10月下旬、新潟の雪国植物園を訪ねた。ここを訪ねるのは
今回で5回目。今までは春3回、夏一回と来たので、今回は季節を変えた
秋に来ることができた。
僧坊を思わせる入り口の雰囲気が好きだ。
見ごろの花の看板のある入り口すぐがミニ植物園のようになっている。
サラシナショウマ
アキノキリンソウ
ホトトギス
キバナアキギリ
カントウヨメナ
この小さな花は枯れかかったアケボノソウの花
季節は既に晩秋といった雰囲気、紅葉も結構進んでいる。
まだ色を残したオヤマボクチ
これは初めてであったクルマバハグマ
小沢の淵に一株だけノハナショウブが咲き残っていた。
アキアカネが止まっているのは花後のニッコウキスゲ
この季節の主役は何と言ってもリンドウの花。
園内のいたるところで見ることができた。
これはエゾリンドウ
湿地に生えているのはオオニガナ
見どころは花だけでない。
ヤブコウジの赤い実は十両ともいわれる。一両のアリドオシの見も見られるというので
探してみたのだが、今回は出会えなかった。
コマユミの実
ガマズミの実
ムサシアブミの実
この黒い実はヒオウギ
園内では紅葉はまだ始まったばかり。葉も実も真っ赤に染めあがっている
この木は何というのだろう。
鮮やかに紅葉している楓
ノダケの花
これはシシウドの花だろうか
紅葉の始まった山を下ると目の前には広がるのは里山の風景。
あと一時間ほどで閉園の時刻、来園者の姿は全く見えない。
ここで腰を下ろし、暫らく休んだ。時が歩みがゆっくりとしたものに変わる。そのまま想念を飛ばしているうちに
私は何者でもなくなり、目の前の風景だけが静かに時を重ねていった。
いつまでも此処に居たいと思った。
この辺で。