金広錦

　今さらなんですが買いました
やっぱり名鑑に載ってる木もちゃんと育ててみようと急に思いつき
目に止まった金広を衝動買い
と言っても昔に比べればそこそこ良い柄でもお求め安い価格になっており
財布の中のお金だけで買うことができました


親はやや源平になってきてますが、仔はまだ良くなりそうな柄

こんな木を姿良く株立ちに仕上げれるように今年はがんばってみます

そんな意味も無く基本に立ち返った２月の話でした

後が無い

新月殿まみれの羆覆輪が続きます
この木は裾にに３本の新月殿を従え華やか？な姿で目を楽しませ？てくれています


そしてそれだけでは飽き足らず天葉までも紺を無くし始めました

ひとつ前の葉からヤバそうな雰囲気は出ていましたが
今回の天葉で雰囲気などと生易しい物ではなく
「これから私は新月殿になるよ」と羆覆輪がコブシを握り締めているのが見えそうな気さえします
こちらとしては「ちょっと待て！考え直せ！」と説得したいのですが
その説得の方法がわかりません
今年彼はどうなっていくのでしょうか・・・

羆になってくれるのかな
ウキウキ

なんてポジティブな考え方は暖かくなったとはいえこの寒さ
蘭に対する気持ちが冷え切ってる今の私には出来そうに無いのです
富貴蘭を育てる為に必要なもの
栽培技術やお金や場所ももちろん必要ですが
運とちょっとしたことでは折れない心
これに限ります

今年は意外と元気

　水をきってから早２ヶ月、去年でしたら完全にペタンコになっていた紅孔雀ですが
この寒さの中ベランダに居てますが、親の上の方の葉以外はまだ葉に余裕が見られます
今年は何かやる気があるようです
植え替えのときに見た根もそこそこ満足いくものでしたし
去年成長しなかった分、親木の今年の成長は頑張ってくれそうな予感
仔も２本とも順調に冬を過ごしているようで
上の仔は親木を尻目に成長した後、今でも葉をそれほど閉じることなく元気

下の仔は動かなかった代わりに孫仔を付けてくれた当りも潰れず元気


前回のＵＰ以降も親がほとんど動かなかったわりに全体で見ればトントンでした
しかし価格はうちに来た時に比べると驚くほど下がってますのでこちらはトントンとは言い難い・・・
うまくいかないもんです

悪い癖

　こないだの羆覆輪で書いた新月殿病の最重症患者が今回の木です
これまでうちに来てから付いた仔の数は、今付いてる仔もあわせて６本
その全てが新月殿、今付いてる当りもおそらくは新月殿

ただこの３本の仔だけでも去年の根は綺麗でした

栄養を取られるからと、要らぬ心配をして毟った仔も
何も気にせずに全て付けたままにしておけば、さぞかし綺麗な根を成長期に楽しめたことでしょう
そうでなくても新月殿の株立は見ごたえがありそう
今となっては後の祭り、その新月殿も外したばっかりに全て天に召されました

これからはこまめさんの言うとおり新月殿から羆への進化を期待して
夢叶わずに羆覆輪が出るというシナリオで育ててみます

それにしても人間でも蘭でも良い所を見て育てないとダメですね
すぐに人や蘭の粗探しばかりする悪い癖を治さなければ
これから心がけていきます

割っちゃいました

　去年の夏に待望の縞が仔の天葉に出てきた建国殿の縞
縞も出たことだし、姿も根も一人前になってましたので植え替えた際に割ってみました
親は見るからにすっきりし、柄もまだ冴えていますが
痛めた葉が更に目立ってしまいます

仔の天葉の縞はは元々それほどいい縞でも無かった為か青のよう

それでも過去にはルビー根も出しましたし
気長に作っていれば良くなってくると信じ込んでいます

親に付いた当たりは場所からして花ではなさそうですが
仔が出たところで柄が無ければ寂しい限り
やはり栽培技術より運を良くする方が成功への近道なのでしょうか
姿は技術で何とかなっても縞だけはやはり運任せ
映画ペイフォワードのように人にいいことしていつか自分へ返ってくるのを待ってみようか
　
でも返って来るのを期待してやったらだめですよね・・・