歓喜天

うちの嫁さんの自転車が寿命を迎えました

ギアの切り替えができず、ハンドルもガタガタ

娘を乗せるために買った2人乗りの自転車でしたが

１０年目を迎え子供も自分の自転車が有るのと、給付金も出たのでそろそろ買い替えようかと

ついでにその娘の自転車も大人用の物が乗れそうなので買い替え

次は電動が良いとの嫁さんの言葉で大人は電動自転車を購入することに

色々見て決めましたが、自転車屋さんが最後に気になることを言いました

「できるだけハンドルのスイッチの所に水にかからないように置いてくださいね」とのこと

なにやらオンオフのスイッチ部分にＵＳＢの差込口があり、携帯など非常時の充電に使えるらしいのです

ほとんど使うことの無いような物を付けたために防水性能が落ちるなら必要ないのですが、付いてるものは仕方ない・・・

それより問題はうちの家で自転車を止めることができる雨のかからない場所は一つだけなのです

そして現在その場所には私の大事な蘭達が陣取っています

これは戦勃発です、領土争いの再発です

思えば小さいベランダで蘭の置き場と物干し場を争ったものです

次は自転車にその場所を脅かされることとなりました

そして結果は明白、間もなくわが軍の撤退となるでしょう

ただ今の置き場所は屋根が有ることを理由に選んだため

日当たり面で問題があり朝の日は当たりにくく、そのくせ西日が結構当たります

この際屋根の有る場所を渋々譲る体で移動させれば

棚を置けば少し邪魔になるので、気を遣い置けずにいた東向きの場所に設置が無理なく行えます

そんな中とりあえずは早急な雨対策です

最近の家は軒が短くそれも２階の屋根の軒だと、たとえ壁際においてもほぼ雨ざらし

今後長雨があると根腐れが心配です

早々にホームセンターに行き材料調達とＤＩＹ

急遽ではありますが棚の移動と直接雨がかからない屋根が完成しました



ここ最近の雨でもとりあえず直接かかりませんし

朝日がばっちり当り、昼以降は家の影になり直射日光をシャットアウト

最初は今までより日当たりが強くなるので葉を振るうかもしれませんが

少し間延び気味な我が家の蘭が今までよりは締まるかも

結果オーライということになりそうです



そんな中よく見てみると仔が出ていた歓喜天

春からあっという間に３つの当り







この調子だとすぐにそこそこの株立になりそう



その色は少し濃くなってきても根はまだ止まらず伸び続け

今後の成長に期待が持てます

今後は朝日をしっかり浴びてさらなる成長をお願いします

紅緑宝萌黄縞

緑宝の実生で萌黄の縞となってますが

中々写真に写すのが難しく紺縞のようにも見えます



数年前にうちに来てから数本仔が出てます

ただよく手に取って見るのですが今一つ元気がなく見えます

葉の広がりや艶が悪い気がするのです

ただ毎年数本仔が出て、根もいっぱい出るところを見ると、本人的には絶好調なのかもしれません









元が緑宝で仔吹きもよく昨年に一本割ったところ

株では今一つ見ばえが悪いですが、割って一本で鉢に植えると意外と見ばえが良くて高評価でした

まだまだ仔が付いているので今年も割ってしまいそう

建国殿

最近上の娘が反抗期真っただ中

なにかを頼んでもすぐには動かず聞こえないふり

少し怒ると必ず口答え

娘が生まれたとき始めたブログも気が付けばその娘が反抗期

時間がたつのは早いものです

先日もその反抗期の話を家族でしていると嫁さんが

「娘も反抗期やけど私は今でも反抗期やわ」と笑いながら言ったので

「そうやなそれは間違いない」と私も笑って言うと娘が一言

「お母さんは反抗期じゃなくて更年期」

中々言うようになったな娘よ、そんな言葉どこで覚えてくるの

とりあえずお父さんはその突込みに対しては、娘じゃないですが聞こえないふり

元気に大きくなってくれて嬉しいですが、だんだん憎たらしくなってきます



こちらは大きくなることが、ただただ嬉しいだけの建国殿の当り



成長とともに少し白い影も見え期待倍増

最初の仔は大きくなりましたが、柄があるのか無いのかもう少し見守ってみます



そして右の仔の下にも新たな当たり



そしてそして最初の当たりの上に新たな当たり、このまま勢い止まらず仔になっていただきたい



一気に子沢山になりそうですが、そのうち何本に柄が出てくれるのか

ただうちの蘭も娘に負けないくらいの反抗期、なかなか私の思い通りの仔は出してくれません

竜王の剣

花が咲いた竜王の剣





蕾が動き出したので毟ろうかとも思いましたが

そういえばこの木の花を見たことが無く、どんな花が咲くのかほっておくと

いくら待っても花茎が伸びず、しけったのかと思っていると、軸元で花が咲き出しました

元々花茎が伸びないのか、今回だけのことなのかわかりませんが

花を見て見ると少し変わってました








花は他の木より一回り大きく、下の花弁の形状が少し違っています

でもこれくらいでは花変わりとまでは言いにくいですね

姿は一応特徴も有りますし、花も少し違う、ただ今一つパンチが弱い

株立になり、短い花茎の大きな花がいくつも咲いていたら、それはまた面白い雰囲気にはなりそう

割って売ることも無いし、花跡もないのでそのうち増えてくれるでしょう

曼殊沙華

数年前の大阪大会で手に入れた曼殊沙華



毎年律義に花を咲かせてくれています

姿はお世辞にも良いものではありませんが

花が咲いたらそれでいいかと植え替えもおざなりになってます

来た時から付いていた仔と親の間に大きな隙間があり

どう植えても上手く植えられないのも原因の一つ

とはいえ花は大きくて迫力があり

三蝶咲きの大きな花は見ごたえ十分









さすがに息子もこれを見れば違いが分からないとは言わないだろうと思い

どこが違うかと普通花と並べてクイズにしましたが、彼曰く二つは同じ花のようです

距が３本有っても同じもの、興味が無ければそんなもんなのね

うちの家でも親と子の価値観に大きな隙間があるようです

青海

　せっかく黒耀の花が咲いたので、少し遅れて咲いた青海と並べてみました



うちの息子ではないですがそんな違いがわからない・・・

こんなに元の木の姿が違うのになぜ花だけが似てくるのか

ほとんど同じ花に思えます













ちょっと青海の方が色が濃いのかな

どちらもいい花ですね

そういえば翡翠も満開になりました

こちらも綺麗









緑の花が咲いたので早速貢ぎ物です

今は少し小さめの花瓶に入れられた花が、帰宅する頃に玄関で良い香りを漂わせています

瀬戸の剣

　数年前に専門店で紫玉を買いました

数か月作りましたが動きなし、よく見て見ると芯痛

別にクレームを言うつもりもなかったのですが、お店に言うと返金してくれるとのこと

なんかそう言ってもらっても悪いので、何か手ごろな木と交換してもらうことに

その時目についたのがこの木、瀬戸の剣でした

とは言え、紫玉と瀬戸の剣では値段が違うと言われ、結局その差額分を返金してもらいました

やっぱりちゃんとプライドもって仕事をされてる方は違いますね

ヤフオクでパチモンを売る輩や

違う品種を気付いてるのか気付いてないのかそのまま売る方

寄せ植えだけは異常に上手く、見事な株立を作る方などと比べるのも問題ですが

後で悔しい思いをしても蘭に当たれないし、変な物を買ってしまうと嫌なものです





それはさておき　その時交換してもらった瀬戸の剣

来た時は３本立ち位でしたが、来てから順調に増えてます





ちょっとまとまりは悪いですが元気なので良しとします

花も伸び出してそういえばまだ見たことがないので咲かせてみましたが

予想通りの普通花

そうと分かれば咲いたら即切り取ってテーブルにでも飾ります

花の時期の貢ぎ物、これくらいしかこの趣味は家族には喜ばれないのです

黒耀の花

　花の時期が来ました、うちでは咲かないと思っていた黒耀です









やっと咲いた１０年待ちの花です

別にそれほど珍しくもないのでしょうが、私にとっては初花、その花を写真以外で見ることができました

チャボのヤスリ葉で花変わり、今ではお安くなりましたが三拍子そろった良い木ですね

そんなわけで撮影が終われば即座に切り取って、テーブルの上に

「変わった花やろ～」その時ちょうどいた息子（９歳）に聞いてみました

しかし横に並べた普通の花と見比べて一言「何が違うかわからん」

つくづく理解されない趣味だと改めて実感

まぁ「ほんまやこの花全然違う！」なんて反応は初めから求めていませんがね・・・

とりあえずは違いなんか分からなくていいので、花を見て普通に綺麗だと思える大人になってほしいものです

月光羆

あまり変化のない月光羆

根の方は痛みもなく順調な育成を見せてくれますが

その本数はいらっしゃった時以来変化なし





ただ今回の植え替えで下の方に付いていた枯れた葉を取り除くと何やら当たりのようなものが



これは何なのか、位置からして花ということも無さそうですが

しかしそのまま潰れてしまうことも往々にしてあるのが私の棚

うまい具合に育ってくれれば初めての仔

仔がだめなら今年はルビーの様に輝く根でも見せてはもらえませんか

蘭の神様、何卒宜しくお願い致します

建国殿

一本立ちでうちに来た建国殿

柄は素晴らしく、根も全てルビー

少し前に撮った写真ですが、綺麗です。すこしハゼ過ぎですが・・・







ただ今まで出た仔は青ばかり

今付いてる仔ももちろん青、根も泥



欲にまみれてしまった人間の心を見透かしているのか蘭よ

それでも今日も棚に行くと、新しい当たりを探し葉をクイッと下に押しその隙間をのぞき込む

花芽跡のない場所を全て覗き込み、結局見つからずそっと棚に戻す

いつものこのルーティンの繰り返しです

少しは興味が無いふりをして放置した方が良いのかな・・・