goo

(8)長生郡町村議会議長会からの申し入れから始まったのなら

一昨日(9月10日)の第9回長生郡市合併協議会で
「休止」までの経過の説明があった。

その中で印象に残っているのは
「長生郡町村議会議長会からの文書による申し入れがきっかけになった」
「すべての合併項目の協議が終了してから、長生村長の離脱表明があった」
と繰り返されたことです。
 
前者について考えたい。
「茂原市が言い出したのではない」「首長がいいでしたのではない」
というメッセージと受け止められる。
 
しかし、
長生郡町村議会議長会の思いを正しく受け止めれば、
「長生郡市合併協議会規約」の決め方も、内容も
こうはならなかったと思うし、してはいけなかったと考える。
(せめて、前回と同様でなければならなかったと理解する)

「協議会規約(案)」の扱いについて注目しよう。

7市町村の長と議会議長および助言者で構成する
「長生郡市合併協議準備会」を昨年11月2日に発足させた。

「協議会規約(案)」を検討することも、大切な役割だと考えられますが、
残念ながら、一度も具体的に話し合われることはなかった。

しかも、
今年2月5日の「郡市の議員全員を対象とした説明会」では、
100名以上の議員を集めながら、
「準備会規約」を配布し、「協議会規約(案)」は提案していない。

そして、
2月22日の 第4回長生郡市合併協議準備会では、
「今後の進め方等について」として
「(2)法定協議会設置のために必要とされる事項(規約等)につい
ては、参加する市町村の長が協議して決定する。」
と決定した。

その後、3月になり「協議会規約(案)」が、
7市町村の長の多数決により決定し、各議会に提案された。
(賛成3:反対3 議長の一宮町長の賛成により決定)

反対の理由は、委員の数(学識経験者 茂原10人、他町村各2名)
などである。
(前回は、各市町村とも3人)

本来、「協議会規約(案)」の内容は、
2月22日の段階で、各議員に知らせるべき事柄である。
また、住民にとっても、「準備会」で正式に取り上げれられていないので
議会で可決するまで、知ることが出来なかった。
(「準備会」の資料、会議録は、インターネットで公開されていたので
注目し続けていたが、わからなかった。)

この段階(3月末)で、一宮町議会、白子町議会には、
「規約」に反対する姿勢の議員も多く、
合併協議会が発足しない可能性もあったが、
混乱を避けるため、苦渋の選択で賛成する委員も多かったと
うわさされていた。

今回(8月)、「長生村を除く6市町による合併」に
一宮町議会、白子町議会が不参加を決めたのは
そういういきさつもあったことと、

この間(4月から8月)の合併協議会の
強引な進め方への反発(=将来への不安)から、

予想できる展開の一つであったと考える。

住民、議員の思いは大切にしなくてはならない。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« (7)平成19年... 常設型住民基... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。