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電動車椅子で利用できないJR新茂原駅

8月8日の午後
猛暑日に電動車車椅子の人と行動を共にしました。

JR外房線八積駅でも、上総一宮駅でも
下り電車はすべて、電動車椅子では降りられないからです。
ホームに降りられても、階段を通らないと改札口に行けないからでした。
(その話は、また別の機会に)

翌日(9日)に、別の用事で新茂原駅で降りました(この駅も、昔のまま)。
新たに、電動車椅子視点で見ると、すべての電車で利用できません。
写真のとおり、ホームに降りられますが、改札口へは行けません。

JR東日本サービスセンターの回答では、
前日まで電話をすれば、職員を配置してくれるそうです。
とはいっても、乗る電車を指定しなくてはなりません。

各駅に問い合わせると、「茂原駅に回ってほしい」という趣旨の
返事があるそうです。

これでは、上総一ノ宮駅、八積駅、新茂原駅、本納駅では
「乗降客が少ない」上に
「茂原駅以外では車椅子の利用者がない」という結果になり、
「バリアフリー化は後回しでよい」
という証拠とされてしまいます。

同じJRでも、ガソリン代の高騰を背景に
利用客の獲得に努力しているJRバスとは
発想が違うようだ。

外房線の各駅をユニバーサルデザイン化して
一人でも多く、一駅でも長く乗ってもらうように
努力する姿勢こそ大切だ、
と感じてほしいものです。

利用客が少ない駅では
地元自治体が金を積まなければ改修しない
という発想は、転換する時期なのではないでしょうか。

(利用者の電車離れを進めていては、なおさらだと)

もちろん、朝夕混雑するという茂原駅の周辺も
各駅に利用者を分散することによって
スムーズな車の流れになる効果も期待できますが。

温室効果ガス排出量の削減への貢献という視点からしても
単に、駅のある自治体だけの利益ではない
ということが、わかると思います。

3月のダイヤ改正で上総一ノ宮駅では、
改札口のあるホームへの発着本数を激減しました。
結果的に足の不自由な人の利用を減らすことになりました。
このような事態を招いたJRの関係者が

「ご迷惑をかけたので、これからは
足の不自由な方への配慮を優先し、
利便性の向上と利用者の確保に努力しよう」と判断するのか。

「利用しにくい状態を続けるかどうかはJR自身が決めることなので
これからも、利便性の向上(バリアフリー化)には
地元自治体からのお金が条件なのは変わらない」と判断するのか。

とても関心があります。
今回のダイヤ改正や、職員の減員による
足の不自由な人への影響は、わざとではないと信じています。

駅はJRが、駅周辺は自治体が
ユニバーサルデザイン化をすすめ、
パーク&ライドの促進を含めて
両者の協力関係が進み、
それが、地域の活性化につながることを願っています。

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