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サブカルとサッカーの話題っぽい

【スト魔】ストライクウィッチーズ 片翼の魔女たち 2

2012-10-02 | ストライクウィッチーズ
ストライクウィッチーズ 片翼の魔女たち (2) (カドカワコミックス・エース) ストライクウィッチーズ 片翼の魔女たち (2) (カドカワコミックス・エース)
価格:¥ 609(税込)
発売日:2012-09-22

 半人前魔女たちの物語――完結(帯より)

 つーわけで、リーネのお姉ちゃんことウィルマが主役の『スト魔』スピンオフの第2巻です。
 実は2巻の発売に先駆け1巻を読み直したんですが、前に読んだときより面白く感じたので驚きました。たぶん自分の中でイイ感じに『スト魔』熱が落ち着いたことで、501以外のエピソードを自然に受け止められるようになったからだと思うんですけど、その流れで読んだ2巻はとても楽しめました。
 というか、1巻の引きが意味深だったので、ウィルマは大きな問題を抱えていると思っていたのに、蓋を開けてみるとただ単に〝あがり〟を迎えていたってだけでしたね。やや拍子抜けすると同時に、ウィルマお姉ちゃんが思いのほか母性の強いキャラだったということもあり、そのキャラクター像から大きく外れない展開だったのでホッとしました。



 お姉ちゃん女神すぎる。乳に目がいきがちなシーンだけど良いこと言ってる!

 つーか、誤解を恐れずに言うと、京極しんさんの漫画で出てきたウィルマお姉ちゃんは足りない部分ばかりが強調されていたので(ギャグだからしょうがないのか?)、あまり魅力を感じませんでしたけど、この「他の人が頑張る姿を見るのが好き」っていうのにじーんとしてしまったのだわ。
 や、実家がウィッチの名門で、妹は(メンタル面に問題があるとはいえ)才能の塊みたいな感じなので、ともすれば劣等感に苛まれそうな立ち位置ですし、僕はてっきりウィルマの抱える悩みってのがそっち方面だと思っていたので、コレには良い意味で意表を突かれました。フランとの絡みはシャーリーとルッキーニを彷彿とさせる部分もあり、今後もふたりは一緒に行動したようなので、ウィルマとフランが絡むオフィシャルSSとか読んでみたいなーと思ったりも。
 と、この物言いでピンときた人がいるかもしれませんが、僕はワイト島分遣隊の中ではフランが気に入りました。
 理由は、



 シャーリー信者だから!\(^o^)/僕の仲間ちゃん!

 そんなこんなで、『片翼の魔女たち』は、スピンオフ作品の中では非常によくできていると思います。絵は可愛いし、話も面白いし、何より一本芯の通ったテーマが貫かれているというのが非常にイイですね。
 僕が言うまでもないと思いますが、『スト魔』ファンの方は是非にということで一つ。


【スト魔】ストライクウィッチーズ劇場版 オフィシャルファンブック コンプリートファイル

2012-05-12 | ストライクウィッチーズ
ストライクウィッチーズ 劇場版 オフィシャルファンブック  コンプリートファイル ストライクウィッチーズ 劇場版 オフィシャルファンブック  コンプリートファイル
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2012-04-28

 発売と同時に買い、さすがに本編を見るまでは読めないなあと思っていたら、新潟での公開日が狙いすましたような時期っていうのは運命線を感じましたね!(長い余談)

 つーわけで、毎回密度の濃さがすごいことになってる『スト魔』のオフィシャルファンブック劇場版バージョン。今回も劇場版のストーリーガイドから始まり、各種用語集に原作者の鈴木さんの小説を掲載。そしてガッツリ誌面を割いてスタッフインタビューと声優さんたちのインタビューが載っており、ファンにとってはまったく不足のない内容になっていました。
 個人的に納得したというか、安心したのが、スタッフインタビューに股監督こと高村さんが加わっていたということ。
 や、劇場版のパンフレットに載っているスタッフ対談を読んだとき、高村さんの名前だけ見つからなくて少し不安だったんですよね。というのも、高村さんが愛を持って作品を手がけているというのは周知の事実ですが、同時に「宮藤を再びウィッチとして戦場に送りたくない」というようなことを二期終了後のインタビューで口にされていたので、劇場版の内容が内容だっただけにスタッフ間に軋轢が起きたのではないかと勘ぐってしまいまして。
 まあ、実際のところはファンブックに書かれているように、パンフレットのインタビューを受けるころにはまだ劇場版の製作中で、作品が未完成のまま世に出るかもしれないという切羽詰まったときに、監督がニコニコとインタビューを受けるわけにはいかないと考えたから、という理由があったようですが。何はともあれ善哉善哉。
 ちなみに、コレに収録されているスタッフインタビューは実に興味深い内容で、新型ネウロイへの対処でウィッチたちの技量が分かるという話と、バルクホルン&ハルトマンのコンビがネウロイを倒したときの描写についての話と、戦艦大和ともっさんの関係についての話の三つは特に頷かされることばかりでした。
 ぶっちゃけ、僕が映画を見ていて「おっ」と思ったのがこの三点だったので、なんかネタ明かしされる前にスタッフさんたちが手をかけたところに気づけた嬉しさもあり、そういうのを観る側に伝わるように作れるスタッフさんたちすげえという感心もあり、色々な意味でニヤリとできる内容だったなと。
 あと劇場版とはあまり関係ないんですけど、本編中にもチラッと出てきた501以外の統合戦闘航空団の面々がオフィシャルの設定集に載ったというのは大きな意味があると思いたいわー。次はてっきり502あたりにスポットを当てると思ってたのに、506が二ページブチ抜きで紹介されているのが意味深に思えてしまったり。
 しかしあれですね。ストーリーガイドを読んでいると、もう一度本編を読みたくなってしまうのが困るというかなんというか。夏には『けいおん!』のBDが発売しますけど、こっちのBDもできれば年内には……無理かなあ……。

 つーわけで、相変わらずのファン必携アイテムでしたということで一つ。


【スト魔】劇場版サントラ!?

2012-05-09 | ストライクウィッチーズ
ストライクウィッチーズ劇場版オリジナルサウンドトラック ストライクウィッチーズ劇場版オリジナルサウンドトラック
価格:¥ 2,800(税込)
発売日:2012-03-21

 すでに発売していたのは知ってたんですが、「さすがに見ていないのにサントラを買うのはどうだろう」という自分縛りを課していたため、今ごろようやく購入。
 実は僕、長岡さんのサントラは『天地無用』時代から買ってるんだよなあ。作曲者を意識するようになったのは二十歳を過ぎてからですが。

 つーわけで、『スト魔』劇場版のサントラです。
 んー、映画を見ているときから感じていたことなんですけど、ぶっちゃけテレビシリーズのときのサントラからの使い回しがかなり多いです。なんかほとんど聞いたことある気がするなーと思っていたら、どうも34曲中18曲が元のサントラのリミックスということで、……半分超えてるじゃねーか!wwwww
 まあ、元々名曲揃いでしたし、現にサントラを何度も聞いているからこそ耳に残っていたという部分もあるので、使い回しそのものを責めるつもりはないんですけど、正直コレでもう一度3000円取るのはボッたくりかもなーと思わなくもないです。『スト魔』はドラマCDをはじめ、関連商品もクオリティを追求しているのが見てとれるだけに、あまり安易に稼ぐ方向には行って欲しくないんだよなあ……。
 さておき、劇場版のサントラでは服部静夏のテーマが気に入りましたよと。重要な立ち位置を占めるキャラだけに、新録曲にも気合が入っていたというか、静夏絡みの曲には同じメロディラインが使われていることもあって、やはり耳に残るんですよね。長岡さんの曲は良い意味で耳に残るというか、あくまでもBGMとしての領分をはみ出さず、主張しすぎないくせに印象に残るってのはマジですごいことだと思うわー。
 あと、ED曲「約束の空へ」は、まさかの石田さんとウィッチたちの合唱曲。劇場で聞いたときも、あまりに自然に馴染んでて吹きましたが、新潟市出身の石田耀子さんがついにストライクウィッチーズの仲間入りしたかと思うと感慨深いです。これはもう僕がストライクウィッチーズの仲間入りを果たしたに等しいのではなかろうか。はい、脳の病気です。

 と、そんな感じで、『スト魔』のサントラって何気に『けいおん!』なんかよりテレビの他番組で流れる頻度が高いと思うので、まだ買われてない方はこの機会にいかがでしょうかということで一つ。


【スト魔】ストライクウィッチーズ零 1937 扶桑海事変 2

2012-01-29 | ストライクウィッチーズ
ストライクウィッチーズ零 1937 扶桑海事変 (2) 限定版 (角川コミックス・エース) ストライクウィッチーズ零 1937 扶桑海事変 (2) 限定版 (角川コミックス・エース)
価格:¥ 1,890(税込)
発売日:2012-01-26

 もっさん12歳、通称もっちゃんの過去エピソード完結編。
 どうやら限定版と通常版の発売日が違うようで、本屋には限定版しか見当たりませんでした。いやらしい売り方だなあと思いつつ、初めから限定版を買うつもりだった僕にはあまり関係ないのであった。



 パッケージがデカイ。



 中身はこんな感じ。可愛い! これがあんなふうになるなんて! 時の流れは残酷だ!
 ちなみにフィギュアは20歳を過ぎたもっさんに見せたら全力でなかったことにしそうな魔法少女じみたポーズを取っていました。基本的にノリはよさそうだもんなあ、もっさん。

 で、肝心の漫画はどうだったかというと、にんげんさんの描かれる絵は相変わらず可愛らしさと凛々しさが融合していて素晴らしかったです。まさに『スト魔』を描くために生まれてきたと言っても過言ではないかもしれない(過言)。
 物語としては……んー……、どちらかというと、アニメの『スト魔』のようなキャラクター描写重視の展開ではなく、『アフリカの魔女』などの原作寄りの内容だったかなと。もちろんキャラ描写が薄いというわけではないんですが、ぶっちゃけ1巻よりも軍記モノとしての色合いが濃かったように感じました。誤解を恐れずに言うと、もっちゃんたちウィッチを描くことに注力していた1巻に比べ、2巻では「扶桑海事変」という大きな事件を描くことでいっぱいいっぱいで、細かい演出などに凝る余裕がなかったのかな、みたいな印象を受けます。

 べ、べつにおっぱいが見えなかったから不満ってわけじゃないんだからねっ!←

 冗談はさておき、僕はアニメの『スト魔』でも「ウィッチ運用推進派と否定派の争い」みたいなものにまったく興味を持てなかったので、そちらがクローズアップされた2巻はそれほど楽しく読めませんでした。
 このへん、『アフリカの魔女』などでも軍内部のエピソードが描かれているわけで、原作者の鈴木さんをはじめとしたメインスタッフはそういうものが『スト魔』に欠かせないものだと考えているんでしょうし、だからこそコアな軍事マニアの人たちにも愛される作品だというのは理解しているんですが、やっぱそれに興味がない人間にとっちゃどうでもいいことよねーと。や、身も蓋もないですが。
 とりあえず、それほどコアなファンじゃない人間にとっては、過去にこんなことがあったんだなという認識を深める程度でしたということで一つ。この『零』のあとでもっさんは宮藤博士と出会い、ストライカーユニットの開発に協力しつつ、数々の戦功をあげていくんだなーと思うと感慨深くはありました。ハイ。

 しっかし、にんげんさんの描く智子は妙に色気があるなあ。
 ハルカが見たら発情して大変なことになるに違いないです。


【漫画】ストライクウィッチーズ 片翼の魔女たち 1

2012-01-23 | ストライクウィッチーズ
ストライクウィッチーズ 片翼の魔女たち (1) (角川コミックス・エース 359-1) ストライクウィッチーズ 片翼の魔女たち (1) (角川コミックス・エース 359-1)
価格:¥ 609(税込)
発売日:2012-01-23

 『スト魔』のカテゴリ更新するのは実に久しぶり。

 つーわけで買ってきました。ファンにはお馴染み、リーネの姉であるウィルマが主役のスピンオフ作品。面白かったです。
 このウィルマはキャラクター原案のフミカネさんのHPで一番最初から紹介されているウィッチなので、見たことある方は多いんじゃないでしょーか。そうだよ、こいつが年増好きでオッサンと結婚するビッチ姉だよ!
 って、そういえば、京極しんさんによるコミカライズ作品でも、チラッとゲスト出演してましたねこの人。僕は勝手にイメージを膨らませていまして、階級がリーネより下ってあたりで、あまり優秀ではない、どちらかというと宮藤に出会う前のリーネみたいなキャラを想像していたんですが、京極さんの漫画ではお茶目な姉として、この『片翼の魔女たち』では明朗快活な人柄で周囲を引っ張る好人物として描かれております。501でいうとシャーリーに近いイメージ。おっぱい的な意味でも。

 ちなみに今作は、作中の時系列的には501が結成されてから宮藤が就任するまでの間の話なので、アニメ一期の第二話よりも過去の話ということになるわけですが、帯に踊る「エースだけが魔女じゃない」というコピーがそのまま作品のテーマになっているようです。巻末に寄せられた鈴木さんのメッセージも同じ内容なので、これについては疑いようがないでしょう。
 振り返ってみると、本編である501のエピソードはもちろんのこと、アフリカ戦線を描いたエピソードもマルセイユが中心になっているわけで、彼女たちのようないわゆる〝エース〟に焦点を当てないエピソードというのは、世界観の掘り下げとしては面白い方向性だよなと。どうでもいい話、この手の「天才ではないキャラが活躍する」例としてよく名前の挙がる『ダイの大冒険』のポップは充分に天才ですよね……。世知辛い……。
 と、話を戻して『片翼の魔女』ですが、個人的にはアメリーの再登場が嬉しかったり。
 ドラマCDなどでペリ犬に憧れている稀有なキャラとして描かれていたアメリーさんですが、相変わらずのペリ犬信者ぶりを発揮していました。いや、時系列的には一期より前の話なので、相変わらずのというと少し違う気がしますけど、とにかくそんな感じで。
 で、作者であるしのづかあつとさんは、18才未満お断りの漫画なども描かれてる春画系の漫画家さんということもあり、巻頭カラーから惜しげもなく乳! 尻! が披露されていますが、なんつうかボーン! バーン! って描かれちゃうと少しありがたみが減るというか、あまりエロさを感じないんだよなあ。なので、今作はむしろズボン(NOTパンツ)姿のほうがエロく感じるという箇所が多々ありまして、その中でも僕はアメリーの射撃姿勢がイチオシです



 いえーい! よくやってくれた! ウィルマお姉ちゃん!

 そんな感じで、1巻は「おっぱい、それとウィルマお姉ちゃんのお悩み相談室」というような様相を呈していましたが、実家からライフルが送られてきたりとウィルマ本人の悩み(?)もチラつかせていたのでそのへんは2巻に期待しますということで一つ。