ねこと一緒に☆星に願いを   

千葉 増え続ける不幸な命をたすけて(旧タイトル)

もうこの冬は越せない。。。(長年つきあったノラちゃん)

2019年12月27日 | 日記

寒い日が続きます。

それでも今まではなんとか10度代の温度を昼間は保っていましたが、 年末には一けたの気温に・・・・・・。

 

 

気になっているネコがいます。

週に二日 給餌に行っている船橋の4匹。

寒さがキツくなってからは週3日、4日・・と給餌を増やしていきました。

(もう一人給餌のおばさんがいるんですが、なんとも頼りなくいい加減で、連携プレーができません💦)

先日  食べなくなってあぶないな・・・・と思っていたおおがらな♂。

保護したくて捕獲を試みましたが

捕獲器に入ってくれませんでした。

 

その翌日から  とうとう姿が見えなくなりました・・・・・。

 

 

 

こんな風に クシの歯がこぼれて行くみたいに、

八岐大蛇(やまたのおろち)に飲まれていくように  

また1匹・・・・また1匹  

と  猫たちは消えていきます。

 

 

                   

 

この猫たちはもともと  今すんでるマンションの住人なんかよりずっと前から

地主さんの家屋と その敷地内の地主が経営するボロアパートで生まれ育った猫たちです。

 

地主の飼い猫も 未手術のまま外をうろつき   たくさんのネコにたちにあふれ、

通る人たちにスーパーのお総菜などもらい、 猫好きのえさやりさんからもドライをもらい

どんどん増えていきました。

 

私がTNRに入ったのはそんな時だったのです。

 

 

当時のブログを見て見たら 30匹以上は手術して、 里子になった子も何匹か。

何しろ 子猫が捨てられる場所でもあったわけです・・・・・。

 

 

やがて 地主の一人暮らしのご主人が体調を壊し、 どこからか息子がやってきて  家とアパートの取り壊しを決めてしまいました。

新しくマンションを建てるから  猫たちは保健所に持ってってもらいたい、と。

 

せめて 亡くなったお母様の飼っていた猫だけでも 保護してあげてください、と何度も頼みましたが

断られ、 その理由というのが

「 ネコを見ると亡くなった母を思い出して辛いから」  

と、 なんとも馬鹿にした言葉。

自分の両親が増やすだけ増やした猫たちの手術を全部こちらがしたのに、  あとの言葉は

「えさはもう置かないで」

 

 

ちょっと当時の様子がわかるブログを探してみますね。

 

   こんな感じで  

 手術はこの前年までには もうほとんど終えていました。

 

 

 

その年の秋、 とうとうボロアパートは取り壊されました。

後には 行き場を失った猫たちが 呆然とさまよっていました

 その頃の様子です

     ↓

  今も思い出すと 辛くて涙が出ます・・・

       (いまは ご寄付のお願いはしていません)

 

  このときいたお人好しのキジ君も その後3年くらいは頑張ってくれたかなぁ・・・

  この子も保護したかったのに・・・

  何にもご飯いれてない捕獲器に入っちゃったかわいい猫でした・・・

 

 

 

               

 

 

   すっかり思い出話がながくなっちゃったけど、

  何年か冬を頑張って越した猫たちも8ひき、6ひき、・・・

  と減って 

  この年末にはたった3匹になってしまったわけです

 

 

  

 

  さらに残っているうちの1匹も 確実に弱っていました。

  夜の給餌だと見落としてしまいがち。食欲がおちてからだと もう捕獲が難しくなります。

 

  その子は まだ食べていましたが 体毛がパサパサに固まっていました。

  真ん中の猫です。写真は7月の末ですが、左足の毛がぱさついてきています

  口が痛くて 体がなめられない証拠ですね。

 

  昼間出てきてくれれば 様子もわかるし捕獲も出来ます。

  (夜だと一斉に走り出てきて 私の車の下に入ってご飯を待ち・・・なので。車の下だと捕獲できない)

 

  なので昼間、給餌の場所に車を止めてみました。

  

 

               

 

 

  車を止めたときには猫の姿はありませんでしたが

  「あれ・・・・?」  ってかんじで

  2匹 続けて 私をみつけて   柵をこえてやってきました

  こんな明るい昼間から 吹きさらしの駐車場でまっているんですね・・・。

  

  目的の子は 思った以上にひどい状態でした。

  キバが折れて  口の外にはみ出しています

  これではご飯食べるのは痛いだろう

  毛も 全部 ゴワゴワで 白いところはよごれて黒くなってました。

 

 

  祈るような気持ちで 捕獲

  捕獲器には近づきません。  昔 入ったことあるもんね。

 

  しかたなく ケージの中にご飯をおきました。

  もう1匹(こちらはまだ太って元気 でも口は痛そうでした)が ケージの中で食べるのをみて、

  

  ついに・・・

  空腹に耐えかねて・・・

 

  体をケージにいれて食べ始めたところを 後ろから忍び寄って扉を閉めました。

 

  小刻みに震えながら 他の子が食べるのを見ていた姿が痛々しくて

  この子は 確実に もうすぐ来る寒波には耐えられないだろう  と思っていました

 

 

 

  

  ビックリして あばれた拍子に キバがとれました・・・

 

 

  

 

    よかった・・・・。

 

 

  たった1匹でも あの 保護出来なかったキジくんや  

  つい先日に 保護出来ずに 消えてしまったオスの子の代わりに 

  保護がまにあって・・・・。

 

  嬉しかったのは  助かったのは、

  

  この子じゃなくて 私の心・・・・・・

 

 

  最後に  この子をTNRしたときの ブログです

  2012年の事でした

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