若妻印

いぶし銀の若妻のおいしい日常
食べることしか考えてません。

ガーナを食べる

2015年07月09日 15時20分31秒 | 冒険してみたい

ガーナの食文化講座に行きましたよ。
講師は日本の若い女性、ガーナのスパイス輸入を手がけるフードコーディネーターさん。


ガーナはアフリカの脇の下、コートジボアールとトーゴーの間。
日本の2/3の国土に、東京の2倍の人口。
アコソンボダムという大きな人造湖があり、水力発電で全国の電力をまかないます。
内戦経験がなく、アフリカの優等生と呼ばれ、エボラの被害もないそうです。
元英国領なので、公用語は英語。
小部族がたくさんあるので、共通の言葉として、小さい頃から英語を学びます。


ガーナといえば、カカオ。
カカオの木は英国のプランテーションでもたらされました。

カカオの種をバナナの葉などに包んで発酵させ、広げて干したものを焙煎してあります。


ピーナッツのように薄皮を剥いて、むしゃむしゃ食べるそうな。
あ!チョコの香!


皮を剥くと、泥団子がかわいたみたいに、ほろほろ崩れます。
苦くはないです。

強精効果とかどうなんだろ?

お料理たーいむ!

まずは「ハイビスカスティー」


初遭遇の「パラダイスシード」というスパイス。
小粒の黒胡椒のような、山椒のような、ピリピリかなーり辛い実です。


乾燥したハイビスカスの花と、スライス生姜、スパイスを煮出して、砂糖をどっさり、仕上げにパイナップルジュース、未知のコラボです。
生温かい状態でいただきます。

続いて「オクロ(オクラ)シチュー」

玉ねぎ、生姜、青唐辛子をミキサーし


たっぷりの油の中にジャー!


油はパームオイル。
オレンジ色で、独特の香ばしいクセのある香。


揚げ炒める、というか混ぜながら煮詰める。


私が担当しましたもので、素敵に煮詰まりました。


トマトペーストを加え


炒めた牛肉、みじん切りにしてゆがいた大量のほうれん草とオクラを加え、さらに煮ます。
味の仕上げは塩。

主食の「バンクー」、白とうもろこしのお餅です。

白とうもろこし粉に水を加えてよく溶き


火にかけて、練り上げます。
これって、ポレンタじゃん!


出来上がり。


バンクーはお団子にして盛りつけます。

手で食べてみよう!
バンクーはまったくとうもろこしの香がしない!
ほの酸っぱいような、戸棚の匂いが移っちゃったような、およそ美味しいとは言えない謎の味。
色もねっとり感も里芋に似てます。

右手だけを使って、ちぎったバンクーをねりねり丸め、シチューとともに。
辛からず、美味からず…毎日のごはんって、これで良いのよね。
ガーナの食事は大体こういうワンプレートのみの献立だそうな。

濁った感じのハイビスカスティーは甘く、酸っぱく、いい感じ。

異文化に触れる喜びでした。


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