野に還る

ペンタックスをザックに
野山に花や鳥、虫たちを追う。
身を土に返すまでのほんの一時
さあ野遊びの時間の始まりだ。

タカオスミレに会おう

2017-04-22 14:58:53 | ハイキング

  

  景信山山頂から都心を望む

 

 陣馬山から景信山をへて城山、高尾山を巡るコースは登山者がとても多いコースで

平日でも老若男女問わずたくさんの人が押し寄せて混みあう。

 できるだけ人の少ないコースを今歩こうと、年間300万人を超すという高尾山は避け

小下沢から景信山に登って折り返し、城山を巻いて日影沢へと下るコースを選んだ。

 

 まずは出会えたスミレから、なおスミレの同定は難しいので間違いは許してもらおう。 

  ヒナスミレは「スミレのプリンセス」ともいわれ、かなり早い時期に山地に咲く。

 

  落葉樹林の沢沿いの斜面や林縁の崖の枯葉に埋もれて見つかることが多い。タチツボスミレや

スミレサイシンなどと違って、数は少ないので出会えるととても嬉しくなる。

 

 白花種もある。

 

 次はエイザンスミレ。複葉(葉が裂けている)のスミレはこのスミレとヒゴスミレしかないので

見分けるのは比較的たやすい。

 

 直径2cmを超える大型のスミレで色合いは白からピンク色の濃い株まで幅広い。

 

 

 

 ピンク色の強いもの

 

 3番目はマルバスミレ。このスミレは丸みのある葉と純白の花に特徴がある。

 分布は本州から屋久島までだが、西日本には少ない

 

 何と言っても一番多く見られるのは、タチツボスミレ。花期も長い。

 

 それでもこのタチツボスミレは特に変異が多く、私にとっては見分けるのが難しい。

 

 

 長い葉が特徴のナガバノスミレサイシン

 

 だんだんと自信がなくなってくるが、これはコスミレだろうか

 

ミヤマスミレに似ている。

 

 今回お目当てのスミレ、タカオスミレは葉の表面がこげ茶色から黒紫色になっている

ので誰でもすぐに見分けがつく、わかりやすいスミレだ。

 

 このタカオスミレはヒカゲスミレの一変種だといわれる。

私にはもちろん区別ができない。

 

 

 

 

 このハイキングで出会えた他の花たち

クサイチゴ

 

 キランソウ

 

コミヤカタバミ

 

ミヤマキケマン

 

ヤマエンゴサク

 

 花びらが8枚に分かれていたニリンソウ

 

センボンヤリ

 

 トウゴクサバノオ

 

白花のヤマルリソウ

 

 半日のハイキングにしては思ったよりたくさんの花に出会えた楽しい一日だった。


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