北陸本線開業を記念して、日本海側にも水族館をつくろうということがきっかけで建設された現役最古の老舗水族館なんだそうで…せっかくの北陸ですし、寄って見ようと思いました😁
かなり個人的なことで例によってどうでも良さげな話ですが、入館してから荷物をどうしようかと思い至りまして、、💦
何せ採集道具やら着替えやらで嵩張った状態でずっと駅から歩いて来ましたもので😅小さめのコインロッカーが出入口脇に設置されていたので、着替えはそちらに入れました。ですが、タモ網等の採集道具入りのリュックを置ける場所がありません。そこで僕は、建物の外は平日ということもあり、人気も無いし隅っこにリュックを隠しておこうと思いました。
実際、僕は今までも採集の合間に昼食を取る時等はラーメン屋等入りますし、嵩張る原因のタモ網だけ抜いて建物の隅に置いたりはしています。防犯上の懸念もあるので、あんまりオススメはしませんけどね🙄
ですが、見かねたスタッフさんにお声をかけて頂き、タモ網入りリュックは預かって頂きました。水族館を退出する際にはお礼も兼ねて、1000円分位のお土産📦を購入しました。
身軽になって館内へ
まずはウツセミカジカ達がお出迎え😊一緒にいるハゼはゴクラクとドロメかな?
カメラを向けると警戒するどころか興味ありげに寄ってきたトミヨ淡水型☺️
気性の荒い魚が人懐っこい傾向はオヤニラミで経験してます。ですが、他の水族館でも度々トゲウオ類を見ましたが、カメラを避けて泳ぐばかりで今回のようにトゲウオの仲間がカメラに寄ってきたのは初めてなんですよね🙄
展示されているお魚そのものも魅力的でしたが…
水槽横に貼られていた説明文に注目!
生態を掘り下げていたり、啓発的な一面もあるんですが、クドさが無いんですよね。ポップで手作り感あって、温かみがあるので、生き物の知識や感心が薄い方でも抵抗なく読めそうですよね😊
展示されている生き物とセットで説明文を読む楽しみも新たに出てきますね、
大型のヤリタナゴが複数匹いました。下の魚は富山では採集禁止のミナミアカヒレタビラです。
里山のレイアウトが美しい😍
ボケちゃってますが、次の遠征のターゲットのイチモンジタナゴ
両生爬虫類にも力を入れてます!
水槽の下に鏡を設置することで隠れているミミズハゼを裏側から観察が出来ます。https://blog.goo.ne.jp/gai6969/e/456b5836e26ae2c3aa0c8d46fbe9c4fa
↑日本両生類研究所のイモリ展示と同じ手法ですね。
深海魚の展示やトップ画像のリュウグウノツカイの標本があります。リュウグウノツカイは巨体に似合わず、脳がめちゃめちゃ小さいらしい🤣
老舗の水族館であることを実感しますね!
海外の両生爬虫類やピラルクもいました!昔のサンシャイン水族館を思い起こさせる展示内容です👍
バックヤードも見ることが出来ます!
日本最古の水族館だから北陸採集のついでに寄って見よう位の気持ちで訪問しましたが、見所沢山でした!
海水メインの水族館としては取り立てて大きい水槽がある訳では無いですし、お魚ショーやエサやり体験はコロナの関係で中止となっていたりしましたが…ポップとマニアックを両立させた味のある説明文や工夫ある展示方法や美しいレイアウトを見ることが出来、満足です😁日淡や両爬も充実してますし、魚津水族館目当てで富山まで足を運んでも良い位だと思いました。採集抜きで純粋な観光で北陸を巡るのも面白そうです👍
関東から富山は正直、アクセスするハードルは高いですが、川崎・横浜辺りからなら、羽田から飛行機✈️でアクセスが出来ます。
志摩マリンランドや油壺マリンパーク等の老舗水族館が相次いで廃業してしまっているので、魚津水族館には末永く営業して欲しいと思います!
ちょうどいい時間にバスがあったので、 水族館前のバス停から魚津市民バスというコミュニティバスで電鉄魚津駅に向かいました🚏🚌タッチの差で宇奈月温泉方面の電車を逃してしまったので、電鉄魚津駅で一時間程、暇をもて余すことになりました🤣
因みに富山地鉄には西魚津、電鉄魚津、新魚津とややこしい名前の駅名が複数ありますが、旧北陸本線(あいの風とやま鉄道)との乗り換え駅は新魚津駅になります。
富山地鉄の駅は富山駅から西魚津駅まで乗ってきて、いずれもレトロな駅舎ばかりでしたが、電鉄魚津駅はエレベーターが設置されていて近代的な駅舎です。
せっかく富山に来たのだから海鮮料理を食べようと思いましたが、電鉄魚津駅前はシャッター通りで塩対応のタイ料理店しか無かったので、そこでガパオライスを食べました。塩対応というのは、バカ丁寧な接客をしろとまでは申しませんし僕はクレームはむしろ嫌いな部類ですが、あまりにも商売っ気が無かったのです😅挨拶はおろか、こちらから声をかけたら小声で「注文は紙に書いといて」という感じでした…客は僕入れて2人でしたし忙しくも何とも無かったのですけど💦
新黒部→黒部宇奈月温泉を徒歩2分程で乗り換えまして、北陸新幹線に乗って帰りました。昨今の新幹線建設ラッシュに思うところがあるので、辛口かつマニアック💦な長話になります。
北陸新幹線は乗ってみて、早くて楽でした。車両も新車でキレイです。でもそれだけです。トンネルだらけで悪い意味で地下鉄に乗っているような感覚になりましたし、旅情を全く感じられませんでした。
実用性・利便性が大事で最優先というのも間違ってはいないかもしれませんが…僕は旅情も大事だと思ってます!
僕は今までの記事で小湊鐵道や富山地方鉄道といったレトロで味のあるローカル線を紹介しました。江ノ電や箱根登山鉄道なんかは鉄道に興味が無い人にも観光路線として大人気でコロナ禍以前はオーバーツーリズムを引き起こす程でした。旅行の動機は非日常の体験だと思いますので、旅情は大事かなと思います。
ここでえちごトキめき鉄道の社長である鳥塚亮さんのブログの記事を紹介しようと思います。
https://www.torizuka.club/2018/07/17/%e4%ba%a4%e9%80%9a%e3%82%92%e8%a3%9c%e5%ae%8c%e3%81%99%e3%82%8b%e4%ba%a4%e9%80%9a%e3%80%80%ef%bc%92/
僕は自己流ビジネス論のタグの付いた記事を時間の合間に読んでいますが、この3つの記事は目先の利益ばかり追い求めるなというお話でとても的を得ているように思いました。
車内販売はそれ自体が単体で赤字であっても、車内販売に満足したお客さんが列車に乗ることをリピートしてくれるかもしれない、、
新幹線だけあってもダメで地域輸送をするローカル線も必要不可欠、、
である。ざっくり書くとこのようなお話になります。
そして、この3つ目の記事で一番大事なことをおっしゃられているように思いました。
子供のころ、若いうちに電車に乗る習慣があるか無いかは大事ですね。電車に乗る習慣がなければ、高速バスやLCCや自家用車が身近な乗り物になるのでしょうし、安価な列車を運行して目先の儲けが取れないとしても未来のお得意様である子供や若者に利用する機会を設けた方が良いと論じておられます。強く共感しました。小田急は小児運賃全線50円均一というサービスを始めましたが、まさしくこの記事に書いてあることなんですよね。英断だと思います😤
本筋からは外れますが、鳥塚さんはコロナ禍に対する心構えの記事を書かれています。
https://www.torizuka.club/2020/06/14/%e4%b8%8d%e8%a6%81%e4%b8%8d%e6%80%a5%e3%81%a8%e3%82%a2%e3%83%95%e3%82%bf%e3%83%bc%e3%82%b3%e3%83%ad%e3%83%8a/
https://www.torizuka.club/2020/08/15/%e3%81%aa%e3%82%93%e3%81%a0%e3%81%8b%e5%a4%a7%e5%a4%89%e3%81%aa%e3%81%93%e3%81%a8%e3%81%ab%e3%81%aa%e3%82%8b%e4%ba%88%e6%84%9f/
https://www.torizuka.club/2020/08/15/%e3%81%aa%e3%82%93%e3%81%a0%e3%81%8b%e5%a4%a7%e5%a4%89%e3%81%aa%e3%81%93%e3%81%a8%e3%81%ab%e3%81%aa%e3%82%8b%e4%ba%88%e6%84%9f/
還暦を迎えられていますが、物事を柔軟に考えられており、とても若々しい方であると思います!この社長さんも感染対策をしつつ、お出かけしようというスタンスのようです。
大分長くなりましたが、僕は新幹線の誘致・建設に多大なコストをかける位ならその分、今ある飛行機や在来線特急や地域のローカル線を大事にするべきであると思ってます。
JRと誘致する自治体は目先の利益・利便性ばかり考えているのかもしれませんが…生き物についても当てはまると思うんですが、目先の便利さやキレイさに囚われ過ぎると悪い方向へ転がるように思います。アメリカナマズやヌートリアは養殖がしやすく、食糧や毛皮になるからと安易に持ち込んだ結果、漁業・農業被害をもたらしたり、霞ヶ浦や西日本の生態系を破壊してしまいました。アライグマはルックスから愛らしく思われていますが、感染症をもたらすリスクがかなりあるようです。
だからSDGS(持続性のある開発目標)は極めて重要なはずなのですが…
東京ー新大阪のように需要が旺盛な地域は別にして、北海道や西九州や金沢以西に新幹線を誘致・建設するのはデメリットばかりで馬鹿げているとしか思えないです。北海道新幹線は案の定、大赤字のようです。在来線特急が充実している鳥栖ー長崎や金沢ー敦賀に新幹線が開通したらかえって不便になってしまうことが多くなると思います。新幹線と引き換えに便利な在来線特急(新幹線は駅間の距離を長く取る必要があるが、在来線であれば需要に応じて停車駅をこまめに変えることが出来る)は廃止になり、並行在来線はJRでは無くなり、運賃が値上がりします。リニアもそうですが新幹線は直線で線路を敷設していくので、山々をぶち抜いて、沿線の湿地も損なうでしょうし、環境への負荷が大きいのは目に見えてます。
新幹線の建設・維持にコストをかける位なら、越美北線や小浜線の本数を増やして、観光列車でも走らせた方がよっぽど福井県のためになるんじゃないですかね?大それた設備投資などしなくても、えちごトキめき鉄道や魚津水族館のようにお客さんに喜んで貰うやり方はあるはずです。
北陸新幹線を延伸することのどこが持続性のある開発目標に当てはまるんでしょうか?
ついでに申しますと北陸新幹線は長野止まりでも十分だったと思います。北越急行時代のはくたかと越後湯沢乗り換えの上越新幹線でも東京から富山・金沢へは3~4時間程度でたどり着けたらしいので…
新幹線の話は終わりにしまして…
高崎駅に到着しました。豪華クルーズ列車「四季島」の見送りを駅員さん達が行っていました。
八高線と東上線を乗り継いて、のんびり帰りました😁
両毛線が遅延していて、八高線は接続を取ってから発車したので、10分遅れ位で高崎を出発しましたかね。途中の駅からも学生さん達が乗ってきましたが、このような会話が聞こえてきました。「八高線本数減らしたくせに何で遅延するねん」という感じでしたかね。飽くまでも両毛線の接続を考慮して、八高線の出発を遅らせただけなのでJR東日本の判断は間違ってはいないですが…学生さんが愚痴りたくなるお気持ちもごもっともなのです。
というのも八高線の高崎ー高麗川間はコロナ禍以前は通しできっちり一時間に一本の運行がありました。しかし、現在は日中の列車の一部が途中駅の児玉止まりになってしまい、区間によっては2時間に1本しか列車が来なくなってしまい利便性が低下してしまいました…新幹線を誘致・建設するよりもローカル線の存続維持に力を入れるべきなんじゃないですか?道路と同じく地域に取っては重要な交通インフラですし、ローカル線は税金を投入してでもある程度の利便性を確保するべきだと思います。
見苦しい長文となってしまいましたが、読んで頂きありがとうございました!北陸にはまた足を運びたいです😁
採集も満喫しました!☺️