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シネマ座椅子

座椅子に座り、酒を飲みながら日々映画鑑賞。
映画の結末を待たずに酒の力で本日の結末を迎えることもしばしば。

博士の異常な愛情

2011-07-17 | おもろい
アイズ ワイド シャット」の時にも書きましたが、キューブリック作品をあれこれ観てみたいなー、と考えていた中で、コレはまさにその中の筆頭。観たい観たいと思い焦がれて映画を観るってのも、いいもんですな。


まずこの映画、そのあまりに興味そそる邦題が気になる。いかにも名画だろ的な。この邦題については、wikiに詳しい。読めば分かるが当時の映画配給会社の人は、頭が良くそして本当にセンスが良かったんだなぁと思うエピソードです。


コレに関しては、核と冷戦を扱ったものらしいということと、何かハイテンションな人がまたがってる爆弾が投下されるシーンがクライマックスっぽいらしいということだけは知ってましたが、どうして人が爆弾にまたがってて、しかもそれが投下されるのか、そして何故彼はハイテンションだったのか、要するに「どうしてこうなったwwww」的な気になるポイントが多かった映画でありました。






さて観終えてみると、このドえらく深く暗いテーマに、あえてコメディとしてアプローチをかけたキューブリック監督すげー、って印象をまず抱きました。ブラックコメディ映画なのに、こうも世界に対してメッセージを訴える映画って、あるのだろーか。上映から50年近く経て未だこのような影響を世に残す、映画というメディアの底力を感じる次第でありまして。


核兵器保有国家間の対立に対し、核抑止論に基づく世界の保安というものが、いかに詭弁に過ぎないかということが、この1964年にはこうも分かりやすく示されていたのです。なのにどーして2011年の今も世界中で戦争紛争が耐えなくて、我が国日本じゃこんなことになってるんだろうな。マジで放射能どうにかしてくれ、こちとら嫁も子供もいるんだよ。ガイガーカウンターがビックカメラでフツーに売ってるのはおかしいぞ日本、ガイガーカウンター買ってポイントが10%還元って何だ、ノンキか!




話がそれた。なんでビックカメラ出てきた。とにかくすげー映画でした。すごいぞキューブリック監督。

カテゴリは悩んだ。感じたそのままに「超おもろい」なのか、キャタピラー理論で「ふつう」なのか。








悩み抜いた結果、間を取って、「おもろい」で。

キューブリック作品、もうちょっと観てみるぞ。


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