風蘭堂

富貴蘭のブログです

タナボタ

2013年07月29日 | 覆輪
他力本願で手元にない建国殿から新たに羆柄を出していただいた風蘭堂でございます
先日讃歌さんの棚に伺った時に、すでに持って帰って大丈夫なのは重々承知していました
っが、棚でその蘭を片手にそっと耳を寄せ蘭に聞いてみた所
「芯痛の私が倒れて羆柄のこの当りまで共倒れになってしまっては目も当てられない、今日は貴方一人で帰って
そう聞こえた気がして手元に置いて見たいのを泣く泣く置いてきた次第です


まぁ早い話が自信が無かったのですね


元は池田の店に兄弟木と有ったのを見つけ建国殿羆一本のつもりで購入
勢いで買ったはいいが冬越しが不安になりその足で讃歌さんの棚に預けたのが去年の年末



それが9ヶ月でタナボタ羆
あまりに人様に頼ってばかりでは作の上達などありえないので
以後このような事は控えるようにしようと心に決めた夏
まずもって身の丈に合わない買い物は辞めなければ・・・

しかし意志の弱さは筋金入り
来年は棚も変りその決意もどうなることやら

そうは言っても今年の夏の作はまずまず順調
タナボタ羆はさておき今回は羆覆輪








仔が元気に育ち、横に付いた当りも動き出しました
前回から特別早く成長しているわけではありませんが当りが潰れず一安心
白っぽい覆輪とスッキリとした姿でいい感じ
早くその当りの柄を確認させて欲しいもんです

そしてその順調を持続して自信を持って芯痛の親もろとも自分の棚にお迎えできるようがんばろ~
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こちらも綺麗に冴えてます

2013年07月24日 | 
 今夜もオークションが盛り上がりそうです
今回出品されている大型の西鶴の親を眺めていたのが半年ほど前
夏も盛りを迎えようとする今その西鶴は車検代となってうちの棚に納まることとなりました
ヤナセの価格で車検をすれば絶対に割に合わないとは思いますが
まぁこちらでする分には心配されるほどではないのです
早々に棚に納め毎日眺めたい所ですがまだ株は元の棚に残ったまま
夏の間にはうちの棚にご招待したいと思っています

その暑い夏に柄の冴えが甦った建国殿白深覆輪の親
割った仔の方の柄も冴えてましたがこちらもとてもいい感じ
親と付いた仔どちらも天葉が白く美しく上がっています
ただ仔に付いた孫仔には今の所柄は無し
何とか気合で絞り出して欲しいものです









おまけにこの夏に親の根元に当りが出ました



順調に増えています
まぁまだ柄が有るのかは確認できませんが、総親から出た仔は全て柄が有るので期待はしています
この秋までには結果が出ることでしょう
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天葉の伸びが良い

2013年07月21日 | 
 当初この夏は猛暑だとか言ってたのに、1ヶ月予想は低温多雨だそうです
明日の天気も外れるのに中々長期の予想は難しいのでしょう
とは言え今日も暑くこれを書いている今現在の外の気温は29℃
クーラーをかけていない室内は計ってびっくり32℃
25℃位の熱帯夜なんて私にとってみれば過ごしやすくて安眠気温です
蘭にとってはどの辺が本当の好みなのかは分かりませんが
去年一昨年の猛烈な暑さに比べれば夜の温度の下がりにくい都会だと少し低い今年は喜んでるでしょう



萩宝扇も喜んでいるのか前回の後出た天葉が元気に伸びてきました
こうして見ると去年までの葉が詰まって見えます
とりあえず少しは分かり合えたのかと勝手に考えている今日この頃
とはいえ早々に仔が出るわけでもなく相変わらずの姿

でもその葉の下に目に見えないような小さな当りが有るはずとこれまた勝手に期待しています
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ベランダは洗濯物用

2013年07月20日 | 花物
 家の間取りを考えていると嫁さんが話しかけてきました
「家ができたらまたベランダで蘭つくるの?」
「庭にスペースが取れればそこで作ろうかな」と(できたら温室なんかを作りたいな)と思いながら答えると
「じゃぁベランダは洗濯物だけでつかえるな~」と嬉しそうに言うので
「もしかしてあれ邪魔やな~とか思ってた」とベランダの棚を指差して聞くと
「今となってはそうやね!」と即答

そう思ってることくらいはうすうす気付いてましたよ

かさ高いしね、夏場は四六時中扇風機回ってるし
今ここで限られた庭のスペース内に温室作るなどと言った日にはまた新たな火種を生むことになりそうです
別にいつもこんなことを書いていますがそこまで尻に敷かれてるわけではないので
この辺の折衝はゆっくり進めて行きたいと考えております

温室はあまり小さい物を作っても温度管理が難しそうですが
普通に庭で作るにしてもそれなりのスペースは確保したいですしね









そんな邪魔者の蘭ですが唯一この時期だけは喜ばれるのが花
緑がどうしてもうまく写らないので色々背景を変えたりして撮ってみましたが難しい・・・
翡翠は去年仔を3本も付けた為か花が1本減って今年は2本
それでも涼しげな花を咲かせてくれました
完全に咲いて写真さえ撮ってしまえばあっさりむしり取り貢物(尻に敷かれてるかな・・・)
これくらいじゃ作場交渉のカードにもなりませんが喜んでもらえるのはやっぱり嬉しいものです

家作りもかなり進行中、色々決めることが多くて大変です






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付き合いにくい蘭

2013年07月17日 | 牡丹
 たまにお昼ご飯を食べに行く喫茶店の店主は大変話し好き
静かにご飯を食べながらゆっくり本を読んでいたいのに
「確かコーヒにクリームはいらんかったね~」とか
「いつも本読んでますね~」とか
「土曜日も仕事ですか~」などなど
ありとあらゆる角度から話題を掘り起こそうと話しかけてきます
そんな時は次に話題の続かないような返しだけを残し早々に店を出るようにしています
ゆっくり本が読めてご飯を提供していただき対価を払う
昼ごはんを食べる場所ではそんな最低限の付き合いだけを求めているのです

しかし先日そこで食べたご飯に付いていた福神漬を残すと
「あっもしかして嫌いでした~」と言うので
「はぁ~そうですね」と答えてそそくさと帰ると次の時から福神漬抜きで出てきました
これはまぁいいかと思い数回それが続きましたが、ある日また福神漬がご飯の横に
で、また残すと「あっ福神漬いりませんでしたね、すいません次回気を付けます」とものすごく謝られたので
「気にしないでください、残してすいません」と答え帰りました
そして何回か行った後またご飯に福神漬が
また何度も謝られるのが嫌なんでご飯と一緒に完食

それ以降福神漬は今もご飯の横に居座り続けています
苦手なんですあの真っ赤に色付いた甘~い福神漬・・・
ですがあまり干渉されたくない私は今後もそこに行く限り黙って食べ続けることになるでしょう
あまり近所に他の店も有りませんしね



そんな福神漬のようになっているのが今回の蘭
この趣味を始めたばかりで右も左も分からない頃にヤフオクで手に入れた木
神龍羆などと言う大層な名前で出ており
この一本限りなどと謳い出品していたのを調子に乗って落札
出目は真っ白で紺覆を交え下葉では暗み、根は美しい藤色に近いルビーでした
当然そんな宣伝文句を書いていてもすぐに同じものが出品されるのがこの世界の常
どういうことだと出品者へ抗議のメールをすると、続いて出品していた同じ商品をを取り下げ
もう今後売らないのでこちらも損をしている、それで良いだろうと、意味が無い上に嘘臭い言い訳で返金を拒否
「こっちは何本も有ったことを怒っとるねん!」と丁寧な標準語でメールしても無視
今にして思えばよく有ることで騙された方が悪いと言われそうですが当時はズブズブの素人
結局どうしようもなく、これも勉強代なのかと悔しいながらも納得し現在に至ってます
怒鳴り込むにも静岡は遠いしね・・・
いつかもし大会などで名前を見ればボロカスに言ってやろうと心の刃は日々研ぎ続け、今では触る物皆傷つけそうです
そんなこんなで撮るのが嫌だったのか棚入れ当時の写真はまったくなし
今回初めて撮影しました



天葉はそれなりに冴え来たときより2回り大きくなった木は
当初出ていた藤色の根も現在はほとんど泥根(現在は止まってます)
そんな事も手伝ってか見るたびに嫌な思い出が湧き上がる木
そんな蘭でも捨てたり潰したり出来るわけも無く
同じように水をあげ寄せ植えですが植替えもして付き合い続けていきます

人に恨まれるような売り方をしては蘭が可哀想ですね

話し好きの店主はこんな腐った出品者とは違い良い人なのでしょうが、できればもう少しほっといていただきたい
そして福神漬はCOCO壱番屋の物にしてください、あれなら美味しく頂きます
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少し大きくなりそう

2013年07月02日 | 
 前回はケース内での冬越し中での登場の紅孔雀
冬越しのやり方が気に入ってくれたのか、少し変った夏棚が気に入ったのか
どちらかは分かりませんが今年の天葉は元気よく伸ばしてくれています







だんだん小さくなっていくその姿に危機感を覚えていましたが
今年は心配する必要は無さそうです



後ろに隠れて寄せ植えのように植えられた親こそほとんどその姿を変えませんが
仔の方は良い感じの4本立ちに進んでいます
ただ今年も新しい仔の姿は見られません
割ってしまえばまた増えるのでしょうが
せっかくここまできたらもう少しこの姿を見ていたい
割ったところで棚はもう定員オーバー気味ですしね
早く引越しして新しい棚でゆったり作ってみたいもんです
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