[東京ザナドゥ 公式サイト]
http://www.falcom.co.jp/tokyo_xanadu/
発売日に購入し、ちまちま進めていた『東京ザナドゥ』クリアしました。
≫シナリオ(7/10)
総じて「可もなく不可もなし」といった感じ。
ぶっちゃけ飛び抜けて面白い物語ではなく、一度プレイしはじめたら止まらなくなるような中毒性もなかったですが、逆にどうしようもなくつまらないとか、登場人物が不愉快ということもないので、途中で投げ出すほどの低クオリティというわけでもありませんでした。
個人的には、近年のファルコムゲーは、「一作で完結しない」、「世界観を使い回すための姑息な引き延ばしに嫌気が差す」と悪印象が先に立っていたので、(続編が出るかどうかはともかく)一作でキッチリ幕を下ろした『東京ザナドゥ』はそれだけで及第点を超える内容だったと言ってもいいかもしれません。ハードルひっく!
まあ、『ザナドゥ』シリーズとして続けたいんだろうなあというのはすごく伝わってくるというか、『東京ザナドゥ』で描かれた事件(災厄)というのは結局最初から最後までシオリというキャラクターの自作自演みたいなものだったわけですよね。
つまり、(少なくとも今作では)10年前の災厄というのは本当に単なる自然現象のようなものとしてしか扱われておらず、ここに突っ込む話が出てこないあたりは「後に取ってある」のかなぁと思ったりもしました。
内容に関しては、良く言えば王道、悪く言えば代わり映えのしないストーリーだったかなと。
今作は、作中で〝悪役〟として立ち回るキャラクターも最終決戦で味方として駆けつけてくるなど、徹底して善人ばかりを前面に押し出していたのが印象に残ります。
このへん人によっては物足りなさを感じたり、キャラクターの人間味のなさや、ストーリーの薄っぺらさを感じるかもしれませんが、僕は支持したいと思います。
ファンタジーである『軌跡』シリーズと違い、『東京ザナドゥ』はパラレルであるとはいえ現代を舞台にしています。
そのため、犯罪行為などをあまり深く掘り下げてしまうと、整合性を取るのが難しくなることが多々あるので、ヘタに触るくらいなら最初からライトな問題で留めておく、というのは良い判断だと思いました。
あまり条件の厳しくないトゥルーエンドが用意されていて、そちらではバッチリシオリも助かるということで、ユーザーの要求には応えられる内容になっていると思います。
≫システム(6/10)
こちらも可もなく不可もなしという感じ。
んー、なんでしょうね。まず根本的に、僕は『東京ザナドゥ』の、というかファルコムのアクションゲーがあんまり好きじゃないです(ノ∀`)
なんか『モンハン』と『無双』のちょうど中間みたいな操作感ですが、やり込もうと思えるほど深くなく、爽快感を得られるほど大味ではない、というのがすごく中途半端に感じるんですよね。
今作における「異界」の設定は、現代を舞台にしつつダンジョンを攻略させる冴えたアイディアだったと思いますが、狭苦しいフィールドをちまちま進んでいくのに後半ダレてしまいました。
あと、各話ごとに小さくシナリオを区切りつつ、クエストをこなすという『空の軌跡』から始まった基本システムは正直もうマンネリですわ。
たしかにコレはRPG要素とAVG要素を違和感なく組み合わせられる優れたシステムだと思いますけど、完成度が高かったゆえにこのシステムを使わないでゲームを作ることができなくなってますよね。
オーブメント(今回は呼び方違うけど)のシステムも同様で、せっかく『ザナドゥ』というタイトルを掘り起こしてきたわけですから、もっと新しいギミックを考えたほうがよかったんじゃないでしょうか。
ファルコムのゲームをプレイしているユーザーにとっては見慣れたものなので取っつきやすいのは間違いないですが、それはマンネリを呼ぶ諸刃の剣でもあります。
基本的に、コピーというのは繰り返せば繰り返すほど劣化していくので、そろそろ限界だと思います。ハイ。
≫音楽(7/10)
これも可もなく不可もなしwwwwwww
OPテーマとムービーは、最初は何とも思いませんでしたが、物語が進んでいくにつれて好きになっていくスルメ感があったと思います。
ゲーム中に流れるBGMは必要十分という感じで、ゲームの妨げにはならないものの、耳に残った曲も特にないという感じ。
どうでも良い話、SPIKAの歌はなんであんなに初音ミクっぽいんでしょうかね。もうちょい普通にアイドルユニットが歌ってる感じでも良かったと思うんですけど。
≫総評
最初に書いたように「途中で投げ出すほどつまらないわけではないが、没入して最後まで一気に終わらせてしまうほど面白くはない」という絶妙なラインを漂うゲームでした。
や、プレイ時間を見てみると35時間ほどなんですけど、感覚的にはもっと長かったような、短かったような不思議な感じでしたね。
なんか思ったよりもボリュームがあって、そういう意味では長かったんですが、途中から物語が進んでいるのかどうかハッキリしない展開が続いたせいで「え? もう終わり?」という印象もあります。
どうもネットの評判を見ると、直前に出した『軌跡』シリーズの『閃の軌跡』1と2におけるキャラクターの掘り下げが、かなり恋愛寄りになっていたようで、そこが否定されていたりもするんですね。
だからなのか知りませんが、『東京ザナドゥ』では意識して男女間の恋愛描写を省いているように見えました。たぶん僕が感じた物足りなさというのは、ここに端を発しているんだと思います。
いやね、上手く言えないんですが、別に全ヒロインがコウを好きになるハーレムにしろっつーわけではないんですよ。
ただ、僕からするとすごく不自然に恋愛感情だけ取り除かれてるように見えるので、そのせいで「友達」とか「仲間」という言葉にまで空々しさを感じてしまうんですよねえ。
このへんは個々人の好みに関わることなので難しいと思いますが、『閃の軌跡』でやりすぎた反動だとするなら、もうちょい加減というか、バランスを考えて欲しいと思いました。
最後は余談になりますが、僕はずっと前からコウ役の浅沼晋太郎さんの声質と演技が好きではないので、そこが今作で一番残念なポイントだったかもしれません。
サブキャラも含め、他のキャラクターたちの声優がとても合っていただけに、一番喋る主人公の声が微妙というのは致命的ですわー。
と、そんな感じで『東京ザナドゥ』でした。
vs名古屋。アウェイで対戦。
2-4で負け。
絶対にしてはならない情けない逆転負け。
守田*:10.0 これで引退かな?お疲れさまでした。
舞行龍:5.0 右SBとして効果的なプレイはあまり見られなかった。守備面では永井のスピードに苦戦し最後に破綻。
大井*:5.5 闘莉王、ノバコビッチへの対応は完璧だっただけに失点は可哀想。三失点は言い訳できませんけどね。
大野*:5.5 同上。エースキラーとしての雰囲気が漂ってきたが個人としてできることには限界がある。
前野*:5.0 球際に勝てずプレイのリズムを掴めなかった。パスミスも多く攻守において振るわず。
レオ*:6.5 危険なポジションへのカバーが冴えていた。ボールを散らす仕事もしていたがもっと負担を減らしたい。
小林*:6.0 守備を重視していたためかあまり前に出られなかった。レオより小林が前に出たほうがいいと思うけどなぁ。
山本*:6.0 序盤は頭の上をボールが行き来する展開だったが粘り強くチャンスを窺った。
端山*:4.5 救世主から一転して戦犯。PKの判定は厳しいが自ら呼び込んだものなので擁護不可能。
ラファ*:-.- ガラスのエースに価値はない。
指宿*:6.5 なかなか自分の欲しい形でボールを貰えなかったが気持ちを切らさずにプレイ。得点はご褒美。
山崎*:6.5 得点シーンは持ち味が発揮された。その後も危険な香りを放っていたが後一歩及ばず。
佐藤*:5.5 フィジカルの強い名古屋の選手相手だとフィジカルの弱さがモロに出る。SHで使える選手が他にいないのは厳しい。
平松*:-.- 出場時間短く採点なし。
監督*:5.0 名古屋の圧力に押しつぶされた試合。打つ手はなかったのか。
主審*:5.0 山本氏。球際の笛の緩さはJリーグの弱さを象徴している。
守田と楢崎の差をまざまざと見せつけられました。
いやー、一番後ろで守ってる選手が、他の選手の頑張りを全部無駄にするとホント萎えますよね。
残り試合、コイツ使わないでくれ、ヤンツー。改善しねえよ、もう。
vs松本。ホームで対戦。
2-0の勝利。
勝ち点6の価値がある大きな勝利。
守田*:6.0 枠内シュートが少なかったため出番はあまりなかった。ハイボールの処理も比較的落ち着いていた。
舞行龍:6.5 地上戦、空中戦ともに松本攻撃陣に仕事をさせなかった。他の守備陣とよく連携できていた。
大井*:7.0 終盤に飯田との競り合いでは負けていたが対オビナをほぼ完全に抑えていた。追加点は非常に大きい。
大野*:6.5 自分のマークを見るだけではなく味方のヘルプにも気を配って守れていた。
前野*:6.5 流れの中からなかなか良いクロスが上げられなかったが気迫のこもったプレイで相手にスペースを与えなかった。
レオ*:6.0 ボール奪取自体は少なめだったが前半はプレスのきつい中でミス少なくボールをさばけていた。
小林*:6.0 これまでよりも周囲の味方との距離感を意識していた。時間経過とともに対面の選手に振り切られるようになったのは要改善。
山本*:6.0 スペースが少ない中で自分の武器をなかなか出せなかった。立ち上がりの主導権争いの中でもっと効果的にプレイしたい。
端山*:7.0 チームを救うゴラッソ。守備面や切り替えの速さなど課題はあるが全てを吹き飛ばす殊勲。
指宿*:6.5 得点以外の仕事でチームに貢献した。前線で基点を作れたのが最後まで松本に押し込まれなかった大きな要因。
ラファ:6.0 スペースがないとやはり持ち味は半減する。比較的守備はしていたが他の選手と比べるとまだ足りない。
山崎*:6.0 あの時間帯に投入されると足下の技術の高さとチェイスの巧さが際立つ。あとはトドメを刺せれば。
林裕煥:-.- 出場時間短く採点なし。
川口*:-.- 出場時間短く採点なし。
監督*:7.0 大一番で勝利を飾れたのは大きい。ナビスコ、天皇杯と落としたチームのモチベーションを高く保ったのはお見事。
主審*:6.0 佐藤氏。誤審はないが笛の基準が緩い。Jリーグを象徴するようなレフェリー。
勝った━━━ヽ(∀゜ )人(゜∀゜)人( ゜∀)ノ━━━ !!!!
それが全てです、この試合は。勝ち点3の他はなにも要らない試合だったので、もう何も言うことはないです。
それはそうと、ちょっと面白いなーと思ったシーンがあって、後半のロスタイムに自陣ペナ付近で端山がクリアしたあとで相手に削られたんですよ。
で、端山はその場にうずくまり、おそらく状況を考えて時間稼ぎをしようとしたんですけど、その端山を大井が抱えあげて起こしたんですよね。
あたかも「ヤンツーそういうの嫌いだから、やめとけ」とでも言うようにwwwwww
コレはちょっと笑いました。
しかし、端山のシュートはすごかったなあ……。
あれはもう、ボールの持ち方といい、インパクト時の当たり方といい、できすぎというくらいできすぎのゴラッソでした。
で、一つ忘れてはいけないのは、あの直前にセカンドボールを拾ったのがレオで、端山がボールを収めた瞬間、前野が大外にスプリントしていたんですよね。
前野がそういう動きをサボらなかったことによって、端山の対面の選手の対応がほんの少し遅れて、ああいうシュートに繋がったということは忘れないでおきたいです。
やはりチーム全員が、あらゆる状況で集中力を切らさずにプレイし続けないと、なかなか勝つことはできませんね。
試合終了後、喜びを爆発させた大井、大野と守田が抱き合っていたのを尻目に、全てを出し切った指宿がその場から一歩も動けずに膝に手を当てていたのが印象的でした。
残り三試合、こういう試合を続けていって欲しいと思います。
二戦トータル2-3で負け\(^o^)/
敗因は「中盤の差」でした。
新潟は現在、小泉、マサル、成岡の三人が負傷でおらず、この時点で相当キビしい状況だったわけです。
リーグ戦では獅子奮迅の活躍を見せるゆーへーも、マリノスでナビスコに出場しているため、新潟でナビスコには出場できません。
それに加え、レオが一戦目でレッドカードをもらったことで、二戦目のスタメンボランチは今期まったく噛み合わずに足を引っ張るだけの小林と、特別指定の端山のコンビ。
これではさすがにどうしようもないですね……。
まあ、中盤で押し負けるのは分かりきっていたので、いかにして周りの選手がフォローするかというのは非常に重要でした。
ただ、この「周りの選手のフォロー」に関しては、大野をはじめとした守備陣が非常に頑張っていたので、うまくいっていたと思うんですよ。
問題は、そこで(ボランチコンビが)フォローされっぱなしになるのか、もう一度互いにフォローし合うために足を止めずに動けるのか、というところです。
残念ながら、端山はこの意識が足りませんでした。
さほど守備が得意でないなら、得意でないなりに、サボらずにやってもらいたかったですが、実際にはサボってはいけない場面でサボっていました。
小林に関しては論外でした。
キャリアを考えても、あそこまで守備が脆いというのは、これまで何をしていたんだと言いたくなります。
相手にワンステップでマークを剥がされたり、球際が弱くてボールを奪えなかったり、あそこまで一対一の守備が弱いと、チームの戦術に穴が空きます。
また小林は、守備がダメならダメなりに、次の動きを予測してポジショニングでカバーして欲しいのに、それも全くできないんですよね。
攻撃のときも、相手に寄せられるとボールをキープすることができず、奪われないように前にルーズなボールを蹴るだけになっていましたし、ボランチの仕事をほとんどしていません。
トラッキングデータを見ると走行距離だけは長いですが、完全に無駄走りです。
あ、あと守田くんはもう……うん……。
vs甲府。アウェイで対戦。
0-0のドロー。
つ……つまらん……。
守田*:6.0 ビッグセーブ一本。キック精度最悪。いつもの守田。飛び出し危なすぎるよw
川口*:5.5 守備はともかく攻撃で足を引っ張りすぎ。あれだけクロスを上げて一本も合わないのは酷い。チャンスを全て潰した。
舞行龍:6.0 よく集中して守っていた。一回のミスが命取りになる試合ではこういう安定感が必要。
大井*:6.0 マイケル同様、難しい試合展開の中無失点で終えたのは称えられるべき。
前野*:6.0 前半から停滞した流れを打開するための工夫をしていたが守備が怖い。もう一皮剥けないと平凡な選手どまり。
レオ*:5.5 甲府相手には自分の強味を全く出せない。フラストレーションの溜まる中でキレなかったことだけが救い。
佐藤*:6.0 立ち上がりはレオと連携が上手くいかなかったが後半からは徐々に修正できた。攻撃の舵取りをしていた。
山本*:5.5 川口が消極的だったためSBとの距離感が悪く前との連携でしか攻撃に絡めなかった。
端山*:5.5 前野のオーバーラップを促したり自分がサイドに張ってみたりと攻撃のアイディアが非常に多い。あとは90分走れるフィジカル。
指宿*:5.5 自分の欲しいタイミングで欲しいボールがこない中でよく頑張っていた。ラファとは合わないねえ。
ラファ:5.0 あれだけ守備タスクを免除されているなら得点かアシストに絡まないとピッチにいる意味がない。
山崎*:5.5 得意のドリブルは一回しか見せられず。彼を投入した意図などを周りが果たして理解していたのか……。
平松*:-.- 出場時間短く採点なし。ただ短い中でもしっかりと求められるプレイができていたのは好印象。
監督*:5.0 甲府が勝ち点で上回る状況でこの試合に挑んだ時点で半分詰んでいた。勝負の前に勝敗が決している感じ。
主審*:5.0 今村氏。マジでファウルの基準が分からん。
甲府のホームスタジアム、テレビのスイッチングがヘタクソすぎて、プレイが切れているわけでもないのにリプレイ流したり選手のアップに切り替えるのがクソすぎました。
他に語ることないです(^q^)
正直なところ、甲府は完全にリスクを排除したサッカーをしているので、見ていて面白くはないですよ。
ただ、「リスクを排除したサッカーをやる」という意志は痛いほど伝わってくるんですね。
だからこそ甲府は僕たちよりも上の順位にいるし、今日も危なげなく勝ち点1を手に入れて、残留までの道のりを確実に一歩進めたわけです。
いやね、言っちゃうと、この〝差〟ですよね。
今日の試合、明確に勝ち点3が必要な試合だったにも関わらず、1どまりになったのは、新潟よりも甲府の選手のほうが、ピッチ上で高いクオリティを発揮したからです。
川崎戦に続いて、完敗ですよ(今日は引き分けですけど、相手のプラン通りになったわけですから、負けに等しいです)。
この時期に、こういう状況下で、二試合連続で完敗してしまうチームは弱いです。
こんなザマじゃ、カップ戦もあっさり落として、例年通りの結果に落ち着くでしょうね。
ちょっと選手たちにはガッカリだなあ……。はあ……。