goo

(6)明るい選挙の歴史5‥昭和49年政府「選挙をきれいにする国民運動推進本部」設置

自治省(現総務省)は、
昭和49年「選挙をきれいにする国民運動推進本部」を設置しました。(※1)
 
そして、
第二十回参議院議員選挙を目前にした平成16年6月24日に、
「選挙をきれいにする国民運動」を更に強力に展開する「声明」を、
発表しました。(※2)
偶然にも(?)、一票差の前回の一宮町長選挙の直後(!)。
 
住民として、「明るい選挙推進運動」に関心を持ち続け、
協力していきたいと思います。

「声明」より
「 民主政治の健全な発展のためには、選挙が明るくきれいに行われることが不可欠であり、国民すべての念願するところである。」
「四 買収・供応等の悪質な選挙犯罪をはじめ、一切の選挙違反を排除し、選挙が公正に行われるよう候補者、選挙運動関係者及び有権者に呼びかけること。」

----
(※1) 選挙をきれいにする国民運動推進本部設置要領
(昭和49年12月27日設置)

1   趣旨
 政治に対する国民の信頼を回復し、議会制民主政治の健全な発展を期するためには、国民の政治意思の表明である選挙をきれいなものにし、これに金がかかりすぎる弊風を改めることが刻下の急務である。
 この国民的要請は、単に選挙制度や政治資金規正法のみによって為しうるものではなく、政治に携わる者が自ら襟を正すとともに、国民も主権者としての政治的自覚を高める必要がある。
 国会においても選挙をきれいにするための一大国民運動を展開すべきであるとの決議がなされたことでもあり、その趣旨の徹底化をはかるため「選挙をきれいにする国民運動推進本部」を設け、その実効を期するものとする。

---
(※2) 声明(全文)

 第二十回参議院議員通常選挙は、目前に迫っている。
 民主政治の健全な発展のためには、選挙が明るくきれいに行われることが不可欠であり、国民すべての念願するところである。
 選挙を明るくきれいにするためには、政党、候補者及び選挙運動に携わる者の良識ある行動が望まれる。
 また、国民一人一人の主権者としての自覚を促し、政治意識の高揚を図ることが必要である。
 よって、我々は、次の事項に重点を置き、「選挙をきれいにする国民運動」を更に強力に展開するものとする。

一 国政における参議院の果たす役割について認識を深め、政党や候補者の主義・主張を十分に見極めて自覚ある投票をするよう有権者に呼びかけること。

二 選挙は国民の政治参加の最高の手段であることに鑑み、特に、期日前投票制度の創設並びに在外選挙制度及び郵便等投票制度の改正が行われたことを踏まえ、また、近年の著しい投票率の低下傾向が民主主義にとって極めて憂慮すべきこととの認識のもと、有権者がこぞって投票するよう呼びかけること。

三 きれいな選挙を実現するため、政党、候補者及び選挙運動関係者に対しては、選挙の正しいルールを守るよう強く訴えるとともに、有権者に対しては、情実・利害等にとらわれることなく、自由な意思で投票するように呼びかけること。

四 買収・供応等の悪質な選挙犯罪をはじめ、一切の選挙違反を排除し、選挙が公正に行われるよう候補者、選挙運動関係者及び有権者に呼びかけること。

平成十六年六月二十四日
              選挙をきれいにする国民運動推進本部



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« (5)明るい選挙... (7)白バラ1‥... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。