風蘭堂

富貴蘭のブログです

この春の出来事

2012年04月28日 | 覆輪
 前回からの2ヶ月間で葉が半分以上伸びた新羅です
その伸びた葉はまだ付けが見えず
これは木が一回り大きくなる過程と考えるようにしています
仔も今のところ全て潰れてはいませんが成長していないものも有ります
これだけ有れば自身の根を下ろしていない仔の成長はあまり望めないかも
とはいえ親は根も伸びこちらも順調です
いつもこんな順調なことばっかり書いてるブログではなかったのですが今年は違います
これからは作落ちブログの汚名返上となれるような作をしたいと気持ちだけ空回り中
ただ色々どうしたら良いだろうと考えている時間も楽しいものです







話はガラッと変りましてこないだ起こった珍事件

春恒例行事竹の子掘りに行きました
行き先はうちの父が管理を任されている山で勝手に山に入った訳ではありません
たまに私も竹を切るのを手伝いに行きます、結構大変です

事件が起きたのは私が山へ行く1週間ほど前
竹の子を掘りに行くことになったので、父が下見に山に入ったところ妙な物を見付けました
犬では無い何かが竹にワイヤーで吊り上げられて死んでいたのです
当初それが何なのかわからなかった為警察に連絡
その後役所や保険所までが集まり確認したところ
全長1m近くもある赤毛の混じった大ダヌキ(父の証言を元に書いています、私は見てません。ただかなり大きかったのは確かだそうです。)

いったい何が起こったのか

わかったことは誰かがその竹林に罠を設置し
そこにタヌキがかかり吊り上げられていたということです

そしてまだ稼働する罠があと5ヶ所も残っていました
竹の幹地上3m程の場所に強力なバネを仕掛け
そのバネが地面のワイヤーに繋がっており、それを落ち葉などで隠し
そのワイヤーに触れると上のバネで引っ張られて足が吊り上げられるというもの

通常そのような罠を仕掛ける際は土地の持ち主の許可が必要なはずが連絡は無し
そしておそらくこの手の危険な罠は役所などに許可もいるだろうし、設置には免許もいるはず
勝手に設置して何も知らない子供が罠にかかってしまえば大怪我をするかもしれませんしね

警察官4人と役所と保険所の担当数名と自治会長が集まった現場検証
土地の持ち主も怒っていたそうですが、発見者でもある父が変わりにその場に行くことに
父は普段穏やかな人ですが、こんな事をされて今回はかなり怒りまくっての参加
それでも竹の子をついでにとってこようと思ったのか、竹の子用のクワは持参
皆が集まっている場所へ大柄な男(180cmあります)がクワを持って登場、その姿に驚いた警察が
「すいませんクワはこちらへ置いていただけますか」と声をかけてきたそうです
父曰く「常識あるわ、あんなもん人に向かって振り回すか!!」とのこと

その後警察や役所に対し、誰が設置したのかを教えてくれと何度も聞きましたが
設置者は分からないの一点張り
そのくせ警察はたいした捜査もしていない模様
もし届出もなしにこんな物騒な物を他人の土地に設置してれば警察も少しは動きそうなんですが
それもないと言う事は自治会の会長と役所の担当あたりで変な話が出来上がっているのかと勘繰ってしまいます

結局いくら言っても何の進展も無いため事務所へ帰ると、再度担当の人が来て謝って帰ったそうです
最後まで設置者を言わない警察や役所相手に不完全燃焼な父はイライラしていました

ここからは想像ですが、近くの畑の持ち主が害獣駆除の為に専門家に頼み
自治会長に許可を貰い後そこから役所に報告し許可
大方この会長あたりが「俺が持ち主に言っといてやる」とか言ったのでしょう
もしくは別に普段人も来ない山ですので問題無しと判断したのかもしれません
でもね4月の孟宗竹の竹林ですよ、竹の子掘りに行くでしょう
それでなくても竹の子泥棒が頻繁に出没しているのに
危険の有りそうな事は少し考えれば分かりそうなもんです
犯人が誰かを頑なに言わないのは
誰か分かっていても、それを伝えるとまた新たな揉め事が有ると判断したのでしょう

しかし恐ろしい話です
去年うちの子を連れて行って何も知らずに遊んでいたのでゾッとしました

そんな事も有りましたがとりあえず今しか取れない竹の子は収穫
そして今年の竹の子は大豊作
父と伯父と私の3人で2時間ほどで50本近くを収穫しました
でも竹の子掘りって掘ってる時は楽しいのですが、掘った竹の子を運ぶのが大変
調子に乗って取り過ぎたので運ぶのが嫌になりました
とりあえずは隣近所に配りまくって皆さんに喜んでもらい大仕事が終了

害獣とはいえタヌキとっては気の毒なことになりました
その大きさからすればこの山の主だったかもしれません
風蘭三昧さんが数日前にタヌキのネタを書いていたので便乗と
文句を言う場所も無いので書いてしまいました
富貴蘭のブログにタヌキでTBするのもどうかと思いこのままUPです
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葉沢山の素一本

2012年04月26日 | 
 素一本で相変わらず葉を積みまくってる萩宝扇です
前回から数えてみると短い葉が2枚増えていました
月に1枚ペースで葉を出しているようです
環境もいいのでしょうが、なにせ葉が短いので回転が速い
これだけ葉が有れば当りも付いて良さそうなものですがそちらはなかなか・・・

そして後ろを見てみるとこの小さい姿からは想像できないような太い根が出てました
こんな根が出るのですね
去年の根から出てるのに太さが倍程あります
何本かこれ位の根が出てくれればそのうち仔も出してくれることでしょう

それはそうと現在のベランダ
やっと防水工事も終わり窓が開けれるようになりました


このうっとうしい外の幕の為に晴れなのか曇りなのかもわからない状態ですが
窓を開けれるだけまだましです
まだ出てはいけないらしいのですが床はしっかり乾いていたので
待ってましたとばかりにベランダに出て寸法を測り新しい棚を製作中
「非常の際には~」と書かれた板の前を半分程をふさぐこととなりそうです
怒られたら動かします
まぁ火事になっても人が通れるくらいは隙間は十分あるので大丈夫でしょう
軽いものなので最悪なぎ倒していただこうかと・・・
そんな恐ろしい問題が起こる前に何とか一軒家に引っ越したいと思います

そんな今はDIYが大好きなのでウキウキしながらの棚作り
とりあえず作ることが好きなのでいつも何か作るものは無いか探しており
たまに目的と手段が逆になることがあります
必要だから作るというより、作りたいから必要だと思い込んだりしてしまうのです
そして使う予定の無い道具も思わず買ってみたりします
何してるんでしょうね~

この春はLEDでも色々作ったのでその結果が良い物ならまたUPします
来年の春になってもUPしなかった場合は
あ~作落ちして失敗したんだなと思っておいてください
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いい根っていいね

2012年04月24日 | 
ダジャレですすいません
建国殿No1前回が去年の夏の更新でした
その時はルビー根を撮り忘れたとか書いてましたのが今回はしっかり記録できました
軸もとの柄がまだ沈んでいるこの時期では前回同様普通の青の木のよう
確か裏側には柄が残ってたはずですがこの写真しか無いんですよね
いつものことです
その為今のところ根以外はあまりネタが無い木ではあります
ただ親が親ですし、この根も綺麗にルビーで出ているので期待だけは膨らみます
付いていた当りも大きくなりもう潰れる事もないでしょう

良いもんですね順調な冬越しと綺麗な根
こんな晴れ晴れとした気持ちで桜を見れたのは久しぶりです
来年以降も気分良く花見ができるようがんばろ~
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まだどちらも繋がっています

2012年04月23日 | 
 寄せ植えのようになっていた天玉宝
その雰囲気は今のところそれほど変りませんが
他の木と変らず前回から順調な成長をしていました
立派な大きな葉が天葉で出てますので全体的に少しボーリュムUP
付いてた上の当りもしっかりとした葉を出しています
そのお陰かすこし一体感が増してきたようにも見えます
このまま仔がしっかり大きくなればちゃんと株立に見えるかもしれません
帰ってきてもまだ割らずに育てるという選択肢が生まれました

思えば居候先の棚に有った天玉宝も大きな木でした
こちらも裏甲龍同様目標として設定することとします


それはそうと前回の天玉宝の時に書いた二人の現状ですが
まだ順調に愛を育んでいる模様
こちらも繋がっています
先日も二人揃って土日で休んでいたかと思うと
次の週から携帯のストラップがお揃いになってました
城崎温泉に行ったそうです
温泉で何があったのか根掘り葉掘り聞いてやろうかと思いましたが
そこまで聞いてしまうと下衆なんで、グッとこらえ見守ってる今日この頃

丹波栗に入った目玉のおやじの目立つストラップを付けた二人は
機嫌良く二人で一緒の仕事をする比率を増やし続けています
すこし大きい会社で目ざといOLでもいれば、一瞬でその関係がばれそうなものですが
幸い彼ら以外はほとんどがおっちゃんですから、あまり気にもされてないのでしょう


まぁ楽しんでください二人の人生です
なんといっても世間では羆や湖東錦より貴重であろう20代の恋愛
楽しくないはずが有りません

昔は同僚の子が付き合っているなんてことがあると
羨ましかったり、ヤキモチを焼いたりした事もあったのに
今そんな気持がまったく湧いてこない
これが年をとったということなのか


正直今の私は断然羆の方が欲しい


蘭の目標は色々見つかりましたが
彼らの目標はいったいどこを目指しているのか
流石にそんな立ち入った質問は聞きにくいので、今後もしっかり観察だけは続けることにします
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葉が伸びた

2012年04月19日 | 
 居候先の環境が気に入ったようで、裏甲龍の葉が今まで以上に伸びていました
グッと伸びた天葉がこの木が大型木だったことを思い出させてくれました
居候先にある同木はそれは見事な大木でいつかはこれくらいまでに回復させたいと思います
横に付いた仔も少し動きがありまだ生きているようです
しかし前回の植え替えで親と離れてしまっているので帰宅した後が心配です


うちの環境では今のところ乾きに対する対策が遅れがち
何よりの原因は隣の部屋から吹き込まれてくるクーラーの室外機
このベランダの改修工事のついでに室外機の場所を変えてくれれば良いのですが
別にクーラーの配管までは触ることは無いので現実的では無く
だからといって「蘭の育成の邪魔なのでクーラーをなんとかしてくれ
などと言えば痛い人が来たと思われてしまいますので、何とかこちらだけで解決しなければなりません
何より問題が有るこの熱風が吹き込まないように穴を塞ぎ
とはいえあまり露骨に穴を塞いだりするとこれまた近所付き合いにも問題が有りそうなので
少し開いた部分は残しつつ扇風機でもって熱風を押しやります

その上で乾きすぎるミズゴケはその量と鉢で
きつい日差しは寒冷紗を増やすことで何とかすれば少しはましになるかも
その結果が出るのはまた来年になりそうですが
ゆっくり結果を見て楽しむのはこの趣味の醍醐味みたいなもの
ちゃんと楽しめるように心の余裕を持っていきたいと思います
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忘れず確認

2012年04月17日 | 牡丹
 前回はミズゴケの中に埋もれた仔を見忘れていた白牡丹
今回はしっかり目に焼き付けてきました

埋もれてた仔はしっかりミズゴケの上に葉を出していましたがそれほど動いてはおらず
柄も有るには有ってもいまひとつ
それより真上の当りが動き出してしまいましたから、まずこちらに目が行ってしまいました
ただ真上に元気に動いている仔が有ると、下の仔は今後どうなるか分かりません
せめて早めに根を下ろしてくれていれば良いのですが・・・

そしてその動いた当りですが天葉は中透けで出てきています
下の仔がそれほどの柄でもないので結果オーライかも
全体的にフラッシュで白くなってるのは大目に見てください

親の天葉は驚くほど真っ白に出ています(フラッシュのせいだけではないはず)
こちらはまったくもって言う事なし
右の大きな仔の方もそれなりに推移していますしこちらも順調です

数年前の春先に葉をふるった頃の自分にここまで回復するから安心しろと教えてあげたい
あの頃はあまりのショックで精神的に病んでましたから・・・
全て投げ出さずに蘭続けててよかった
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ネタの仕入れ

2012年04月16日 | 紺覆輪
 前回ネタ切れとUPしていましたが、急遽昨日仕入れに行ってまいりました
当日は仕事でしたが、預かっていただいているお宅のある方に仕事を作ってのお宅訪問
1週間かけて丁寧に仕事の段取りをした為、問題なくゆっくり鑑賞できました
その節は時間を取っていただきありがとうございました
蘭も凄いですがあのカラフルなタワシみたいなウニも凄かったです

で、ネタも仕入れてきたので早速UP
今回はいきなり建国殿羆
この呼び方でいいのかわかりません
去年から色々もめているそうですが・・・
一趣味家で何の影響力も無いブログですので、買ったままの読み名でこれからも呼び続けます
柄はサッパリ冴えていません、親ですら青みたいな葉も有ります
まぁこの時期はこんなもんで十分です

成長は正直あまりしていませんが根は結構動いていました
上についた仔が紺覆が有りそうだとか言ってましたが今回もはっきりとは確認できず
紺覆に見えなくも無いですが、親の欲目と言ってしまえばそれまで
今はっきり確認できなければあまり期待しないほうが良いかと
これは期待しすぎて後でショックを受けないための心の防衛手段です

そういえば後一月もすれば全国大会
それまでには今回仕入れたネタを全て消化できればと思っています

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新羅

2012年04月07日 | 覆輪
私この品種結構好きなんです、新羅です
初めて買った高級品種が裏甲龍ですから変った木が好きなんです
その裏甲龍も写真に撮ったはずが写ってないんですね
困ったもんです
とはいえ今さらどうしようもないので次回に繰越です
うちでどんどん縮んで裏小龍になってしまってしたから
居候先でとりあえず長い葉を一枚出してくれてることを密かに願っています

そしてこの新羅
こちらは意外と強い木のようで今のところ作落ちした様子はありません
覆輪の部分がフリルのようになりアクの強さはピカイチ
覆輪と言えば大体美しい木が多い中、ほとんど真逆を突き進んでいます

昨年は仔をいっぱい付けてくれ元気そうではあります
ただ元気とはいえ根が細いのだそうです、うちの木
これは何とかしなければなりません
根は全ての源ですからね~

色々書いてきましたが前回のお宅訪問で写真に取れた蘭はこれで最後
完全にネタが尽きてしまいました
ネタを仕入れるまでは家に残った木で細々と続けてみます
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