若妻印

いぶし銀の若妻のおいしい日常
食べることしか考えてません。

おばあさんの暮らしの実験室

2007年02月24日 14時40分30秒 | 読みました
西川勢津子著
読売新聞社 1997年


「おばあさん」だなんて、とんでも畏れ入りました。

近頃のエコブーム、何でもかんでも重曹が解決するみたいな言われ様だけれど、
それじゃ何ですたれたの?
どうしてこんなに色々な洗剤が開発されたの?って思ってた。

洗濯と言ったら、洗濯機に洗剤入れて、ハイおしまい。
白さに感動するなんてことないし、だんだんくすんで来るのも、そんなものだろうと思っていた。

ところがだ!
お金と電気と水と手間隙等々に糸目をつけず、メーカーの売り文句に踊らされず、「真の良さ」だけを追求する生き方があったのね。
たくさんの種類の薬剤(洗剤)には、やはりそれぞれの特性があったのだわ。

専門的な知識に基づいて考察し、すべて自分の責任で検証する。
こんなに広く深く、暮らしを科学した人はいない。
これこそが人類のための研究でしょう。

現代人は小さな不便と折り合いをつけながら生きているのね。
確かに、家電を買う前に、マニュアルを見て検討してみたいものだわ。

古き良き、鉛張りの台所シンクを復活させてくれる職人さんが現れますように。



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