著者は初めてこの作品を描いたそうだ。そして多くの賞を受けている。
かつての会員のなかにもあちこち「ちえ子」がきっといただろう。自分が生まれてきて
ものごころついて、自分の心の空白やもやもやをはらしたくてきっとそれまでにためてきたものが
発露させているのだと思う。親といっしょに育っていても、多感な子供は別のさまざまな形で表すかもしれない。
それが良しとされ、徳とされるかは別問題として、わからなかったことを自分なりに折り合いをつけて向き合うのかもしれない。
自分ひとりの声ではどうにもならない(ならなかった)ことは、だれにもひとつぐらいはあるだろう。
人に語って済むまされる人も、なんとかだれかに文字で読んでもらったりして折り合いをつける人もいるだろう。
小説の形だったり、創作というアレンジでもあったりするだろう。
ひとひとりの一生、いろいろある。
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