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ロバーツ・ルールで、粛々と『分割して採決』を (定額給付金のケースも)

『ロバート議事法』=『ロバーツ・ルール(Robert's Rules Of Order)』の、日本での統一した名称はないようです。(Webで検索する限り)

名前が統一されていないのは、中身が定着していないからだと思います。
わが国も、学校教育の『公民』や『道徳』で必ず学ぶようにしてほしいものです。

(わが国の教育内容を決める方々には、『Robert's Rules Of Order』を知っている人に(知ってから)なっていただきたいものだと思います。)


民主化された国では、さまざまな情報を公開して、公正な選挙によって選ばれた人々の代表によって、国の行く末を決めていきます。

議会の議事進行は『ロバーツ・ルール(ロバート議事法)』にしたがって進められるのが大前提です。
国連で取り入れられている、世界の常識といえるでしょう。


『ロバーツルール』では、
会議運営の時間効率を高めるための議事進行のルールを定めています。

それは、次の立場を大切にする原則に基づいています。
(1) 多数者の権利(過半数の賛成)
(2) 少数者の権利(少数意見の尊重)
(3) 個人の権利(プライバシーの権利擁護)
(4) 不在者の権利(不在投票)


たとえば、複数の法案の提案があったときに、
「全部まとめて採決する」のか「二つの分割して採決する」かは、
誰が決めるのでしょう。

提案者が、「一括での採決」を強く主張したら、絶対に分割できないのでしょうか。
分割するかどうか、議論して決めるのでしょうか。

『ロバーツ・ルール』では、「動議を分割する動議」の扱いについても定めています。

それは、
他人の発言中でも、誰でも、分割の提案(動議)ができ、直ちに分割する
ということです。

ロバーツ・ルール動議リスト24
付帯動議「動議を分割して審議する」

・他人の発言を阻止できる・・・・・・・・(優先される)
・セコンド(賛同者の有無の確認)は不要・(してはいけない)
・修正も討議もしない・・・・・・・・・・(してはいけない)
・表決はしない・・・・・・・・・・・・・(採決してはいけない)
・再議決しない・・(一度分割の提案(動議)があったら、かならず分割して表決する)

このように即決すれば、時間の無駄をしないで済みます。

具体的な例をあげて、考えてみましょう。
きっと、納得できることと思います。

みなさんは「定額給付金」の例では、どのように議事進行をするのがいいと思いますか。

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