、エナメル質をフルオロアパタイトという溶けにくい物質に変えることが可能になります。

ブラッシング
虫歯・歯周病予防で大切なことはプラークコントロールです。プラーク(歯垢)とは細菌の固まりのことですが、それをなくす鍵となるのがブラッシングです。ブラッシングは毎日行いましょう。重要性への理解を深めることが大事です。歯並びや生活習慣は個人によって異なります。一人一人に合ったみがき方を身につけていただき、大切な歯を守り、お口の健康を維持してゆきましょう。
歯科プライヤー
予防の大切さ
予防の重要性が強くアピールされるようになったのには理由があります。予防歯科先進国である北欧スウェーデンの調査では、国民の約9割が歯科の定期検診を受けており、70歳時点の平均残存歯数が20本でした。一方、定期検診の受診率が2%と低い日本では、70歳時点での平均残存歯数は8本。この衝撃的な結果はデンタルケアに対する意識の違い、習慣の違いがあるからと言わざるをえません。そこで注目を集めているのがスウェーデン式予防法。今からでも予防ケアを行うことで、口腔内環境の悪化を防いで健康を保つことができます。

北欧の国スウェーデンは、「予防歯科」先進国として知られています。

2018-03-13 14:19:28 | 日記
そんなスウェーデンも、かつては、多くの人がむし歯や歯周病で歯を失っていました。その状況を重く見たスウェーデン政府は、1970年代に「予防歯科」を国家的な一大プロジェクトとしてスタートさせました。効果は絶大で、現在のスウェーデンは、世界で最も歯科疾患が少ない国と言われています。
歯科材料
調査でわかった日本とスウェーデンの違い
スウェーデンが「予防歯科」先進国と言われる背景に、国家の積極的な取り組みがあることは間違いありませんが、それだけではありません。過去の統計資料と、ライオン株式会社が2013年12月に実施した調査から、日本とスウェーデンの違いがはっきりわかります。その発見から、私たちがスウェーデンから学ぶことは実に多いのです。

歯科医院での予防ケアが将来の歯の健康にかかわります
虫歯になってから治療するよりも、虫歯になることを未然に防ぐことができれば、お口のダメージをより少なくすることができます。日々のブラッシングはもっとも重要な予防ケアですが、定期検診により歯の状態を確認し、長期間にわたり健康な歯の状態を維持できるように処置を行う予防歯科を徹底することも大切です。
ハンドピース
虫歯治療は「負の連鎖」ともいえます
年齢を重ねるほど健康な歯の数は少なくなります。80歳以上の日本人の平均残存数は8本であり、80歳以上の高齢者は2人に1人が総入れ歯を使っているという調査報告もあります。このように多くの高齢者が総入れ歯になる理由の1つとして考えられるのは、日本の保険適用による虫歯治療のあり方が原因なのではないでしょうか。

現在の日本は「歯医者=削って治す」というイメージが定着しきっていますが、本来歯科医師の使命は「削らずに済む歯科治療」を実現させることだと確信しております。

日本人のお口には、治療した虫歯が再発し、周囲の歯に感染するという「負の連鎖」が起きています。ご自身の歯をできるだけ長く健康な状態に保つためには、定期検診をきちんと受けて虫歯や歯周病を予防することが大切です。そして虫歯などの病気にかかってしまった場合も早期発見・早期治療を心がけましょう。