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満月と黒猫日記

わたくし黒猫ブランカのデカダン酔いしれた暮らしぶりのレポートです。白い壁に「墜天使」って書いたり書かなかったり。

お風呂に特攻します

2006-10-19 22:36:14 | 雑記

皆様ごきげんよう。相変わらず喉が痛いのが治らず、自分の不甲斐ない身体がいっそ腹立たしい黒猫でございますよ。もう何だよこれ。誰の責任?(自分じゃね?)
もう誰かどうにかして、神様たすけて、ということで、マカオの教会で撮影した聖人か何かを載せときます(うろ覚えな時点でもう駄目だろ)。

「風邪の時は頭を濡らすな」とかみんなが言うので、昨日はお風呂に入らなかったんですが、たくさん汗もかいたというのに今日も入らないのは我ながら気持ち悪いし、このまま明日外に出たら通勤電車で隣り合う人々にも不快な思いをさせること請け合いなので、今からお風呂に入ってきます。十分温まって出たら速攻髪を乾かし、今日買った新しい薬「のどぬーるガラゴック」を服用してホットワイン飲んで寝ようと思います。

「のどぬーるガラゴック」ですが、ドリンク剤なんですがガラガラしてからゴックンするんですって。・・・どうだろう、それ。び、微妙じゃない・・・?いいのかそれ。
でもわたしの症状は喉の痛みだけなので、これさえ治ればいいのです。効くかなあ。いや、効いてくれないと困る。ついでに呪文でも唱えとこう。ホイミ!ホイミ!(気前よくベホマを使えない小市民)


そんな中、未だにひとりエウレカセブンまつりは続行中です。昨日今日で漫画単行本3巻まで買っちゃったよ。漫画も面白いよエウレカ。でもアニメとかなりストーリー違いますね。違うけど大きな流れは同じ。展開が早くて3巻でもうあんなことに。ビックリです。このまま漫画を先に読んじゃうとアニメに追いついちゃうかも。それも微妙だな。
ちなみにどうやら小説もあるらしいよエウレカ。そればかりかゲームもあるんだってよエウレカ・・・!わあもうどうしよう(笑)。
とりあえず明日は漫画の残りを買ってDVDの残りを借りてきますよ。多分あと3巻。DVD、貸し出し中じゃなきゃいいなあ。
・・・こういうことする元気だけはある。それが俺流(もう黙れ)。


とりあえず今からお風呂に入ってきます!

ところで風邪薬とワインは前後して飲んでも大丈夫だよね・・・?

やや復調

2006-10-19 01:59:58 | 雑記

皆様ごきげんよう。黒っぽい猫、略して黒猫でございます(そうだったの?)。

相変わらず喉が痛いですコンチキショウ。
というわけで今日は無謀なことはやめておこうと思い、ジムはお休みしてさっさと帰って寝ました。ちょっと目が覚めたので日記書いてます。
普段ならこの時間まで平気で起きてるよな、と思うと、やっぱりちょっと寝不足だったのかなと反省・・・。完全に回復したらもうちょっと体調管理に気をつけつつ、もっと基礎体力をつけようと思います。

しかし今回は喉が痛いだけで熱も鼻水もなかったのが不思議です。でも喉だけは通常の三倍くらい痛かった。龍角散のど飴(袋)が二日でなくなりそうな勢いです。
しょうがないので香港でガイドのマイクの口車に乗せられて買ったシンガポールオイルとやらをリンパ腺のあたりに塗ってみたところ、スースーしてけっこういいです。マイク、アンタ間違ってなかったよ・・・。香港なのにシンガポールオイルとはこはいかに、と思ったけど。

喉が痛いのでものを飲み込むのが辛いんですが、食欲は衰えるどころか増すばかり(笑)。

食欲>ものを飲み込む辛さ

という状態なのでしょう。むしろいつもに増してなんでも食べるよ!!(笑)


こんな調子なので、SSが全然進みません。実はハロウィンネタのSSをやろうかなと思っているんですが、この調子じゃあハロウィンに間に合うかどうか。それ以前にマカオをネタにしたSSもあるし・・・こっちは八割くらいはできているつもりなんですが。

地球のみんな、オラに元気を分けてくれ!(悟空か)


むかむか

2006-10-18 06:36:16 | 雑記

皆様おはようございます。
昨日、ジムも休んでさっさと帰り、ご飯を食べて薬を飲んで9時過ぎに寝た(わたしにしちゃあ未曾有の事態)というのに、なんかよくなったどころかむしろ喉の痛みが悪化しております黒猫でございます。むかむか。何だこれどういうこった。解せません。おかげでデスノートも見逃してしまいましたよ。あーん、ワタリ・・・!(そこか)

しかし喉が痛いだけで熱はない・・・と思うので、今日も普通に会社に行きます。ていうか今日エアロビクス出てもいい?(笑)

なんでしょう、抵抗力が落ちてるんでしょうか。まったくもう。お呼びじゃないよ、風邪め。

とりあえず、のどぬーるスプレーと龍角散のど飴を持参して頑張ります~。


流されない。それが俺流。

2006-10-17 00:24:29 | 雑記

皆様ごきげんよう。決して流行に流されず、いつでも俺流を貫くあまり、別に流行ってないというのに率先して風邪気味な黒猫でございますよ。ある意味流行を先取りです。まさに俺流(そうか?)。にもかかわらず今日もアクティブヨガに出たのは我ながら馬鹿なのか偉いのかよくわかりません(笑)。だって今月はもう今日しかなかったんだもの・・・。

そんなわけで今日は家に帰ったらワイン飲んで寝ようと、そればかり思いながらヨガやってきました(まず風邪薬飲めば?)。
わたしはワンシーズンに一回しか風邪をひかないと決めていますので、これは完全な風邪に移行する前にさっさと寝て治し、未遂で終わらせようと思っております。これしきで風邪ひいてたら、冬越せないよ、マジで。


なので今日はゲームもやめとこう。
今、「レガイア デュエルサーガ」というRPGをやっています。もう既にLV53とかなので、後半かな・・・?目新しい要素はないですが、結構面白いです。操れるキャラが結構みんなお気に入り。特にカザンという格闘オヤジ。わたしの中の真なるオヤジ好きの紋章が発動します(笑)。技の名前が「戦乱漢華」とか、一歩間違えると暴走族的ですが。
主人公はまあ標準的な主人公なんですが、女だてらに海賊船の船長の姐さんシャロンとか、やたら可憐な感じの女の子マヤとか、もうツボ(笑)。

この調子で行くと、年内に幻水5を始められるかな?・・・え?流行に乗らないにも程があるって?
いいのさ、それが俺流だから。(黙れ)




『どちらかが彼女を殺した』

2006-10-16 01:44:48 | 

皆様ごきげんよう。日々を薄ぼんやり生きているせいか、知らないうちに発売を心待ちにしていた本が既に出ていることに気づいて自分の頭を壁に打ちつけようと思ったものの、それで得るところは何一つないことに気づいて思い止まった黒猫でございますよ(長い)。

ま、その本は明日買うことにして、今日は久々に本の感想です。

『どちらかが彼女を殺した』(東野圭吾著、講談社ノベルス)

二十代後半のOL、和泉園子は、恋人だった佃潤一を親友の弓場佳代子に紹介し、ふたりに裏切られる。潤一は佳代子を好きになったので、別れて欲しいと言うのだ。
地方出身な上内向的な性格の園子は佳代子以外に特に親しい友人もなく、故郷の愛知県で警官をしている兄の康正に電話で「信じていた相手に裏切られた」と名前を伏せて話す。
翌日帰れたら愛知に帰る、と言っていた園子から、三日経っても何の音沙汰もないのを心配して上京した康正は、部屋のベッドで死んでいる妹を発見する。
電気毛布のコードとタイマーを利用して感電死していた園子は、一見すると自殺にしか見えなかったが、警官である康正は現場に残されたいくつかの痕跡からこれは他殺に違いないと断定。証拠の品をいくつか採取し、それを警察には話さないまま、康正は園子を殺したと思われる容疑者を元恋人の佃潤一か親友の弓場佳代子のふたりに断定。康正同様園子の死を他殺と思っている刑事、加賀の妨害とも説得ともつかぬ言動も聞き流し、康正はふたりを追い詰めるが・・・?

というようなお話。

先日観た映画「手紙」が面白かったので、原作を図書館で取り寄せたんですが、ついでによくネット上で「結局犯人はどっちなのか」と話題になっているようだったので、同じ作者のこの作品も取り寄せてみました。タイトルがズバリなので、どちらかが犯人であることには間違いないのですが・・・。

うん、わかんないね☆

だってそこに至るまではちゃんと固有名詞で描写されているのに、大事なところの描写だけ「犯人が」「犯人ではないほうが」ってなってるんだもん・・・わっかんないよーこれ。
すっきりしないので、「『どちらかが~』 ネタバレ」で検索して、解説サイト様を読んでようやく犯人がわかりました。3回くらい問題箇所を読み直したけど。
わたしはノベルス版で読んだんですが、ハードカバーの時?は巻末に「推理の手引き」なるものがついていたそうで。それを見ればもしかしたらわかったのかもしれませんが。・・・イヤ、わかんないだろうなあ。わたし鈍いから(笑)。

わたしはあまりミステリを読むほうではないんですが、なんかこういう、密室とかアリバイとかが出てくるものを読むと「そんなに手間暇かけるほどまでに殺したいってどういう心境だよ」と思ってしまいます。わたしだったら途中で面倒になって断念すると思う(笑)。その後も何食わぬ顔して驚いたり嘆いたりしてみせなきゃいけないわけでしょ?相当の胆力が要るよ。
まあ、ミステリって謎を解くことに楽しみがあるんでしょうけど。

京極夏彦の『邪魅の雫』もようやく読み終えたので(感想は近日中に)、明日からは『手紙』を読みますよー。電車の中で泣いてたらごめんなさい(笑)。

聞いてないよ~

2006-10-15 02:51:16 | 雑記

皆様ごきげんよう。昨日あまりにがっつり寝たので、今日はまだまだ眠気すらない黒猫でございます。もともと夜行性だもんよ(なんだその態度)。


ところで、今「そろそろダイバスターかな?」と思いフジテレビを見てみたんですが、なんか全然違う番組がやっていました。「アレ今日も休みかよオイィィィ!」と銀魂風にツッコミつつ、TV欄を見たらもともと放送予定がないようで。やっぱ休みなのかよコノヤローあとで反省会な、と思いつつ、一応公式サイトを見てみたところ。

ダイバスターの放送が土曜日から木曜日に変わりました。

と。

何ィ!?(これはキャプテン翼風)

聞いてないよーーーーー、マジでさァ。ホントに。
先週も「24」で潰れたはずなので、多分次回10/19ってのが曜日が変わって初、となる・・・んですよね博士!?見逃してたら泣くぅ。
あー、でも木曜じゃおいそれと起きて見てられませんね。土曜ならどんなに遅くなっても翌日休みなのに・・・。なんだろ、何の陰謀だろ。スポンサーの関係・・・?
次回の放送で「突然放送日が変わって、きっと視聴者も戸惑ってるんじゃ・・・」「馬鹿もーーん!」という流れがあるってことに100パタカ(マカオの通貨単位。100パタカは約1400円)。

あーあ、楽しみにしてたのになぁ。
しょうがないので先日見切れなかった分、続きをTS○TAYAで借りてきた「エウレカセブン」でも見ようと思います。ちぇっ。

こんな犬だったかい・・・?

2006-10-14 23:54:20 | 雑記

皆様ごきげんよう。最近家に帰っちゃ 
へろへろ→うぐーうぐー→ワインでチャージ→気がついたら朝だった という悪循環を繰り返しております黒猫でございます。よい子のみんなは真似しないでネ☆(しないよ)

・・・そんなことをしていたもんで、書きたかったけどやや旬を逃したことを・・・今更ですが書いても?(いいのですか?)
あ、駄目って言われても書きます(笑)


わたしはあまりスポーツ観戦に興味がないんですが、友達ですごく好きな人がいるんです。会社の人なんですが、よく話題を振ってくれるのでスポーツの話題はその人から学習するようにしている今日この頃なわけですが。

先日、「サッカーアジアカップ予選、オシムジャパンは今度インドとやるよ」と教えて頂きました。インドですとな!?(※黒猫はインド好き)でもインドでサッカー!?・・・聞いたことない、と思い、インドは強いのかと訊くと「ジーコジャパンのときは5-0で日本が勝ったよ」と。・・・そらそうだよねえ、ただでさえ暑いのに、誰が好き好んで45分走り回るだろう・・・というのは冗談ですが(笑)お世辞にもサッカーが盛んじゃないことは事実。多分運動神経のいい人は皆カバディ(インドの国技、オリンピック種目でもある)に行くんでしょう(そうだろうか)。

ともあれ、「まあまず勝てる試合」と目されているらしい試合、わたしは10時過ぎに帰宅し、前半の最後のほうと後半の初めのほうだけ観ました。・・・やっぱりインドはあまり強くない模様。それに加え、どちらの陣営の選手も暑さのせいか動きが鈍い。・・・うーん、こんなもんか、と思い、最後まで観ないままチャンネルを変えてしまいました。

が。

翌朝のニュースを見て大後悔。

「“珍事”続出のインド戦 犬の乱入に2度の停電で中断」

何そのあまりにカオスな展開。

最後まで観ときゃよかった・・・!
一度目の停電は見てたんですけどねー。ああ、停電なんていかにもインド的ィ、と思っていたら、さらにもう一度、そして犬。しかもその犬の何というか得意げで足取りの軽そうな様子ったらもう。(上記リンク先参照)思わずマカオで見たドッグレースを思い出してしまいました。今日の画像はドッグレースの犬です(笑)。心なしか似ていなくもないような。もうさ、あの犬はマカオに行ってドッグレースに出るといい。そんで印度疾風とかそんな名前をつけてもらうといい(※マカオの競争犬たちは皆四文字の漢字で名前がつけられていました)。


・・・サッカーとインドを真面目に愛している方にはムカっとくる内容で申し訳ありません。頑張れオシムジャパン!(笑)



更新しました☆

2006-10-14 23:33:14 | サイト関係

皆様ごきげんよう。今週やたら疲れて二日続けて気がついたら寝ていた黒猫でございますよ☆(どうなのそれ)
イヤ、ピラテスってさあ、翌日来るんだよね、身体に。何なんだろうアレ。・・・未だに起き上がれないのにね☆他の追随を許さない劣等性ですよ、ええ。


そんなこんなで更新が遅くなってしまいましたが、件のリレーSS、Y様が担当なさった三話目にして最終話を更新いたしました☆Y様遅くなりまして申し訳ありませんでした~!!!!
皆様こぞってご覧下さい。好き放題振りまくだけ振りまかれた謎やら伏線が綺麗に収束していますよ!ベネ!!!!あっ、ついジョジョっぽく褒めてしまった(笑)。

ともあれ、S様Y様ありがとうございましたッ!今後ともよろしくお願いしま~す♪


ついに完結!!

2006-10-12 01:42:15 | サイト関係

皆様ごきげんよう。
今日はいつもに増してエアロビクスが辛かった黒猫でございます。へろへろへろ。もう気分的には木曜なんですけど。まだ水曜の夜かあ・・・。昨日の夜、ついうっかりウィキペディアでスタンド一覧(※「ジョジョの奇妙な冒険」参照)とか見てたからいけないんです(早く寝ようよ)。

ところでッ!!

他のゲドクイSS書き様おふたりとの合同企画リレー小説、「南国ミステリー紀行」がついに完結を迎えましたよ!!わーい、ぱちぱちぱちぱち。SさんYさんお疲れ様でした~!!
わたしは一番気楽な二話目を担当したので、設定のほんの一部を受け継いだのみで話を引っ掻き回したまま無責任にYさん(三話目担当)にバトンをぶん投げてしまったのですが、Yさんは素晴らしくまとめて下さいました!!謎の説明もオチも見事です。わたしには絶対に真似できない・・・。

・・・そう、この話は「ミステリー」だったんだよ!!!!(アンタ今気づいたのか)
Sさん(一話目担当)から引き継いだ設定の中で、わたしは大将は猫好きでハーモニカが得意というところしかクリアしなかったにも関わらず、無駄に話を広げてしまったわたしのあとを、Yさんは実に華麗に引き継いで下さいました!
あなたが神か・・・?もう電話してそう問いたいくらいです(笑)。

ちなみに今日はもうちょっと限界なので、わたしのサイト上では更新されておりません。一刻も早く読みたい方は直接ご本人様のサイトにGOGO!!(わたしのサイトの「その他企画」というところから飛べます)

人様と合作というのは今回が初めての体験でしたが、とても面白かったし、色々勉強になりました☆お二方及び読んで下さった皆様、お付き合いありがとうございました!
是非近いうちに打ち上げをいたしましょ~♪

『手紙』

2006-10-11 02:19:24 | 映画

皆様ごきげんよう。
今日、帰りの電車で隣の電車に立っていた若いサラリーマンが明らかにジョジョ一部と思われる漫画を読んでいたので、横から声かけようかと思ってしまった黒猫でございます。イヤ、かけてませんよ?(笑)そんな逆ナン微妙すぎるでしょ(笑)。

ところで今日は『手紙』という映画の試写会に行って参りました。東野圭吾原作です。

両親が他界し、ふたりだけで生きてきた剛志(玉山鉄二)と直貴(山田孝之)の兄弟。剛志は直貴を大学にやる費用を稼ぐために運送の仕事をして金を稼ぐが、無理がたたって腰を痛め、クビになってしまう。自分が学歴がなくて苦労したため、どうしても直貴を大学にやりたい剛志は、出来心から留守宅に押し入り金を盗むが、そこに帰ってきた家主の老婆と揉み合いになり、殺してしまう。

その罪で服役することになった剛志と、「ひとごろしの弟」としてひとり生きていかねばならなくなった直貴は、定期的に手紙のやりとりをしていた。直貴は結局進学を諦めて就職したが、受刑者の兄がいるとわかった途端、職場も住むところも失ってしまうのだった。
三度目に就職した工場で、直貴は賄い食堂に勤める由美子(沢尻エリカ)に好意を持たれるが、兄のことを正直に告白して工場を辞める。以前からの夢だったお笑い芸人になることに本格的に取り組むため、コンビを組む祐輔(尾上寛之)とともに上京したのだ。
深夜番組から、徐々に人気を得て、知名度を上げていくふたりだったが、ある時インターネットで直貴の兄が受刑者であるとの情報が出回る。祐輔を巻き添えにしないため、ひとりお笑いを辞める決意をする直貴。何をしようにも、兄が受刑者だという事実がつきまとうことに疲れた直貴は、いつしか手紙を書くことをやめてしまう。そんな直貴に、美容師目指して上京してきた由美子は常に寄り添うが・・・?

というようなお話。


いやあ、泣きました。予告編から。(※予告は何の関係もない映画「サッド・ムービー」「めぐみ」など)

わたしはかなり涙もろいほうで、特に家族の絆を描かれるともうお約束のように泣いてしまうんですが(笑)、これはもっと普通の人も泣いてしまう話だと思います。殺人者の弟という消せない絆を抱えて生きるしかない主人公の、どこにも行き場のないやるせなさ。しかも兄が罪を犯した原因は、自分の学費をどうにかするためだったのですから、責めるに責められないのです。
お兄さんのほうは刑務所の中で殆ど娯楽もないですから、ひたすら弟の身を案じる手紙を寄越すんですが、それを次第に重いと感じる主人公の気持ちもわかるし、とにかくやるせないのです。自分に好意を持って近づいてくる女性がいても、好きになった女性がいても、思うままに気持ちを伝えられない。辛いです。

主要人物の若手三人も上手かったですが、脇キャラがいちいち上手い。特に被害者の遺族役の吹越満と直貴の就職先の重役の役の杉浦直樹。泣かせるんだよッ!うわあん。
そしてラスト。あのタイミングで小田和正の音楽はもうずるいとしか言いようがないと思いました。

昨今、凶悪犯罪を犯してもろくに反省しないような犯人も多いようですが、取り返しのつかない罪を犯したと悟ることは、本人にとってそれ自体が何よりも厳しい罰になるよなと思いました。
しかしそれ以上に、犯人の家族は本当に辛いな、と。主人公直貴は、「別に君が憎いわけじゃない。君が人を殺したわけじゃないというのは重々わかっている」というようなことを何度か言われるのですが、その言葉が本当に突き刺さるようで、だらだら涙がこぼれてしまいました。

しかしラストは哀しい中にもほわりと温かい気持ちになるような終わり方で、とても良かったです。
原作は読んでいないので、是非読んでみたいですね。

個人的にはとてもお勧め。観に行く方は、ハンカチとティッシュをお忘れなく。