メルルのアトリエ~アーランドの錬金術士3~オリジナルサウンドトラック 価格:¥ 3,675(税込) 発売日:2011-06-22 |
ゲームをプレイしないうちからサントラは同時購入できねーよなあと思っていた僕も、今ではすっかりアトリエにいるときの曲を口ずさむようになっている僕さ!
つーわけで、ごそっと固まって発売したラノベ群と一緒にサントラを買ってきました。
アニメイトで買ったら特典の楽譜がついてきたんですけど、ガスト作品のサントラに毎回ついてくるコレって有効活用している人も多いんだろうなあ。楽器が中学生のときのリコーダーで止まっている人間にとっちゃ、まったくもって不必要なモノなんですが、ニコニコ動画などで演奏を披露する機会が増えましたし。でもニコニコで動画検索するときは、「歌ってみた」と「演奏してみた」を引っかからないようにするユーザーは多いと聞く。
それはともかく、やっぱガストのゲームサントラはいいっすなあ。
なんていうか、ゲームをしているときには主張しすぎず、しっかりと「ゲームサウンド」の範疇に留まっているのに、CDで曲単体で聞くのにも堪えうるという絶妙のバランス。今回メインで作曲してるぽい柳川和樹さんは、『アルトネリコ3』のときは少し「ガストサウンド」を自分のものにするのに苦労している感じが伝わってきましたが、今回は完璧にモノにしている印象。
で、僕は上で書いたみたいに、「メルルのアトリエ」が耳に残ってしょうがないわけですけど、他にはオフィシャルHPで最初に流れはじめた「風の咲く山」が気に入ってます。発売前から何度も聞いていたせいか、ゲーム内で風車を立てる丘に辿り着き、この曲が聞こえてきたときはちょっと感動しました。僕の語彙で上手く伝わるかどうかわかりませんが、聞いたときに「思えば遠くにきたもんだ」的な感傷を得たというか、そんな感じの曲。
あと何気に嬉しかったのは、国が発展していくとマップの曲が豪華になるという演出。古くは某『天外魔境』2のLマップの曲が聖剣の有無で変化する、みたいなやつ。こういうのってゲームやってるときにワクワクしてしまうんだよなー。大好き。
ちなみに、今回は3枚組という脅威のボリュームで、Disc1がすべてボーカル(とカラオケ)になっているという大盤振る舞い。OPもEDも挿入歌もいいんですけど、やはり「錬金少女メルルのうた」にすべてを持っていかれた感はどうしても拭えず。この歌、ゲーム中でもアトリエの外にいる女の子に話しかけると戦闘曲に設定できたりしますが、僕は変更していなかったのでマスクドG戦で初めて聞いて、吹いた。そしてハマってしまったというオチ。
や、真面目な話、これだけボリューム感のあるサントラで、「この曲を聞けるだけで買った価値があった」と思わせる良曲だわ、コレ。歌い手さんの「変にキャラっぽくではなく戦隊もののリーダー、色でいうならもちろんレッド! という気分で歌った」ってコメントを見てナルホドと思わず頷いてしまいましたし。
メララメリリメルルメレレメロメロ!\(^q^)/メルル!
しかし、歌詞の「ぽっこりお腹が出ても」というくだりはどういう意味なのか……。
ううむ。ぽっこりお腹というと、どうしてもCOMIC LO的な印象が捨てきれませんが、メルルは言うほど子供っぽくないしなあ。ひょっとしてこの歌詞の意味しているところは、さすがに身体のたるみが隠しきれなくなったエスティさん(cv佐藤利奈)(40間近っていうか作中で突破してしまう)を示唆しているのでは……。そんな悩みも、更年期障害も、錬金術ならパパッと解決という意味なのでは……。
あ、僕、エスティさん嫌いじゃないッスよ。
でもフアナさんのほうが好きッスよ。
三十路のロロナを見たくないとパッションを滾らせる一方、エスティさんに優しさの欠片も分け与えないアトリエスタッフは鬼畜だと思いました。だがそれがいい。