アビームコンサルティングがNEC傘下に
NECとアビームコンサルティングは11月16日、資本提携を含めた戦略的な提携関係を確立することについての合意を発表した。
一時期、わが世の春を謳歌していたコンサルティング業界は冬の時代を迎えていますね。
明らかに人あまりでしょうし、ユーザを踏みにじってあくどく儲けすぎたせいか、彼らの提案どおりにやっても業績が上昇しなかった所為か、コンサル不振は広がっています。
ITバブルで人が増えて太ってしまったあとに、餌(売り上げ)が減ってしまった。というところでしょうか?
ただ、アビームの場合は業績不振はささやかれていましたが、今後日本以外のアジア各国への進出をするのに安定した経営基盤が必要だったということもあり、NECの資本を受け入れるのは、業績不振を除いても適切な判断だったように思います。
IT-PROの【詳報】NECがアビームに出資。経営不振説は否定の記事の”皆様の評価を見る”を見ると
[2004/11/16]
米会計事務所系コンサルティングファームはどこも財政基盤が貧弱であり、財政基盤の強化は急務で有ると思われる。アビームが自主的にNECの子会社化されたことは強制的に合併された事により、社員が逃げ出してしまった旧PWCや独自路線を歩んでいるアクセンチュアよりも優位に立ったことは間違いない。コンサルティングファームの再編成は今後、加速度的に発生するであろう。
(40代,その他,コンサルタント )
と書かれていますが、IBMとPwCについては、IBMの社員に聞いてもPwCの社員に聞いてもいい話を聞かないですね。
アビームにしろ、アクセンチュアにしろ、PwCにしろ、人をコンサルティングできるほど優秀なら、
「まずは自分たちの会社の業績を上げろよ・・・」
と思いますね。
紺屋の白袴というか、医者の不養生というか、実は持続的競争優位を構築できない程度の経営ノウハウしか出てこないなら、単なる詐欺師というか・・・
コンサルをドロップアウトした人を雇っている人たちやMBA卒を雇った人たちでも、この両者はパフォーマンスが期待したほどではないと評されることが多いようですし、ITバブルの前後で塗ったメッキがはがれてきているように思います。
大学院でもMBAを学んでいるからといって、それを使ってキャリアが上昇するとはあまり考えていない人が多いようです。
ITバブルの時に、良く分からないニューエコノミーで経済が発展しているように見えたときには、MBA卒やコンサルのいう理詰めでビジネスが上昇するような錯覚に陥りましたが、実際には現場で頑張っている人々が力を発揮しないと、やっぱり日本の企業は業績が上がらないように思います。
ところで、余談ですが、米アンダーセンが経営破たんするあたりで、雇用を失うとしてデモをしたアンダーセンの社員の方々もいましたが、コンサルや会計側としては、「利益のために解雇をすべきだ」と言うことも憚らなかったと私は思うのですが、彼らがいざ自分たちが職を失うとなるとデモをするのは、喜劇の世界か、コンサルがリストラを提案した企業の従業員にとってはブラックジョークだよなぁと思いました。
自分のように、ビジネスの上で、今、わが世の春を謳歌しているように思う人も含めて、
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響有り。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
奢れる者も久しからず、唯春の夜の夢の如し。
たけき者も遂には亡びぬ、偏に風の前の塵に同じ。
だからこそ、ビジネスの金銭的な成功などのために魂を売り渡してはいけないのだ、と思います。
NECとアビームコンサルティングは11月16日、資本提携を含めた戦略的な提携関係を確立することについての合意を発表した。
一時期、わが世の春を謳歌していたコンサルティング業界は冬の時代を迎えていますね。
明らかに人あまりでしょうし、ユーザを踏みにじってあくどく儲けすぎたせいか、彼らの提案どおりにやっても業績が上昇しなかった所為か、コンサル不振は広がっています。
ITバブルで人が増えて太ってしまったあとに、餌(売り上げ)が減ってしまった。というところでしょうか?
ただ、アビームの場合は業績不振はささやかれていましたが、今後日本以外のアジア各国への進出をするのに安定した経営基盤が必要だったということもあり、NECの資本を受け入れるのは、業績不振を除いても適切な判断だったように思います。
IT-PROの【詳報】NECがアビームに出資。経営不振説は否定の記事の”皆様の評価を見る”を見ると
[2004/11/16]
米会計事務所系コンサルティングファームはどこも財政基盤が貧弱であり、財政基盤の強化は急務で有ると思われる。アビームが自主的にNECの子会社化されたことは強制的に合併された事により、社員が逃げ出してしまった旧PWCや独自路線を歩んでいるアクセンチュアよりも優位に立ったことは間違いない。コンサルティングファームの再編成は今後、加速度的に発生するであろう。
(40代,その他,コンサルタント )
と書かれていますが、IBMとPwCについては、IBMの社員に聞いてもPwCの社員に聞いてもいい話を聞かないですね。
アビームにしろ、アクセンチュアにしろ、PwCにしろ、人をコンサルティングできるほど優秀なら、
「まずは自分たちの会社の業績を上げろよ・・・」
と思いますね。
紺屋の白袴というか、医者の不養生というか、実は持続的競争優位を構築できない程度の経営ノウハウしか出てこないなら、単なる詐欺師というか・・・
コンサルをドロップアウトした人を雇っている人たちやMBA卒を雇った人たちでも、この両者はパフォーマンスが期待したほどではないと評されることが多いようですし、ITバブルの前後で塗ったメッキがはがれてきているように思います。
大学院でもMBAを学んでいるからといって、それを使ってキャリアが上昇するとはあまり考えていない人が多いようです。
ITバブルの時に、良く分からないニューエコノミーで経済が発展しているように見えたときには、MBA卒やコンサルのいう理詰めでビジネスが上昇するような錯覚に陥りましたが、実際には現場で頑張っている人々が力を発揮しないと、やっぱり日本の企業は業績が上がらないように思います。
ところで、余談ですが、米アンダーセンが経営破たんするあたりで、雇用を失うとしてデモをしたアンダーセンの社員の方々もいましたが、コンサルや会計側としては、「利益のために解雇をすべきだ」と言うことも憚らなかったと私は思うのですが、彼らがいざ自分たちが職を失うとなるとデモをするのは、喜劇の世界か、コンサルがリストラを提案した企業の従業員にとってはブラックジョークだよなぁと思いました。
自分のように、ビジネスの上で、今、わが世の春を謳歌しているように思う人も含めて、
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響有り。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
奢れる者も久しからず、唯春の夜の夢の如し。
たけき者も遂には亡びぬ、偏に風の前の塵に同じ。
だからこそ、ビジネスの金銭的な成功などのために魂を売り渡してはいけないのだ、と思います。