FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<アウトドアレッスン日誌>中級

2013-10-11 15:46:21 | クライミングレッスン報告
9月23日
メンバー:のんちゃん(小4)、たけくん(小4)、ユキちゃん(小5)、コーヘイ(中2)

今月の中級アウトドアのエリアは、天王岩
のんちゃんは前回具合が悪くなってしまって登らずに早退しちゃったし、
たけくんはこの岩場は怖がることなく思い切って行ける
ユキちゃんももうちょっとで登れそうな課題があり、
みんなそれぞれの思いで行っておきたいエリアだ。

今日は全員元気に集合・・・と思いきや、コーヘイから「電車を乗り間違えました」とのメールが。
どうやらバスには間に合わない
次のバスは間隔がおそろしくあいてしまうので、みんなでコーヘイを待っているわけにもいかない。
小学生の頃から通い慣れたはずのエリアなので、頑張って自力で岩場まで来てもらうこととし、バスに乗る。
幸い、岩場は電波が入ったハズ。何かあったら連絡しなさい
ガンバ、コーヘイ

岩場に着いて一息ついたら下のエリアからクライミング開始

最初に「ちいせみ」5.8。
ユキちゃんがマスタースタイルでリードし、たけくんがリード。そして最後にのんちゃんがフォロー。
全員全く問題なし
怖がりのたけくんも難なくリードで登れた
そしてフォローで登ったのんちゃんも「リードしてみる
リードでも安定した登りで完登


次に「小便小僧」5.8+。
今度はたけくんが初マスタースタイルに挑戦

外岩のルートは、インドアのように守られていない。岩にボルトが打ってあるだけだ。
クライマーは自分でクイックドロー(通称ヌンチャク)をセットしながら登り、回収も自分たちで行う。
その、クイックドローをセットしながら登ることを「マスタースタイル」と呼んでいるが、岩の弱点を読み、ボルトを探し、ヌンチャクをセットしてからさらにロープを通さなければならない。考えることや手間が、普通にインドアで登るよりも数倍も必要となる。
従って、クライマーは常に冷静に、人に頼ることなく安全性を確保しながら登らなければならない。
これは想像以上に大変な作業だし、精神力も要る。


たけくんはとても良く頑張れて、マスタースタイルで「小便小僧」を完登
以前に1回、トップロープで登れただけなのにね


次にのんちゃんのロープでユキちゃんがリード。


のんちゃんはフォローで。
出だし、土のついたシューズでスタンスを踏んで足が滑りまくっていたのんちゃんは、「これはちょっと怖いから、リードはやめとく」とのこと。
ムリは禁物。OKですよ

バスに乗り遅れたコーヘイもみんなが登り始めてすぐに到着
意外と早かったので、どうやって来たのか聞くと、十里木バス停から歩いて来た、とのこと。あはは頑張ったね
コーヘイはアップをしたいルートを自分でヌンチャクを掛け、自分で回収。
回収作業に慣れてきたかな?


きりの良いところでアップ終了。
上の岩場に上がって、お昼ご飯だ

~つづく~

2013年スペインツアー ⑩

2013-10-11 14:50:51 | 日記
9月6日

レスト
近所のキャンプ場を見に行ってみました
結構キレイ


その後 en Rodellar の街を散歩
宿のあるLas Almunias 村から、毎日車でこの en Rodellar の街まで通っていましたが
岩場に行くのに通過するだけで、今まで街の中を見て歩くことはなかったのです。
とても静かでのどかな暮らしがそこにはありました



9月7日

朝から
でも、とりあえず岩場へ。

今まで行ったことのないところで登ろうとのことで、Nuit de Tempsへ。
そこは長~~いスラブのエリア。
ところが、岩場に着いて、1本目を登ろうと準備をし出したとたん、雨脚が・・・

さすがにこれはダメだね、と言うことになり引き返しました。
疲れがたまっていたので、私たちにとっては恵みの雨かな?
宿に戻って思い思いに読書をしたりDVDを観たりして過ごしました。

2013年スペインツアー ⑨

2013-10-09 16:40:29 | 日記
9月5日

ツアーでのクライミング6日目。
今日はいつも通るアプローチとは違う方向のエリア、Bisagura に寄る。
ここは発達した背骨のようなコルネが印象的。
ちょっと日本の二子みたい

顕著なコルネを登る6b+(10d~11a)と、6c(11a~b)の2本でアップ。
コルネコルネ~ あ~、腕が張る~


その後、みんなの課題のある Las ventanas へ。
今日は新しい7b/+(12b)を触ってみる。
M女王が、「あたし、去年これ触ったけど、ムーブが1か所出来なかったの~」とビビることをのたまう。
え、え~~高グレードを多数落としている女王が~
不安にかられながらトライ。1便目はヌンチャク掛け。
確かに下部にボルダーチックなムーブが
でも、なんとか大丈夫
2便目でつなげる方向で。
行けそうだったけれど、上部でフォール
上部はガバなのにな~(涙)やはり、まだ微妙に力んでいるらしい。。。
次回こそ
~つづく~

<レッスン日誌>チームFCC合同練習会

2013-10-09 16:15:09 | クライミングレッスン報告
9月21日(土)
メンバー:たけくん(小4)、ユキちゃん(小5)、タクミ(中2)、コーヘイ(中2)

スペインから戻って初めての練習会。
クライミング実技前のミーティングでは、
先ずはスペインの写真の抜粋をプリントアウトしたものとトポを見せて、ざっくりとイメージしてもらう。

次に来年3月までの目標大会と、それに向けての各自の練習プランを考えてもらう。
一度みんなのプランを集めて見せてもらう 考え方などに誤りがある場合は、訂正して返却するね。
今後のレッスンは、自分の練習プランに沿って進めてみることにしよう

実技は軽い準備体操とストレッチの後、ボルダーから。
基本の動き方の練習の後、アップを兼ねてボルダリングのテープ課題を登ってみる。
ユキちゃん4級、タクミ3級、コーヘイ2級。
たけくんは基本練習課題に手こずって、テープ課題を登る時間がなくなってしまった

次にボルダリングでゲーム。
ホールドを覚えたり、動きを事前にイメージしたりする力を、ゲーム形式で楽しみながら身につけようというものだ。
今日は壁の中のある範囲内でスタートとゴールのホールドを決め、その範囲内にあるホールドで順番に課題を作ってみんなで登る。
一度課題を作ったホールドは、次はもう使えない。
どんどん課題は悪くなる
誰も登れなくなったら、ゲームオーバー、というもの。

現在のチームメンバーは中2~小4という幅のあるメンバー構成なので、上手くゲームとして成立するか少し心配したが、
結構盛り上がってみんな楽しんだ様子
小学生2人がよく頑張ったね

実技の最後にルート。
ボルダーゲームでかなり時間をとってしまったので、小学生2人は今トライ中の課題にチャレンジ
たけくんはトライ中の10dをレッドポイント
一手が出せるようになってきた

ユキちゃんはツナミの緑/12b。
今日初めてトップアウト出来た

しばらくボルダー期間だったタクミと長いレストをしていたコーヘイは、
押さえ目のグレードを本数登り込むことに。
「お前ばっか時間取ってる~」などとケンカしながらも、
仲良く頑張っていた

今日はスペインのおみやげのドーナツでコーヘイの誕生会
もう1つのチームメンバーへのおみやげは、モチが上がるようにクライミングシーンの絵葉書。
将来、自分たちでツアーに行ってくれ~

2013年スペインツアー ⑧

2013-10-08 14:13:03 | 日記
9月3日

レスト。
車で1時間ほどの少し大きい街、Huesca に行ってみる
街のスーパーで買い出し。ここでおみやげも買う。
 ↓スーパーの魚売り場。さすがスペイン。魚介類が豊富だ。


9月4日

3クール目に突入。クライミングは5日目。
初日の最後に寄った Criminarl Tango の6b(10b~c)、「Massive Attack」でアップ。
ムーブがあり、長さもあり、少し難し目だけれど三ツ星ルート


今日は私の宿題が残っている、Aquest any si から。
いつも最後に寄っていたので、今日はフレッシュなうちに。

1便目ヌンチャクを掛けながら。
登れそうだったけれど、やはり最終でフォール。怖さでホールドを保持ってしまった
毎年ツアーに出ている友人たちは「ふくちゃん、怖がり過ぎ~」と笑うけれど、
コワイものはコワイのよ
あ~、「コワイ~」と言っている子どもたちの気持ちが良く分かる

本日2回目でやっと7b(12a~b)がレッドポイントできた~
少しはランナウトに慣れてきたかな?


で、ランナウトに慣れるために、やはりランナウトが怖い El Sici 7b+(12b~c)にもトライ。
下部、マスタースタイルだとヌンチャクを掛ける体勢が悪い
でも、ムーブはそう悪くはないので登れそう

今日は1トライのみで他のエリアへ移動となった