満月と黒猫日記

わたくし黒猫ブランカのデカダン酔いしれた暮らしぶりのレポートです。白い壁に「墜天使」って書いたり書かなかったり。

『モンスターハンター』(映画)

2021-06-07 03:11:33 | 映画

皆様ごきげんよう。夏への準備がまだ整っていない黒猫でございますよ。(服装的な意味で)ホント中間服(?)って難しいですね。暑いのか寒いのか我ながらわからんし。

ところでもう結構前になりますが、わたしの好きなアクション映画スター、トニー・ジャーが出演した『モンスターハンター』、予告が出た時点で一度ブログで書きましたこれ、ちゃんと観に行っております。もう公開は終わってしまっているので遅まきながらですがレビューを。レビュー自体ひっさしぶりだな・・・!

我々の世界とは異なる別のとある世界。
砂漠を航行する帆船が砂中から突如現れた巨大なモンスター(ディアボロス)に襲われ、船は大破、乗員は散り散りになってしまう。そのうちの一人、ハンター(トニー・ジャー)はかろうじて生き延びたが、他の乗員とは離れ離れになり、目覚めたのは砂漠の海の中の孤島とも言える、地中から続く固い岩盤に支えられた岩屋だった。砂中のどこかにはディアボロスが潜んでいて、ひとたび踏み出せば砂の上の振動を捉えられてたちまち襲われてしまうため、うかつには動けない。
一方我々の世界。アルテミス(ミラ・ジョヴォビッチ)率いるファルコンチームは、行方不明になったブラボーチームの探索任務のために訪れた礫砂漠で突如砂嵐に遭う。ジープごと巻き上げられた先は先ほどとは異なる一面砂の海の世界で、彼らはそこでブラボーチームの痕跡を発見する。他に手がかりが見つけられず、なんとか動いたジープで移動した先で、恐竜のものより大きい何かの動物の骨の残骸を発見する。ここは本当に我々の世界なのか?と疑ったその時、砂中からディアボロスが現れ・・・?

というような話。

ゲーム『モンスターハンター』の映画化ということで良くも悪くも話題になった作品ですが、結論から言いますと、個人的にはかなり面白かったです。モンハン映画化!と思って観るとコレジャナイ感があるとは思いますが、モンハンのモンスターが出てくるアクション映画と思って観れば結構面白いものでした。
そもそもモンハンは狩りゲーで、新米ハンターが経験を積みながらより強敵を狩っていくものなので、こういっちゃなんですがそこまでストーリー性はないと思うので、これはこれでアリではないかなと。

わたしはモンハンはPSPで出ていた2G(だったと思う)と「ぽかぽかアイルー村」(これはまあスピンオフなので本編とはまた違うけど)をプレイしたことがある程度で、ゲーマー目線では物申せませんので、そこはご了承下さい。
とか言いながら、かなり序盤でトニー(役名は「ハンター」なんですけどわたしはトニーを観に行ったのでトニーと表現します)が陸の孤島で一人になっちゃった時点で「トニーなんでペイントボール持ってないんだよおおおお基本だろうが!!!」と思ってしまいました(笑)。
※ペイントボール=モンスターに当てることで数分間そのモンスターがどこにいるか手元の地図上でわかるアイテム。ペイントしておけばそのモンスターが遠くにいるときにダッシュして逃げる・罠を張る等の対策が打てる。
考えてみるとこの地図自体オーバーテクノロジーというかモンハン世界の文明レベルとそぐわないですが、そこはまあゲームですので。

映画上でペイント可だと、もうトニー一人で逃げ切りENDですぐ終わっちゃうでしょうから、まあ無いものは無いということで。
映画の話に戻りますと、かなり序盤でトニーもミラ・ジョヴォヴィッチも仲間とは離れて一人になってしまい、全体の五分の三くらいはトニーとミラ以外人間は出ません。そう考えるともうトニーも主演ということででいんじゃね?と思うわ。実際よくやってたわトニーは。
以前述べた通り、トニー・ジャーはムエタイ基本のアクション俳優です。なので、トニーに武器を持たすとはなんと勿体ない・・・と思わないでもなかったのですが、ちゃんと武器なしのアクションシーンもありました、ミラとのガチンコが。ミラ・ジョヴォヴィッチもつええ・・・!結構長いことアクション俳優としてやってきて、今なおこれかと思うとすごい俳優さんだなと思います。
トニーも弓とか大剣を扱う姿は初めて見ましたが、これはこれで良いものだ、と思いました。まあディアボロス相手に素手は無理だもんなあ(笑)。モンスターの造形はさすがのハリウッド。生きてる感じしました。

予告編でも見て取れるので言ってしまいますと、まあなんやかんやでトニーとミラはディアボロスをなんとかして陸の孤島から脱出しようぜ!という目的のもと、協力して事にあたります。ディアボロスなどというトンデモモンスターが存在する世界なので当然地球ではないどこか別の世界で、当然というか、トニーとミラは言葉が通じず、ひとしきり反発しあったあと和解し、身振りとフィーリングで意思疎通します。その過程のトニーの笑顔が可愛いったら・・・!(※いちファンの個人の感想です)布教したい、あの笑顔。ぜひ見てほしい。

こういう別世界人同士が出会う話は最後は涙ながらにお互いの世界に帰ることになって「離れても忘れないよ・・・!」みたいな終わりになるのが王道パターンだと思うのですが、この映画は違いました。そもそも「忘れないよ」的な友情とか愛情とかではなく、タフな戦士かつ同志みたいな間柄でしたわ(笑)。
しかしラストのほう、結構二転三転した挙句「そんなに色々来る?」ってくらいお腹一杯にいろんな要素が詰め込まれていました。あーハリウッド映画だわ~、って感じに。
あと、最後のほう、興行収入次第じゃ続編あるよ的な要素がふんだんに盛り込まれていましたね(笑)。どうなることやら。

あ、懸念していたアイルー、予想外のイケメンアイルーでした!可愛い方向じゃなくてイケメン方向。それもまたよし。不気味の谷方面に足を突っ込んでる系じゃなくてよかった。
あと、エンドロール結構流れた後、一部ですがモンハンメインテーマ(英雄の証)流れました!(※リンク先のように劇中では流れず、エンドロールの後半で流れました)この曲大好きなので流れて嬉しかったな。盛り上がるよね!

あと最後に言わせて頂きたいんですけど、公式サイトずいぶん出演者に失礼というか情報少なすぎない?普通最低でも主役・準主役くらいは略歴紹介くらいあると思うんですけど、トニー名前しか載ってないんだが????CAST/FILMMAKERSの項目、日本語吹き替え担当の松坂桃李君にしか触れてないよ????どういうことだってばよ・・・。
確かに日本語吹き替え版の声優さんは豪華だけど、ミラとトニー以外あんま出番ないからな?この二人を除いて一番多く出ていた(と思われる)大団長がかっこよかったので俳優さんのお名前を知ろうと思っても公式には記載なしでしたよ。逆にすごいわもう。ちなみにロン・パールマンさんでした。大塚明夫さんの声が確かにはまってたけども、それ以前に演じた俳優さんのお名前をちゃんと記載して下さいよ公式なら。

でもトニーが続投して続編があるのならまた映画館に観に行きます。次はちゃんと公式で役者さんの紹介をして下さい。よろしくお願いしますよホント。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『ダルバール』が来るぞッ!! | トップ | ワクチン接種してきました(1... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画」カテゴリの最新記事