ブログよりも遠い場所

サブカルとサッカーの話題っぽい

【スト魔】ウィッチは永久に不滅です

2011-02-25 | ストライクウィッチーズ
ストライクウィッチーズ2 第6巻【初回生産限定】 [Blu-ray] ストライクウィッチーズ2 第6巻【初回生産限定】 [Blu-ray]
価格:¥ 9,240(税込)
発売日:2011-02-25

 これにて『ストライクウィッチーズ2』BDマラソンゴールイン!

 放映していたのが遥か昔のことのように感じるなあ。アニメの消費サイクルは早い。
 ちゅうわけで、『スト魔2』の最終巻です。BDには第11話「私であるために」と第12話「天空より永遠に」が収録されており、秘め声CD弐は諏訪天姫(CV花澤香奈!)と芳佳&ルッキーニのペアが担当。ルッキーニだけあぶれてどうなるかと思ったけど、大方の予想通り大トリは主人公と組ませてきたかーという感じ。

 で、まずは秘め声CDの話から。
 この秘め声CDは、一期のころから「BDに収録されているエピソードの直後に行われたインタビュー」という体を取ったドラマCDなわけですけど、今回もその例に漏れず最終話のあとの物語になっていました。つまり宮藤の魔法力が消滅したあとの話ということ
 コレに関しちゃ、そんな目くじら立てるような問題じゃあないと思うし、ルッキーニは奔放に見えて空気も読めるキャラなんだなあハハハー程度で流すのが正解なんでしょうけど、こんな小さい子に気ぃ遣わせるなよってのは正直感じるなあ。や、宮藤が本当にやりきって、魔法が使えなくなったことなんて全く気にしてないですよーというのを示すエピソードだったというのはわかるんですけどね。最後だから仕方がないとはいえ、ギャグとシリアスが半々くらいになってしまったのはちと残念だったなー。宮藤の相方がルッキーニだっただけに、尚更。
 このへん、「二人ずつに分かれるとペリーヌがあぶれる」ネタが面白かったので、順番的にはベストに近かったと思うんだけど、秘め歌2における宮藤&ルッキーニペアと、宮藤&リーネペアの順番は入れ替えたほうがよかったような気もしますね。最終巻のジャケットも宮藤リーネなので収まりがいいですし、宮藤絡みのシリアスなネタを話すなら、やっぱルッキーニよりリーネのほうがしっくりきたんじゃないかなと。
 しっかし、ミーナ隊長はもはや完全にお局的ポジションなのね。「Sってなんのこと?」「あとでミーナ隊長に聞いてみればいいよ」というやり取りを聞いて、果たして何人がシャーリーの断末魔を想像したことか。絶対に許されない。
 あとゲストの諏訪天姫は、あまり出番がなかったのでパッとしませんけど、今が旬の花澤香奈さんってことで、それだけでちょっと耳が楽しかった感があります。演技的には、『こばと。』が一番近い感じかなー。扶桑のウィッチといえば天然たらしですが、天姫もそういう素質があったりするんじゃろうか。

 BD本編は、「ここにきて!」という感じでサービスショット満載だった第11話の月光さんと太陽光さんがバッチリリストラされていました。いきなりもっさんの「尻!→おっぱい!」というコンボで始まったかと思えば、シャーリーとルッキーニの全裸ダイブがあったりと、単純な肌色指数でいけば3話、7話、10話あたりを凌駕していたような気が。 
 そして第12話は、やっぱ涙なくしては語れないなあ……。正直、何度見ても501の一員であることに異常なまでに執着するもっさんの心情は理解できないというか納得できないし、ネウロイ化した大和の魔導ダイナモが停止した理由もよく分からないんだけど、最後の「OverSky」で全てを許せてしまうのは、ファンの贔屓目ってやつなんだろうなー。
 さておき、本当に楽しい作品でありました。これから先に劇場版が控えていたりと、まだまだ作品の熱は続いていくと思いますけど、これが一つの区切りになるのは間違いないので。スタッフの皆さんにはお疲れ様でしたと、これからもよろしくお願いしますと言わせてください。

 余談。
 BD第6巻の戦闘記録集の表紙が、宮藤とみっちゃんが並んで縁側で昼寝している絵だったんですが、平和になった感じがしていいですねと。実際は、まだ世界中にネウロイが存在しているので、ウィッチの戦いは終わらないんですけど。少なくとも宮藤芳佳というウィッチの闘いは終わったということなんでしょうねということで一つ。


【雑記】風邪

2011-02-24 | 雑記

 なんか姪ッコが先週から今週頭にかけて風邪をひいてたらしいです。人生初風邪。
 事後報告めいた話を聞く限りでは大事なかったらしいですけど、定期的に送られてきていた写真が数日途絶えてたので、やっぱ弟夫妻もドタバタしてたんだろーねと。
 ちなみに、うちの母も同じタイミングで風邪をひいていて、そろそろ完治に向かっていたり。

 で、思った。

 僕ね、風邪ひかなくなったんよ。

 毎年冬のなり始めと、終わり頃(ちょうど今くらいの時期)には、絶対体調崩していたのに、ここ一年半ほどは妙に頑丈。インフルエンザみたいなのはある程度仕方がないとして、急激な気候の変化で副鼻腔炎になることが多かったのが嘘みたい。
 もっとも、こうして良コンディションを保っていられる理由は明らかで、実は青汁を飲み始めたんですよ。いや、冗談じゃなくてマジで。
 特別病弱ってわけじゃないけど、なんかちょくちょく風邪っぽい感じになるなあ……って人がいたら、騙されたと思って青汁を試してみてください。
 やっぱ人間の身体は栄養取ればなんとかなるようにできてるって。いやマジでマジで。


【ラノベ】IS<インフィニット・ストラトス> 5

2011-02-23 | ライトノベル
IS <インフィニット・ストラトス> 5 (MF文庫J) IS <インフィニット・ストラトス> 5 (MF文庫J)
価格:¥ 609(税込)
発売日:2010-06-23

 読了。

 新ヒロインの強キャラ生徒会長が出てきて、一夏とヒロインたちを軽々と圧倒し、最後にちょろっと物語の黒幕的な組織の刺客が出てくるというお話。で、のほほんさんと、その姉は生徒会長の関係者(というか従者?)ということが明かされて、姉のほうが一夏の友人である弾とフラグを立てました的な。あとは主にヒロインのサービスシーンかな? かな?
 以下雑感。

・一言で言うと「強キャラ出ちゃったー」的な。一応5巻を最後まで読めば、楯無の登場に必然性があったのは理解できるし、傍若無人にみえる振る舞いも一夏を守るためだったというのもわかるんだけど、うーん。何か微妙?

・ぶっちゃけ、僕は現段階における「更識楯無」というキャラがあまり好きではないんだな。で、そういう「読者目線で好きになれないキャラ」を、作中の登場人物が過剰に持ち上げるのは言っちゃ悪いがひっじょーにウザイ。個人的にこういう〝作家の見えざる手〟が見えてしまうのは嫌です。いわゆる作者プッシュってやつね。

・例えば、一夏に「この人は人たらし」と言わせるのは、一夏というキャラが本当にそう感じたというよりも、作者が「更識楯無は人たらしなんですよ」と読者にアピールしているようにしか見えないし、キャラの立たせ方としちゃチープで最悪な部類に入る。こんなのは、いわばエロゲの紹介ページに「このキャラはツンデレ」って書いてあるようなもので、キャラの性格などは、やはり読者を納得させるようなエピソードを描くことで説明を加えて欲しいなと思ったり。

・まあ、コレはいやらしい見方すぎるけど、この手の最強・無敵キャラがいると、すっげー話を動かしやすくなるから、そのために登場させたんじゃないかと邪推したくなってしまう。既存の最強キャラは千冬だったけど、姉という立場だったり、真の意味であの世界の最強なので扱いづらかったりするわけで、楯無は扱いやすい最強キャラとして作ったように見えてしまうんだよね。

・だから楯無主導で全校を巻き込んで一夏争奪戦が始まったときはリアルで頭を抱えてしまった。えー? コレってエロゲの二次創作SSっすか? みたいな。こういう主人公の意思を完全無視して所有権を主張するタイプのイベントは、ゼロ年代の負の遺産すぎるなー。もうちょい不快感のなくなるような工夫をお願いします。

・ちゅうか新ヒロインが追加されるたびに既存ヒロインにカマセ描写が加わるの勘弁してくださいwwwwww鈴が出てきたときは箒とセシリア、シャルが出てきて前の3人、ラウラが出てきて……楯無が出てきて……。コレって間違いなく負のスパイラルだし、既存のヒロインが好きになった読者に対して不誠実すぎると思うわー。

・新ヒロイン追加って、サッカークラブにおける監督解任と同じで、即効性のある劇薬みたいなものだから、短期的には話を作れても長期的には一人一人のヒロインの出番が減ってしまう諸刃の剣だからなあ。厳しい。

 やっべー。6巻以降もこの調子で「楯無無双」、「代表候補生の出番が削られる」が続くようなら読み続けられる自信がねえです。ハイ。


【漫画】天使のKATTE

2011-02-22 | 漫画
天使のKATTE (チャンピオンREDコミックス) 天使のKATTE (チャンピオンREDコミックス)
価格:¥ 580(税込)
発売日:2011-02-18

 微エロブームというか、萌えエロ系の漫画のタガが外れ始めた時代の先駆者、水兵さきさんの新刊。

 ……と。

 たしかに先駆者ではあるんだけど、微妙に自分自身がブームに乗り遅れた感が否めない作家さんだよなあ。水兵さんの作品はいくつか読んでるんですけど、どれもこれもイマイチ楽しめないんですよね。つまらなくはない、でも読み返すほど面白くない、みたいなライン。今回もこの例に漏れず、ぶっちゃけ裸を描いてもあまりエロくない絵柄、というのは、こういう系統の作品においては致命的なのかもしれないなと思ったりも。
 つーか、ちょっと前までは某『いいなりあいぶれーしょん』なんかと同系統というか、作家さんの発想がおかしくて(良い意味で)他との差違を生み出せていたんですけど、一番最初に書いたみたいに、現状、ヲタ系漫画(ラノベとかもそうだけど)のタガが外れ切っちゃってるのは、「タガが外れていること」を売りにしている作家さんにとっては辛いだろうなあ。
 こういうのって、ヲタ系の作品に限ったことじゃありませんけど、創作のネタが枯渇し、使い回しが当たり前になっている昨今、なにかとインパクト重視の設定がもてはやされているじゃないですか。そういう状況に僕自身慣れきってしまっていて、もはや「天使は常に裸で過ごしていて、服を着ると逆に羞恥心を感じる」程度の設定じゃ何も感じなくなっているのは、よくよく考えると恐ろしいことなのかも。
 唯一面白かったというか、「コレはやりすぎだろ!」と突っ込んでしまったのが、第二話の全裸シーソーだけってのは、ちょっと、なあ。毎回、全裸シーソーと同じくらいインパクトのあるネタで攻めることができれば、また少し評価は上向いたと思うんですが。それも発禁とのチキンレースって感じですよねー。
 というわけで、ネタの新鮮味は皆無、そのうえ絵柄もエロくないということで、この手の作品が珍しくなくなった時代においてはちと厳しい内容でしたねということで一つ。


【ゲーム】ゆかな無双

2011-02-21 | ゲーム

[天神乱漫 Happy Go Lucky!!]
http://www.w-russell.jp/tenshin/


 とりあえず、脇目も振らず、追加キャラの市杵宍姫命こと宍戸若葉のルートに突入。
 こりゃマズイね! 可愛すぎるね!



 何をしてもドMな方向に話を持っていくゆかな。



 全くブレない方向性。



 ところが個別シナリオに入った途端、チョロすぎて可愛いいいいいいいい!!!!!



 だがやはり方向性はブレないのだった。

 いやー、ホント面白いなー。元々キャラの良さに定評のあったゲームではありますが。
 なんつか、若葉のシナリオに関しちゃ「ああ、こうくるのか」と実に腑に落ちる感じ。おぼろげな記憶を掘り起こしてみると、たしかに他のキャラのシナリオでもいちゃいちゃしてたけど、幼いころから不幸続きだった春樹が抱いていた、近しい人に対する負い目みたいなものを払拭するエピソードはなかったですし。その部分に突っ込んだ若葉シナリオは、若葉のキャラがツボってのを差し引いても、十二分に見応えのある内容です。こういう移植モノの追加ヒロインって蛇足になったり、元の世界観とあまり馴染まなかったりするのが常ですけど、コレはすんばらしい補完関係になっていると思いました。
 そして、若葉と恋仲になるシーンで春樹が語った「俺は不運かもしれないけど、不幸ではなかった」ってのは掛け値なしの名台詞。そういえば、『惑星のさみだれ』の作者でもある水上さんの別作品『戦国妖狐』の中で似たような台詞があって、どうも僕はこういうのにすごく弱いらしいです、ハイ。

 しっかしこうなってくると、全年齢対応でエロシーンがないのが悔やまれるぜー。ドM要素を活かすためにも、若葉のシナリオはPC版のほうで見てみたかったなあ。
 まあ、そうすると今度は声優の問題が出てくるんですが。
 嗚呼、ままならぬものよ。