読了。
久しぶりにラノベの感想を書いてみんとす。
いやあ、さらっと感想を垂れ流すのにツイッターが便利すぎて、ついつい横着してしまってました。
ただまあ、こうしてデータベース的に残しておくには、やはりブログに書いておいたほうがいいよなということで。
gooのブログになったら、とても編集しやすくなりましたしね。
つーわけで、現在進行形でハマっているソシャゲ『グランブルーファンタジー』のノベライズ版です。
一言で表すと「あまりにも真っ当すぎる王道ファンタジー」といった感じ。
こんな書き方をすると貶しているみたいに見えるかもしれませんが褒めてます。
というか、めっちゃ王道すぎて驚いたくらいでした。
大地が空を漂う神に見捨てられし世界で、
星の島《イスタルシア》に渡ることを夢見る少年グラン。
ある日、森で剣の修行をしていると、突然空から轟音が鳴り響いた。
なんと村が《エルステ帝国》の艦隊に砲撃されている!! 急いで戻ろうとした彼は、
蒼い髪と瞳を持つ謎の少女ルリアに出会うが、そんな二人の前に帝国兵が現れ、
その少女を引き渡せと剣を突きつけてきた!!
大人気王道ファンタジーゲーム『グランブルーファンタジー』、待望の小説化!!
以上が引用したあらすじですけど、近年稀にみるレベルの「ボーイ・ミーツ・ガール」なんですよねえ……。
ここだけの話、僕は同じストーリーをソシャゲのほうで読んでいないとおかしいんですが、当初は『モバマス』のコラボ目的のためだけに流していたので、このへんの序盤のストーリーは全く知りませんでした(ノ∀`)
ヴィーラが登場してから真面目に話を読み始めたので、ラカムやイオ、ロゼッタやオイゲンがどうしてPTに加わったのかということすら知りません(ゲス)
なので、そういった読み飛ばしたストーリーをおさらいできるという意味では、すごくありがたいラノベだったと思います。
まあ、肝心の内容が面白いかどうかと言われると、「普通」としか言えないんですけどね!
んー、ゲームの特性上しょうがないことなんですけど、やっぱり主人公グランがあまりにも無味乾燥すぎて、ラノベとしては面白味に欠けるんだよなあ。
ルリアやカタリナ、ラカムなども、すでにゲームを長いことプレイしているからこそキャラクター像が固まっているだけで、果たしてコレを読んだだけでどういうキャラなのか掴めるか、キャラとして魅力を感じるかというと、疑問符がつきます。
敵キャラとして出てくるスツルムとドランクは「将来的に仲間になる余地を残そうとしているせいで中途半端な賑やかし」になっていますし、逆に帝国の偉い人たちは不愉快に感じるレベルのクズばかり。
各々の動機付けに関してはしっかりと設定してあるようなので、その部分は大したものだと思いますけど、意地悪な言い方をすれば、それは最低限の作り込みですからね。
結果として味方も敵もキャラクターが薄くなってしまい、そこにプラスαを見出すためには、イラストであったり、声であったり、自分で育成したという思い入れだったりといった要素が必要になってくるのかな、と思いました。
要するに、特に珍しくもないRPGとかのノベライズそのまんまですわ!(´ω`)
もっとも某『ストライクウィッチーズ』のノベライズみたいに極端に出来が悪いわけではなく、むしろ出来が良い部類だと思うので、これならゲームで使えるコードのオマケとしては充分だと思います。
そんな感じで、小説目当てに買うのは止めておいたほうがいいですけど、コード目当てに買うなら是非ともオススメ! ということで一つ。
あ、キャラ確定チケットからはコーデックスが出ました。