杜佑
(735~812)西安の生まれ。学者・歴史家。唐王朝に36年仕えた官吏。家系は、玄宗皇帝の統治より仕えていた高官。歴史家 劉秩(哲学・儀式・政令等35巻の編纂)に影響を受け、玄宗皇帝統治下の儀式・音楽等をつけ加えて200巻の歴史事典を編纂。法律・規則・古代からの出来事を扱う。役職は、軍の顧問から始まる。その後難題に寄せた回答を示し、公共事業の監督・税の監督官・国勢調査他を勤める。
引退後も信頼され、登用される。チベット民族との和睦について唐王朝に進言し、病に伏すまで勤めた。没後、名誉を受ける。最高位の要職に就いたのちでも、勤勉で学究にいそしみ、その論理思考は周囲を驚かせたと言われる。歴史事典は賛辞を受け、唐徳宗の勅令により、発行され、広く知れ渡る。それ以前1000年の詳細が記され、儀式・音楽・罰則・規則などを知る鍵となった。
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