NTT、光回線を大幅増へ 2010年までに3000万回線移行
NTTは光回線を家庭に引き込むFTTHを2010年までに本格的に実行するつもりのようです。
しかし、NTTはこれの実現のために、回線開放義務の見直しを求めると思われます。
回線開放義務とは、光回線に空きがあれば、他社にも自分のユーザと同じ額で貸し出しなさい。
という義務です。
この議論は日経BPの東西NTTの光ファイバ開放義務は是か非かにわかりやすい解説がなされています。
しかし、NTTからしてみれば、僻地など情報弱者が生まれやすいところでは、他社も参入してこず、都市部など利益の出るところだけは、他社が参入してきて、自社のインフラを安く貸せと言われ、どこでも利益が出ない。というADSLと同じ状況が生まれるのは目に見えており、現状の義務緩和を求めるのは当然かと思います。
インフラでも、水道管もガス管も電車の線路も高速道路も他社に貸し出す「義務」などないのに、回線だけは開放義務という異常な義務を貸しています。
この開放義務、ITバブルの時にアメリカが自国の通信会社を日本で設けさせようと、無理やりに日本に呑ませた感のある法ですが、当のアメリカは資本が半数以上外国の通信会社の営業を「国防上の理由」で禁止していますし、あまり正当性のあるものではないでしょう。
いい加減に他人のふんどしで勝負をする人を、「新規ビジネス」だというのはやめましょう。
同じサービスをNTTよりも1円安く提供すれば客がつくだろうというのは、業界を疲弊させるだけで、イノベーションとは程遠いものです。
基本的に今の通信会社の開放を利用したものは、安く貸せ!!とたかりのビジネスでしかありません。(音声系の開放など、借りている連中が決めたルール(長期増分費用モデル)どおりに算定したら、通信量減少で利用料が上がってしまったら、無法だ、違法だ、と騒ぎ出す始末。)
光回線をひけるのはNTTだけでなく、電力会社も既にNTT以上の回線長を持っていますが、彼らに開放義務はありません。またIP系のインフラであるCATVにも開放義務はありません。
NTT以外に民間企業が自社のためにリスクを承知で投資したものを、他社にも安く使わせるなんてことはありえません。
日本の将来のためにも、まっとうな競争ができて、ビジネスとして、投資とリスクとリターンのバランスの取れた、十分に投資するインセンティブに見合うビジネスになるような政策をとってもらいたいものです。
その上で、ソフトバンクが投資したければ、投資すればいいし、電力系も投資すればいい、もちろんNTTも。
NTTだけに線を引かせて、安定したインフラとして離島や田舎の投資をためらわせ、儲けがでないゼロサムゲームになるまで、買い叩き続けるって、誰がいったい得をするのでしょうか?
NTTは光回線を家庭に引き込むFTTHを2010年までに本格的に実行するつもりのようです。
しかし、NTTはこれの実現のために、回線開放義務の見直しを求めると思われます。
回線開放義務とは、光回線に空きがあれば、他社にも自分のユーザと同じ額で貸し出しなさい。
という義務です。
この議論は日経BPの東西NTTの光ファイバ開放義務は是か非かにわかりやすい解説がなされています。
しかし、NTTからしてみれば、僻地など情報弱者が生まれやすいところでは、他社も参入してこず、都市部など利益の出るところだけは、他社が参入してきて、自社のインフラを安く貸せと言われ、どこでも利益が出ない。というADSLと同じ状況が生まれるのは目に見えており、現状の義務緩和を求めるのは当然かと思います。
インフラでも、水道管もガス管も電車の線路も高速道路も他社に貸し出す「義務」などないのに、回線だけは開放義務という異常な義務を貸しています。
この開放義務、ITバブルの時にアメリカが自国の通信会社を日本で設けさせようと、無理やりに日本に呑ませた感のある法ですが、当のアメリカは資本が半数以上外国の通信会社の営業を「国防上の理由」で禁止していますし、あまり正当性のあるものではないでしょう。
いい加減に他人のふんどしで勝負をする人を、「新規ビジネス」だというのはやめましょう。
同じサービスをNTTよりも1円安く提供すれば客がつくだろうというのは、業界を疲弊させるだけで、イノベーションとは程遠いものです。
基本的に今の通信会社の開放を利用したものは、安く貸せ!!とたかりのビジネスでしかありません。(音声系の開放など、借りている連中が決めたルール(長期増分費用モデル)どおりに算定したら、通信量減少で利用料が上がってしまったら、無法だ、違法だ、と騒ぎ出す始末。)
光回線をひけるのはNTTだけでなく、電力会社も既にNTT以上の回線長を持っていますが、彼らに開放義務はありません。またIP系のインフラであるCATVにも開放義務はありません。
NTT以外に民間企業が自社のためにリスクを承知で投資したものを、他社にも安く使わせるなんてことはありえません。
日本の将来のためにも、まっとうな競争ができて、ビジネスとして、投資とリスクとリターンのバランスの取れた、十分に投資するインセンティブに見合うビジネスになるような政策をとってもらいたいものです。
その上で、ソフトバンクが投資したければ、投資すればいいし、電力系も投資すればいい、もちろんNTTも。
NTTだけに線を引かせて、安定したインフラとして離島や田舎の投資をためらわせ、儲けがでないゼロサムゲームになるまで、買い叩き続けるって、誰がいったい得をするのでしょうか?