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土と風(2)「バリヤフリーのまちづくり」から(『土と風』とは)

今朝(10月20日)の朝日新聞(千葉版)に
「バリアフリー度 駅で調査 
上総一の宮で町民グループ」
という記事が写真入りで載っていました。
 
一宮町にまた新しい種がまかれました。
育っていって欲しいと思いました。

「よく肥えた土に、風が種を運ぶ。
やがて芽が出、育って花を咲かせ、実をつける。
根付くには、土も、風も大切です。
地域に新しい文化が生まれていくには、
風(新しい種)が必要です。これは、新しい住民、新しい文化です。
よく耕された土も必要です。これは、もともとの住民、もともとの文化です。
土と風が一つになって、新しい文化が根付いてきます。
そして、その文化がやがて土となっていく。」

この『土と風』の話しは
障害者の自立の支援をつづける
タンポポの家」(奈良市)の播磨靖夫氏の話からの引用です。
今から20年以上前のことです。

1982年に「わたぼうし縦断コンサート」が全国56カ所でひらかれ
その一環で、千葉県内でも千葉・銚子・木更津・松戸・茂原・館山の
6カ所(房総縦断コンサート)でありました。
「わたぼうしコンサート」は、
障害をもつ方々の綴った詩に、曲をつけて伝えるコンサートです。
わたぼうしギャラリー)
実行委員会として関わった人を中心として、
このコンサートの後も、障害者の自立を支援続ける活動が
各地で始まりました。

『土と風』の話は、その会の行事の一つで聞いたことです。
日時、場所は忘れましたが、印象に残っています。

その時、『旅人』の話もありました。
「薬売りや旅芸人などは、他の地域の情報を伝え、去っていく」
播磨氏は、『旅人』としての大きな役割を果たしています。

自分にとって、このころの手話サークルとコンサート実行委員会の活動は
とてもよい経験になりました。
現在は、仕事などに忙殺されて、地域のことはほとんどしなくなってしまいました。

「バリヤフリーのまちづくり」など新しい芽が、
地域に「根付かせ」られたらいいなと、応援したいと思います。

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(※)記事概要
一宮町の市民グループ「バリヤフリーのまちづくり研究会」(8人)が19日、町内の上総一ノ宮駅(JR外房線)の段差や改札口などを調べた=写真。体が不自由で車いすで移動する3人や高齢者ら8人が協力した。
・・略・・
20、21日の両日も、国道や町役場周辺の歩道を調べる。会ではアンケート用紙に気づいた点や「快適」「危険」などを書いてもらい、「まちづくり構想」の参考にする予定で、来年の町長選のマニュフェストに盛り込んでもらう狙いもある。
・・略・・
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