ついにシーナンタナゴの仔魚を浮上までこぎつけることに成功しました!
6月8日に採卵。
採卵してから15日目あたりでヨークサックがかなり小さくなっています。この時点ではまだ、浮き袋に空気が入っておらず、底を這うようにしての移動しか出来ません。
採卵してから22日目、つまり昨日あたりから表層付近で泳ぎ始めるようになりました。表層で泳いでいるということは無事に浮き袋に空気を取り込み、浮上することが出来たようです(^^)
浮上というのは本来であれば、タナゴの仔魚が二枚貝から泳ぎ出て来て、水面で空気を取り込む時のことを指します。人工授精でもそれを再現することが出来ました。
というのも空気を取り込むことに失敗すれば、ベリースライダーという奇形になってしまい、ただ底をはい回ることしか出来ずに死を待つだけの存在になってしまうらしい…そのため浮上は人工授精では鬼門と言われているようです。
エサは人工飼料に反応しないので、屋外飼育容器に発生したインフゾリアを与えています。ミジンコのようなものやアカムシの初期幼虫が含まれているので、稚魚の初期飼料として理想的ではないでしょうか?
尚、線は細いですが、ヨークサックを消費し終えたタナゴ類の稚魚はグッピーの稚魚と同じくらいの大きさですので、育成にはそれほど苦労しないと思われます。
卵~仔魚の入った容器は水温の変化を抑えるために発泡スチロールの箱に水を張って保管していました。
前回は水換えを毎日行って失敗しましたが、今回の水換えはトータルで4~5回程度に留めました。やはり、水換えのし過ぎによる刺激は良くないようですね。
遂にやりましたね!
おめでとうございます。
しかし、まだ気を抜かず、油断せず行きましょう!
育成記録、楽しみにしております。
ありがとうございます!タナゴの繁殖の件で一時期はナイーブになってしまい、お騒がせしましたが上手くいって良かったです(^-^)
これからは暑さも増しますし、気をつけていきたいと思います。
卵から育てた仔魚を眺めるのは感動ものですね。
どぶがいさんも色々と難しいことにチャレンジしていますね。
インフゾリア使用とかダルマガエルを痩せずに餌付けとか、玄人の域に足を踏み入れてます(笑)
他のシーナンタナゴ飼育者よりもかなり出遅れてしまったので、ようやく浮上させられてホッとしてますw
難しい方が燃えますからね。僕なんか参謀長さん達偉人方に比べたら、初心者に毛が生えた程度ですよ。
はるかに丁寧に命を扱っておられますね。
飼育観察・行動記録にプロもアマもないですし
魚類学会会員になられて
論文発表なんぞされてみるのも良いのでは?
これまでのブログ記事を見てきて
あらためてそう思いました。
標本作りと飼育は違いますよね。記録するためなら標本作りは重要な仕事かなと思います。
僕は単なる生き物オタクですし、広く浅くといったところですので、本業の人達にはまだまだ及ばない状態ですね…
日本魚類学会ですか?うーん考えてみます。
申し訳ありません。
標本をいじるというのは
ろくに採集にも行かぬまま
各地から標本を集め
標本の一部を材料にして
過去の文献と遺伝子分析を学生に任せ
あたかも新たな知見を得たような論文を書く研究者さんたちのことなんです。
最近増えてるんですよ。
自分の目や手で確かめず研究室にとどまり
生態系や進化を語る人たちよりも
よほどどぶがいさんの姿勢は素晴らしいと思うんです。
ぜひ、学会に入ってみてください。
在野の素晴らしい方々の論文にも出会えたりしますから。
すみません。詳しい解説して頂きありがとうございます。
学生の研究の成果を横取りして発表してしまうのですか…僕も人様の成果であったり、画像の無断使用は行わないように心がけていますが、虚しくならないんでしょうか?そういう人達は…他人の受け売りでなく自分で確かめるのが一番ですよね。
とはいえ僕も日淡に関してはまだまだ知らないことが多いですし、同定力がイマイチですから勉強しなければならんと思ってます。
論文の発表か…僕はまだまだその域には至れないので、雑誌のコラムの片隅にでも役に立つことを書きたいですね~