足掛け26年に渡る『夢幻紳士』シリーズも、この『迷宮篇』でついに完結・・・・、なのかどうかはわからないけど、ひと区切りつきそうな気配です。
クールで女たらしな妖怪ハンター(?)夢幻魔実也(むげんまみや)が、自身の命を狙う“何者か”を突き止めていくストーリー。独特の絵柄と、幻想的なグロテスクさ(言うほどグロくはない)が絡み合って、他にはない読後感が味わえます。読み進めて行くと、前2作の『幻想篇』『逢魔篇』とじわじわ絶妙に絡んでいき、あー、そこでここにつながるのかー、と思わずにやり。なので、前作の予習は必須です。読んでると読んでないでは、おもしろさに20世紀ウォーズマンと21世紀ウォーズマンくらいの差がつく事必死。クーン。
きっとおもしろいから読んでみて。
