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帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

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ボンゴトラック(ロータスキャンピングカー マンボウ)のエアコン修理 6

2018年03月13日 | キャンピングカー ロータスマンボウ

いよいよ、一番やっかいなやつ・・・・

 

コンプレッサーを外すまで、まだ時間があるので、 その間に真空ポンプとゲージを付けて一度エア抜きします。

なんでか?というと、 取り付けたエバポレーターに、もし穴があったり、取り付ける際の配管接続に不具合やミスがあると、真空状態を維持できません。

ゲージが戻ってきますので、すぐに判る。

 

エアコン・コンプレッサーを出すまでの時間、ずっと真空度をみて、 エバポレーター側の確実な作業が出来たかを確認するわけですね。

まあ、他にも配管系に漏れがあったりするのを再確認する意味と、 少しの間でも、 配管内にエアが入りますので、

配管とリキタン(レシーバー&ドライヤ-)に入った空気内の湿気を抜き取る意味もある。

 

もっとも、リキタンそのものがすでに詰まっていたら、意味ないですが・・・・

このまま真空度をチェック。

こちらは置いておいてと。

 

しかし・・・・・・・どうやって出すの????       ぎゃはははは! まったく隙間無しじゃん!!

 

黄色四角の部分からエアコン・コンプレッサーを出すのですが、 何か方法があるのかいな?と、一応マツダさんに行って予め整備書の写しをもらっておいた。

こうやってやる!と至極簡単な能書きが書いてあるけど・・・・

 

バッテリーは当然として、 次の冷媒抜きは、すでに抜けていて空。

3のドライブベルトはやはりオルタの方も外した方が(ラジエーターファンを外さないと、そもそも出ないし)いいだろうと・・・・

4ディスビーキャップを取り外す? フムフムフム

5パワステポンプを外す訳ね、で、コンプレッサを出して、 配管外しと・・・

 

なんだ簡単~!  あはははは!

 

 

な訳ないだろ!!!  まったくも~!

 

で、まずやったのは、 ”冷却液”抜き。

何でか?と言うなら、 冷却水のバイパスホースが、もろに立ちふさがっているから。

液を抜きつつ、 ラジエータークーリングファンのナット4つを適度に緩める、

 

そしてエンジン上部のカバーを全部外し、オルターネーターのテンションを緩めてから、ナットを取り外し、

ファンユニットをプーリーと一緒に出す。

 

でないと、 パワステとエアコンコンプレッサーにかかってるベルトが外れないから・・・

この段階で、整備書は嘘つきまくり。

 *ファンがついていると、そもそも何の作業も出来ません。

 

さらにだ、エンジンの制御を司る電装系コネクターを全部外してよける、なんせパワステポンプの上を左から右に流れている太い電線の束で、目一杯邪魔。

ディビーキャップも同じくはずしてよけておく。

 

細いバイパス配管の、留めナットとボルトゆるめ、ホースに繋がるクリップ外し、 配管をフリーにしておく。

*このために冷却水抜きが必要なんです。 

*水色矢印がバイパスホースと配管。

*緑丸が緩めるボルト類

ここでやっと、パワステのユニットを留めているボルト3本を緩める。

*黄色矢印は冷却水のバイパス配管。 自由に動くように、フリーにするか取り外しておかないと、ソケットやレンチが入らない。

ボルトが外れたら、 整備書通りに、ポンプを少し持ち上げつつ右に寄せ、針金とかで固定するとかなんだけど、

ディスビーキャップどころか、 ”ディストリビューターユニット本体”当たりまくりで、どうやっても出ない・・・

これも整備書の嘘・・・

 

仕方なしに、ディスビーに合いマークを付けて取り外します。

上が点火タイミングとリンクした調整なので、ここに合いマークを一つ。

下は、ロータの位置が火花飛ばすセグメントからずれないようにするマークですが、ロータを戻して印し付けます。

何でこれをマークするか?というと、ディストリビューターの駆動部分はストレート歯車じゃなく、無く斜めになっているので、

挿し戻す際に、必ず ずれます。

 

戻した状態で、マークがピタリと合っていればOK 合っていなければ一度抜いて、挿し込み位置を直す必要があります。

もし合いマークを忘れて位置がずれて取り付けたら、 絶対にエンジンはかかりません。

この場合、非常に面倒な作業をするか、レッカーで整備工場にもって行っての作業になります。

 

さて、ディストリビューターユニットを取り外すと、ここでやっとパワステポンプが取り出せる様になります。

 

緑丸は ディストリビューターユニットを外した後の穴。

水色矢印はフリーになっているベルト、 オレンジ矢印はディストリビューターキャップがこちらに戻ってこないように押さえているタイラップ。

この状態で黄色矢印の方へバイパス配管を持ち上げながら、 パワステポンプを出す。

パワステポンプは黄色線のようにどこかに針金などで縛って落ちないようにしておく必要があります。

*手前にあるのが、新品のエアコン・コンプレッサー

パワステポンプをよけると、 もろにコンプレッサーが見えるので、 まずフロン配管の固定ボルトを緩めておく。

あとで作業しやすいようにです。

 

そして、4本のコンプレッサー固定ボルトを抜きますが、まず下の2本。(車体下に潜るか、リフトで車をあげないと無理)

下のボルトが緩んだら、次は上の2本。

 

全部緩んだら、こういった感じでエアコン・コンプレッサー(黄色丸)を引き出してきて、有る程度のところで、 フロン配管のボルトを抜いて、先に配管を出す。

配管のコネクター部分(オレンジ四角)を左に持ち上げてよけるわけですね。 

*赤丸のようにホースがつぶれますが、仕方有りません。

本当ならここで、新旧並べて記念写真と行きたいところですが、 多少うんざりしてそんな気も起きなかったので、

すぐに新しいコンプレッサーの取り付けに入ります。

古いコンプレッサーは 紙コップのところで逆さにして、 内部の残オイル量を量らねばならないのですが、 ほとんど出てこない。

 

整備書には コンプレッサーの新品時封印オイル量は150mLで、 コップに出てきた量と同じ量を新しいコンプレッサーから抜いて、+15mlを加えろと有る。

 

今回は出てこなかった??? ので、現在入っているそのままの量(150ml)で取り付けます。

あとで、チェッカーで計って、足りなければ低圧側から専用の補充缶で補充します。

 

しかし・・・・・コンプレッサーが焼き付いてなくて良かったです。

もし焼き付いていたら、 カスや破片がエアコンの配管内を廻ってしまい、 配管からコンデンサーから何から、ユニット全てを取り外してクリーニング洗浄(シンナーとエアコンプレッサー)を要求されることになるから・・・・

 

作業に戻ります。

フロン配管コネクターに付いているOリングを新しい物に交換したら、コンプレッサーを戻す際にコネクターを取り付けます。

コネクターのボルトを本締めするのは、この時でも、後(コンプレッサー固定後)でも大丈夫。   僕はこのときにやりましたけど。

ピンクの部分がコンプレッサーの固定ボルトで、長いです。

ここまでで、交換そのものの作業は終了。

後は逆手順にて全部組み立てます。

くれぐれもディストリビューターの合いマーク2つは完全に合わせるように

冷却水を戻し、スタート準備OK。 ただし、まだかけません、フロン充塡あとですので。

隙間から、新しいエアコンコンプレッサーが見えています。

 

新しい(中古ですが)エバポレーターと、新しい(リビルトですが)エアコンコンプレッサーに交換して、 残るはリキタン。

早速これをやろうかと思ったのですが、 しばらく下から配管全体を見ていて、無理と判断。

 

というのは、コンデンサーを取り外すに際して、 メインコンデンサーと サブコンデンサー、 の二つ、

さらに、それに接続される配管のほとんどを外さないと出来ないことが判って、ここでしばらく考えてしまった僕。

 

リキッドタンクの役割は、 フロンサーキット内に水分が有ると、それがエキスパンションバルブに凍り付いたりして冷えを阻害してしまうので、それを除去するために有る。

リキタンはリキッドタンクと言われて、 レシーバー とか ドライヤーとか各種呼び名があって、

元々はこのリキタンの上にサイトグラスが設けられているのが昔は多かった。

 

そのサイトグラスをみて、流れている泡の状態でフロン量が適正かどうか?を判断できたのですが、

今はゲージと、注入するフロンのグラム数でやっているので、このサイトグラスというのが無い。

 

ちなみに新しく取り寄せたリキタンにもサイトグラスは無かったです。

 

リキッドタンクが詰まるという現象は、 ほとんど有るわけでは無く、 上にも書いたようにコンプレッサー内部でトラブルが起きたりすると、 

コンプレッサーからかすやら破片が出て、それがコンデンサーをスルーしてリキタンに行くことになる。

内部にはフィルターとシリカゲル等?が入っているわけですが、そのフィルターを詰まらせたりしてフロンが流れなくなるんです。

参考: http://www.geocities.jp/cedglo230hb/mainte/elec/4_AC_troubule_shooting.html

 

他にも、エアコン配管を外してそのまま放置していたり、ガスが抜けた状態で乗っていても、内部が水分を吸って駄目になる事も多い。

今回は、エバポレーター交換後にすぐに真空引きしているのと、 ガスが抜けてさほど経っても無いので、多分このままで行けるだろうと判断しました。

ダメなら、後で配管を全外しにて、交換します。

ま、とりあえず様子を見ると言うことで。

 

さてさて、最後の仕上げ。

真空引き(約15分)して、 その後15分ほどゲージをみて、 まったく真空度が変らないのを確認したら、

ガスチャージ、 規定ではこのボンゴトラックは R-132a を700g(マツダに確認済み)。

一本目を低圧側から入れていきますが、 湯煎しながらでないと入りにくいです。

 

大体一本は入ってしまうのですが、二本目はエンジンかけてエアコンのスイッチをオン。

そうやって低圧側からフロンを吸い込ませます。

一本200gなので、少しずつ入れていきますが、手持ちの合計4本、800gを入れた段階で、

低圧が1.7kg 高圧が8.5kg 少し低くて、フロンが足りないようです。

大体、 低圧で2~3kg 高圧で12kg~16kg程度有れば、良いのですが、これは後で再補充。

 

後ろにキャビンのエバポレーターと、コンデンサーが付いている家の車は、800gでは足りません。

とりあえず、全部入れて、運転席のエア吹き出しに手を当てると、圧が低くても馬鹿冷え!(笑)

そのまましばらく様子を見て、 安定した状態になっているのを確認したら、 車の下に入って、

高圧側の配管と、低圧側の配管を手で触ります。

 

高圧側はあっちっち! でも、これが正常。 低圧側は45~50度くらいですかね、 これも正常。

運転席のエバポレーターからのラインも、キャビン側からのラインも、両方とも同程度で、全く問題が無いのが判りました。

 

デンソーのアホな整備士が コンデンサー詰まっているとか言っていたけど・・・・ったく・・・

こういって”相手が素人だと嘘ついて”エアコン関係の部品交換を勧めているんでしょうね?

 

エアコンは難しい、難しい!と皆で大合唱するから、 勝手に自分たちは”実に高度な事をしているのだ!」と、

これまた勝手に調子こむ=工賃がバカみたいに高くなり、殿様商売が生まれてくる。

くだらない図式です、実に・・・本当はバカみたいに簡単な構造なんですよ、エアコンなんて。

激振動のくる、エンジンに付帯している物が、そんなに高度なわけないでしょ!! よく考えれば誰にでも解る物です。

 

 

エンジンを停めると、そのまま圧の落ち着くのを待って、これにて車のエアコン修理は完了になりました。

 

しかしだ、ポンプ交換だけで15万とか言いやがって! 

これでエバポレーターの新品と、エキパンを新品に交換されたら、工賃含めて請求額は多分20~30万(後付のキャビンユニットが有るので改造車となり間違いなく30万)位だったろうとおもう、特にボンゴは整備が大変なので。

 

自分でやった修理作業、ポンプはリビルトで46500円、無駄になってしまった?リキタンが約5500円、

中古良品のエバポレーターとエキパンのアッセンブリーが2500円。

ガスが1200円、 oリングが全部で約150円。

工賃は当然タダなので、 総額約55000円。

30万と 5.5万、約 25万の差って・・・・・・

 

 


ボンゴトラック(ロータスキャンピングカー マンボウ)のエアコン修理 5

2018年03月13日 | キャンピングカー ロータスマンボウ

エババレーターユニット・アッセンブリーの 脱着です。

その前に、ボンゴトラックの基本的な 配管系統図。

 

バンパーを外すとすぐ、エバポレーターから出ている、3本( ドレン、 高圧、低圧配管) が目に入ります。 

ちなみに、配管を緩める際に、邪魔となるので、 黄色丸のボルト緩め、ホーンを予め外しておく。

で、近づいてみたら「あっちゃ~!」 やはりエアコンオイルが漏れています・・・

明らかに・・・  

矢印がエバポレーターユニットのドレン、下にオイルがべったり。

やはり予想は当っていましたが、 コンプレッサーからの漏れも有るでしょう。

間違いなく。

 

実際の取り外しに移ります。

まずはグローブボックスを取り外し、 次にウインドウォッシャー液のタンクを外します。

タンクの裏に、ポンプにつながる配管と配線が来ているので、それもはずします。

*タンクは三か所留

 

 

次に外気導入ダクトを取りはずし。

次に、エバポレーターの前にある、外気、内気を切り分けるダンパーユニットを取り外しにかかります。

黄色丸の辺りにある(裏ですが)ネジを緩めて、まずリレーユニットを落とす。

エバボレーターアッセンブリーに接続されている全ての配線のコネクターを全部外しますが、青丸以外にもありますので注意。

ダンパーを動かすサーボモータ類も全部取り外しておく。

*手前少し上に、ユニットを固定しているナットが見えています。

 

面倒なのがこの配線。   初めはなんだろうな?と思っていたんですけど、なんとこれ、

左の保安灯火関連配線が、こんなところを通過している・・・

アホか~? マツダは 爆笑!

実はこの配線、ダンパーユニットをある程度ずらさないとライトの配線が外れない。

 

ちなみに、ヘッドライトはこうやって外します、 参考URL

http://kerolib.web.fc2.com/kojien/MK_Fac/hid/hid.htm

 

僕はそのまま外さずにやりましたけど(笑)

 

次、エバポレーターユニットアッセンブリーを留めているボルトを全部はずします。

表の上部にナット2つ あとは奥の方にボルトが有って、確か3本だったかな?

それ緩めると全体がゆるゆるになります。

ゆるゆるになったアッセンブリーを、ダンパーユニットとエバポレーターユニットに二分割して取り出すのですが、

これはエバポレーターユニットアッセンブリーを分解清掃した時領で、まず下の留めネジを外す。

https://blog.goo.ne.jp/freedomeagle/e/018b13471d80c4ea89b91487926f659d

次に、下の爪、最後に上のひっかけ爪をドライバーで外し、ダンパーユニットだけをフリーにします。

そうすると外の外気取り入れのところに隙間ができますので、ライトのコネクターを外します。

 

ダンパーユニットは、こんな風にして引きずり出しますが、とにかく一杯一杯という感じ。

取り出したところで、改めてひっくり返し、中を見ると、  実に面倒なことをしています(笑)

この配線とコネクターをダンパユニットから抜いたら、次はエバポレーターユニット本体。

ネジ緩めて(4本あります) クランプを取る。

すでにグラグラなのですが、ユニット取り出すには、配管を外さねばなりません。

 

表に回り、大きなレンチを二本がけして、緩めますが、なんか低圧配管の緩み方が変????

修理でもしたのでしょうかね?前のオーナーの時代に? きちんとねじ山をあわさないで締めたのか知りませんが?

山が崩れています。

 

実は、この低圧配管、 純正とちがう物でして、後付けのキャビンエアコン用の分岐がついた、特殊品。

駄目になったら、多分手に入りません・・・・・、 もし山が完全にOUTなら、何か対策をしないといけないのですが、

低圧側なので方法は山ほど有ります(笑)

*ガスのシーリングはOリングが受け持つので、 単に配管が抜けないように固定できるのなら、何でも良いだけですから。

 

 

 

二つのナットを弛めたら、 エアガンで埃を吹き飛ばしてから、慎重に配管を外す。

ハズレたら、ゴミが入らないように、即カバーをする

エバポレーターユニット本体は、ダンパーユニットと同じように引き出します・・・・が、 案外これが大変。

最も、戻すときは逆手順なので、出し方さえ覚えてしまえば 入れるのは簡単です。

ガランドウの内部写真。

黄色丸が、ドレンやエアコン配管の出る部分。

オマケのブロアーファン の分解図。

 

ここで、新しい(中古ですけど)エバポレーターユニットに、新しいOリングを装着。

基本的にエアコンオイルを塗って入れますが、 無ければCRC556でも構いません。

Oリングの交換が終わったら、絶対に配管内へ汚れが入らないようにしながら(大抵はキャップあるのでリング交換後にすぐ再取り付け)、配管を戻します。

 

ここから組み立てですが、取り外しと全て逆手順。

エバポレーターユニットを取り付けたら、すぐに配管接続ですが、例の危ないな?と思っていたねじ山。

慎重に締めたところ、大丈夫でした。

配管が終われば、 もう安心。

次にダンパーユニットを戻しますが、 その前に配線を通す。

 

両者を合体させ、後は、全てバラしの逆手順で組み立てていきます。

これで、エバポレーターユニットアッセンブリーの取り付けが完了。

次はいよいよエアコン・コンプレッサーの交換です。 

次に続く。


ボンゴトラック(ロータスキャンピングカー マンボウ)のエアコン修理 4

2018年03月13日 | キャンピングカー ロータスマンボウ

エアコンオイル量テスター と リビルトコンプレッサーが 届きました。

今日から暖かい日が続くというので、有給休暇をもらっての作業。

実は、修理は明日やる予定だったんです。

今日は、 エアコンオイル量チェッカーにて、 内部がどんな様子かを探ると同時に、フロンサーキット内のオイルが適量で有ったかどうか?をテストしてから、友人の工場にてフロンを回収してもらう手はずだった・・・

*これがテスター 大体の量が解ります。

だった?といのは、実はガス抜けしてしまったんです・・・・冷や汗。

テスターを当てようとして、エンジンをかけてエアコンのスイッチ入れたら、無反応。

 

あれ?と思って、ゲージつないだら、完全にフロン抜け、 圧が、 低圧、高圧とも 0

*ここ(低圧バルブ)にテスターを当ててオイル量を計ります。

 

あ~ぁ・・・・ なんというタイミングの良さ?? というか、 半端ない偶然というか、 ラッキーなのか?不幸なのか? 爆笑

 

ガスが無ければ、回収のための面倒な往復運転が無いので、 急遽、今日やることにしました。

まずは作業をやりやすするために、 バンパーを外します。

 

ドアを開けると、奥の方にねじが見えますので、これ緩めます。

ウィンカーアッセンブリーはこれだけで止まっているので、手前に引き外します。(注意:かなり固いです)

外れたら、ファスナーと呼ばれるパーツをドライバで取り外します。

右の方は割れてしまっています。

車の下にもある。

 

あれ? バンパーの上を留めているファスナーがない・・・・というか、 図面が変だろ?これ(笑)

ネジは、 無かったので、前のオーナーが外した際に、なくしたのかも・・・

 

ファスナーを全て外したら、バンパーを手前に引きます。

バンパーサイドは、こんなので、スライドインしているので、戻すときは気を付ける必要があります。

おっぱずれた状態(笑)

右の矢印が、外気取り入れダクト。

その5に続きます。

 


河津桜

2018年03月11日 | 自転車

「気温は13度以上になりますよ~! だから、外にでようね~!」 という、ヒバリの呼びかけ声が聞こえてくる朝。 

暖房の空気を入れ換える際の、一瞬ですけど、その声を聞いて、今日は桜を見に行くことにしました。

 

早咲きの桜は伊豆半島が有名ですけど、 そこまで行かずとも、近くの三浦半島にも有る。

 

場所は、三浦海岸駅から、三崎駅の間の、電車と平行に走る道沿いに植えられている 河津桜。

 

そうですね~ どうせなら、 景色が良い海沿いの道をずっと選んで走ろうかと・・・・

 

家を出たのが8時過ぎ、そして10時に 横須賀へ到着。

 

駐車場に入れて、 早速MTBを降ろしましたが、 空は雲が捕れて、すっかり快晴。

 

昨日、MTBを車に積む際に、リアタイヤのパンクを見つけて、 「あちゃ~~~!」とへこんだ僕ですけど。

面倒くさいんですよね・・・・ すぐに修理しましたけど、降ろすときに再確認したら、全くエアが抜けていないので、大丈夫。

早速乗り出しますが、まずは横須賀から観音埼灯台までです。

東京湾に浮かぶたくさんの船を見ながら、海沿いを流すルート。

本当はこの堤防の上を走りたかったのですが、 自転車禁止(なんで???)なので、 適当に駐めて、 写真撮影。

 

るんるん気分で走っていると、あっという間に観音崎に到着。

ここは、小さな入り江が有って、 子供達の磯遊びにはベストの場所ですけど、 まだ少し寒いかな・・・・

数組の親子連れが、簡易テントを張ってバーベキュー準備をしていました。

少し迷いましたけど 灯台に行ってみることにしました。

井浦半島は 砂岩が多く、 これは城ヶ島なんかもそうですが、 灯台へ登る道の途中でもはっきりと砂岩の地層?が確認できます。

見えている部分が、どのくらい前の時代の物なのか?は判りませんけど、まだ上の方迄有るので、数万年かな??? いや数十万年? 日本が海の底だった時代の記憶なんでしょうね。

多少息を切らせて、灯台に到着。

中に入ろうか?とも思いましたけど、その前の、景色が入るところで、写真撮って終わらせました。

観音崎灯台公園周辺は、MTBを押して歩かねばならず、少し時間を食いましたけど、 車通りに出ると再びペダルを践みます。

 

ロードの人が時々後ろから、抜いてきますが、 車の迷惑になってストイックに走る趣味が全くない僕は

すぐ海沿いの道へ入ります。

 

とにかく、海の横、海の横という感じで走るので、 細道を抜けますが、 こんな景色があったんだ・・・

という場所も多く、楽しいですけど、まあ、その分時間も消費します。

 

急ぐわけでは無いのと、楽しめれば良いので、 フラフラしている?という感じですかね(笑)

 

脇道に入ると、当然ロードなんかは一台も居なくて、 しかし・・・・ 国道を必死に走って、何が楽しいんだろうか?

ドライバー達の「邪魔だな~~~こいつ」という無言の声が聞こえてしまう僕にはあの派手な格好で乗る意味も、何キロ走ったと自慢する趣味も理解できません。

 

まあ、人それぞれという言い方もあるので(笑)

 

やがて、”浦賀の渡し” に到着。

https://www.cocoyoko.net/spot/uraga-watashi.html

ここにポンポン船がいて、もし自転車を載せられたら、乗ってみようか?と思ったんですけど。

僕が着いた時には、船は居ませんでした。

 

あの ポンポンポン というリズミカルな排気音は、焼き玉機関というディーゼルみたいなエンジンを使っているのですけど、

まだそんな原動機の船って有るのかな?

 

そのあとも、ひたすら細道を抜けてやがて野火海岸。

「気持ちいいですね~!」 ただ、南風が段々と強くなってきていて、斜め向かいからの風になります。

下りだからいいけど   えへへ

野火海岸抜けると、慣れ親しんだ三浦海岸にね。 「やってるね~! みんな」 

もう少し暖かくなれば、僕もこの中の一人。

ドライスーツが無い僕は、 5月頃にならないと海に入れないので、彼らが走っている姿を見ながら金田湾抜けます。

三浦海岸駅の方に上がっていくと、 左折して、三崎駅に向かって丘を登ります。

三崎駅との間くらいに来ると、 有りました、桜並木。

 

ただ、残念なことに 早咲きの桜故に、 もうほとんど葉桜状態。

割とのこっている一本をスマホでパシャリ。

さて、この時点でもう12時半を廻り、

折り返しになります。

来るときはひたすら海沿い、 帰りは半島のど真ん中を抜けて行きますが、途中のコンビニで一休みして、

昼飯。

ここまでで35Km程かな、多分。

残りは約15km(スマホのナビにて確認)

 

さすがに道が狭くて、 歩道もあまり整備されてないので、仕方なしに道路左を、できる限り車の邪魔にならないように走ります。

信号でも、抜かれた車を抜きません、ドライバーをひたすらイライラさせるだけなので。 

 

14時に横須賀に到着、 朝の10時に乗り始めて、昼に15分休んで、 約4時間。

距離は50kmだと思います。 国道だけ走ると、多分35~40kmの距離でしょうかね。

 

乗り始めたときは Tシャツ二枚重ねで、 その上にジャケットでしたけど、 戻ってきた時は Tシャツ一枚だけ。

そう! もう、すっかり春なんですね。 

穏やかで楽しく、 しかも花粉の無い(海からの風なので)一日でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ボンゴトラック(ロータスキャンピングカー マンボウ)のエアコン修理 3

2018年03月10日 | キャンピングカー ロータスマンボウ

マツダのディーラーで注文していた、 リキッドタンク(レシーバー&ドライヤー)が届いたので取りに行きました。

同時に注文していた、交換時に最低必要となる分のOリングも一緒。

全部で6000円もしませんでした。

で、肝心のエアコン・コンプレッサーですが、予定していた処に在庫が無くて、 仕方なしに同じくマツダのディーラーでリビルト品の有る無しを聞いたところ、

埼玉でたった一つ???? 在庫が有るらしい・・・

自分の乗っている、SK82Lというタイプの車が、ある意味特殊なのがよくわかります。

SK82V とかなんかだと、結構たくさん有るみたいなんですけどね・・・・

価格は予定より1万高い4万6千円。

週明けには届くとの事ですが、マツダディーラーが取り扱う部品商なので、 高いけど信頼性という面では 不安が無い分良い面もありますが、

高いな~・・・・・      なはは

次に、到着待ちしているのは、エアコンオイル量を計る(大まか)テスターと、フロン R-132a、およびエアコンオイルで、これは蛍光剤入りの物にしました。

蛍光剤が入っていると、次にガス抜けがあった場合に、漏れ箇所を探しやすくなりますので。

 

そんなわけで、 今日はエバポレーターとかだけでも交換しようかと思っていたけど、届いてない物がいくつもあるので、やめておきました。

テスターで、エアコンオイル量を大体でも知っておかない状態でフロンを回収してもらうと、 コンプレッサーを取り付けた際にオイルの充填量の察しが付きませんので。

 

なので、 特にやることも無くなってしまったのですが、明日のMTBツーリングの準備とか、 タイヤパンク修理???とかして一日が終了。

 

実は、車にMTBを載せようとしたら、リアタイヤがペチャンコだった・・・

 

あっちゃ~~~~~~ と 思いますが、 修理をしないと行けないので、渋々?修理 

 

子供の頃から自転車のパンク修理をしてきたので、 特段難しくもありませんが、 行った先でのパンク以外は、大抵のところはチューブ交換というやり方を僕はしています。

ただ、今回スペアを持っていなかったので、 パッチ修理。

しかし・・・・・今の修理は半端なく簡単で、 エアが抜けているところが判れば、 スーパーパッチというのをペタリと貼れば終了。

穴の部分を付属のサンドペーパーでならして?というかゴムの表面を削って汚れ落とす感じですが、

パッチを当てたら、 ドライバーのグリップ部分とかで上から押しつけるようにしてパッチをゴムに密着させれは終わり。

 

昔なら、サンドペーパーをかけて、次に専用ボンドを塗って、半分乾くまで待ってから当てゴムをぺたり。

ドライバーの柄で押しつけて密着させて、

さらに、しばらく乾かしてから一度エア入れ、漏れが無いかを確認して修理完了という感じだった。

 

今は、はるかに早くて済みます。

 

エアの注入も、出先ならCO2タンクでプシュ~!入れれば終わりと、ポンプ持ち歩かなくて済むし、良い時代になった物です。

 

さて、明日はどこに行こうか・・・

 


ボンゴトラック(ロータスキャンピングカー マンボウ)のエアコン修理 2

2018年03月07日 | キャンピングカー ロータスマンボウ

続き。

運転席側のクーリングユニット(中古)が届いた。

ヤフオクで、冷却確認済み完動品、価格は2500円なり。

たばこ臭がすると、一発で僕はアウト ですから、それの無い物です。

一応、鼻を近づけて嗅いでみましたけど、 問題なし。

 

上の写真は、丁度助手席からウインドウオッシャータンクをはずすと室内側にこんな風に見えますよ! 的な状態にして写真を撮っています。

これを分解洗浄して、 交換の時にポン付け出来るようにしておきます。

 

裏から見た写真。

ピンク丸が外気導入口で、青矢印が、室内の空気を取り入れる循環口。

白い丸で囲ってあるのが、 エバポレーターの位置です。 

 

オレンジ矢印がエアの流れで、 エバポレーターを通過したエアが、ブロアー&ヒーターコアユニットに向かいます。

緑色線が車内と車外を分ける線でして、 エアコンからの高圧、低圧、 ドレンホースが車外出るイメージがつかめると思います。

 

ちなみに、外気取り入れ口を拡大して見ると、フィルターが有って、外から入ったと思われるホコリがメッシュに付いています。 

乾いた、割と綺麗な? 白いホコリです。

清掃のために、このユニットを二つに分解します。 

ピンクのネジを緩めて、 オレンジ丸の三つの爪を外して、ばらします。

赤い矢印を上に持ち上げる感じで オレンジ方向に引くと外しやすいです。

すぐに見えてくるのが、 外気と内気を切り分けるダンパー。

汚れています・・・

補記のモーター類やリンクを外してと・・・

ばらし

フィルターはネジ3本外すと、簡単に外れます。

 

さて、次はエバポレーター側のばらし。

吸い込み側からみると、 あたた・・・・・   当然の汚れですね。

 

今みたいにエアフィルターが空調ラインに組み込まれていない当時の?車は、皆こんな感じです。

時々スプレー注入式の洗浄剤を吹き込んで清掃しようとする方が居られますが、無理です、正直言って。

こんな状態が普通なのですから。

 

洗浄は、中性洗剤の液体が入った桶にしばらく漬けて、ブラシとコンプレッサーにて掃除します。

当たり前ですが、エアの出る側は綺麗 赤矢印はエアの流れる方向。

温度検出のサーミスターが付いています。

殻を割って、 配管を少し曲げてコアを取り出します。

一番良いのは配管のジョイントを全て外して取り出すのですが、 洗うときに水分入ると、後で良いことが無いので曲げてだします。

ユニット出ると、すぐに臭いを嗅ぎますが、 さっきも書いたようにタバコ臭が何より僕はダメでして、次が動物臭。

 

両方とも全くなく、ネコや犬の毛も無く、 使われ方は良かったようです。

一件酷そうに見えるコアも、ただの綿埃に泥や砂が付いただけなので すぐに落ちます。

 

 

で、外で洗浄。

たったと終わらせたかったので、写真は撮りませんでしたけど、 普通に洗って、 乾かしただだけ。

 

エバポレーターは、層をなした、冷却ユニットですが、 一番表だけにしかホコリが無いので、あっさり綺麗になります。

タバコの煙が入って内部を汚している場合は、ユニットが層をなしているだけに手の打ちようが無く、 嫌なら交換するしかありません。

 

下はエバポレーターを戻している写真。 右と下から来る配管パイプをジョイントしている真鍮製の物が

エキスパンションバルブ。

細い配管が、フロンの霧化を調整するサーモ用パイプで、温度センサーが付いていて、それがエバポレーターから出て帰る(低圧配管)道に取り付けられています。

 

まだ汚れているように、みえますが、ただの変色です。

気にしても アルミ製ですので変色が取れる物では無く、特に問題はありませんので、このままくみ上げます。

洗浄終わって内部のボトム部分もすっかり綺麗。

くみ上げ完了。

もう片方のユニットもくみ上げて行きます。 フィルターが綺麗です。

ダンパーも動きを確認してOK

で、完成となりました。

 

そろそろ、リキタンと、 コンプレッサー、 交換するOリング類を注文しないと・・・・

リキタン(レシーバー&ドライヤー)は、構造的に中古は無いので、 新品で、5000円くらい。

コンプレッサーはリビルトで3万5千円くらい。

その他フロン缶やコンプレッサーオイルなどが必要です。

 

おっとと、その前にフロンを友人の工場で抜いてもらわねばならないのを忘れていました。

倉庫で出番を待つエバポレーターユニット

 


ボンゴトラック(ロータスキャンピングカー マンボウ)のエアコン修理 1

2018年03月06日 | キャンピングカー ロータスマンボウ

多少効きが悪くなっている、キャンピングカーのベース車、ボンゴトラック。

ロータスのキャンピングカー、マンボウなのですが、これこれ然々で、自力でエアコン修理することに決めたわけです。

経緯はこれ

https://blog.goo.ne.jp/freedomeagle/e/d07492ca91d848b23d81e0bc8cd5c614

 

実際、空調のフロンサーキットはどんな構造か?っていうと、こんなにも簡単。

デンソーの整備士に見てもらって、 「これが詰まっていますね!」と言われたのが オレンジ四角で囲んだ部分。

「おかし~だろ! 明らかに!」 これ詰まると、コンプレッサーの高圧が以上に高くなり、低圧が極端に下がる。

ところがそうではないし、リアのクーリングユニットは一応冷える。

 

大体にしてだ、 エバポレーターとコンデンサーが詰まるなんていうのは、まず考えられない。

1cm越えのでかいゴミが突然内部に出現して詰まったとでも、言うのだろうか?

これがデンソーの整備レベルかと思うと、 なんというか・・・・情けいほどお粗末。

 

ちなみに、実際の配管に近いのが下の図。

”リアのキャビンエアコンがきちんと冷える”というのは、フロンがまがいなりにも回っているからで、 そう考えれば 青で OK してあるコンデンサー二つと リアのクーリングユニット(エバポレーター&エキスパンションバルブ)は 問題ないことになる

ちなみにリキタン(レシーバー&ドライヤー)が詰まると、やはり両方とも冷えなくなるし、 コンデンサの詰まり(有るなら)と同じ状態になる。

 

 

 

今のところ、漏れ可能性があるのが、コンプレッサーとフロントクーリングユニット内部で、

このフロントクーリングユニットはエバポレーターとエキスパンションバルブで構成されているので、

ユニット交換=この二つの交換になる。

 

エアコン修理のセオリーとしては、コンプレッサーを換えると、 エキスパンションバルブと、リキタンをセットで換えるのだけど、

その理由としては、 エキスパンションバルブの詰まり = コンプレッサー内部の異常発生による破損からそうなった、という図式からくる、

破損した破片やらカスやらがフロンサーキットを回って詰まらせた可能性が高いから、どうせやるなら? 一緒に交換すると考えるのが妥当なわけです。

 

まあ、他にも、単に何か別の物の詰まりだったり、エキパンバルブが壊れただけという可能性もあるし、

要は、交換してしまうのが、直す為の確実な方法だ。

 

あと、まったく別の可能性もあるかな。

運転席側が冷えないのは、このフロントのクーリングユニット内部の、 エキスパンションバルブが開きっぱなしのまま! という可能性は否めない。

このバルブが開きっぱなしでも、 フロンがそのまま抜けていくので、 当然コンプレッサーの圧は上がらないし、冷えない。

 

ただ、これだけだと、フロンをチャージしたにもかかわらず、ガス圧が下がってしまうという説明ができないので、このフロン回路内のどこかで漏れていると考えるのが妥当。

 

見た感じでは フロントクーリングユニットのドレンにオイル跡があったのでそこで漏れている可能性が高いのと、もう一つはコンプレッサーのシャフトシールが劣化してきて、圧の上昇に対して押さえられずに抜けてしまう。

このどちらかだろうなと・・・・

ちなみに要因が複合の可能性も、無くは無い。

 

まあ、最悪の場合は、配管から何から、いっそ全交換してしまえば、絶対に直ること。

これでも、デンソーの ”コンプレッサーだけ”交換してもらってかかる費用、 糞高い15万よりは、遙かに安いのは間違いない。

 

 

 

しかし、僕は本当に嫌な人間だな~と思う・・・・

なんせ、どこどこの資格を持った整備士だとか、 どこどこの認定トレーニングを受けたとか、

全く信用しない。

お墨付きが単なる見かけの信用でしか無いことは、これまでの人生経験と今の仕事柄、馬鹿みたいにたくさん、しかも、うんざりするほど見てきたからだ。

 


マツダボンゴ オルターネーター 交換

2018年03月05日 | キャンピングカー ロータスマンボウ

どうせなら、高速駆動系を全部交換! と思い立った僕。

早速オルターネーターのリビルトを注文。

【 国内リビルトのParts Style 】[ ダイナモ オルタネーター ] マツダ ボンゴ SKF2T SKF2M SKF2L SKF6V SKF2V [品番] RF8P-18-300B

あっという間に到着~ で、後は何時それを交換するか???なんですけど、 暖かくて晴れていたのは日曜日まで。

でもって今日から雨で、気温も下がっていくらしい・・・   うなな

「となればだ! やるしかないでしょ! 朝に」  だはははは!

 

リビルトのオルタを積んで、 いつものように職場に来ると、すぐに3時間の有給休暇を申請。

許可が出たので、早速ばらし開始。

 

しかし・・・・・ このボンゴという車、際限なく整備性が悪い、 正直言って憂鬱になります。

この状態で、どうやってオルターネーターをだすんやろ? 隙間全然ないじゃん 

 

まさかラジエータの外し作業をやるなんて~のは、ないだろうな・・・

交換ですが、一番最初にやる作業は バッテリーの端子外し。

これ忘れると後で面倒なことになったりしますので、 絶対に外して下さい。

 

次に、オルターネーターの ナットとボルトを緩めます。

1のロックナットをまず緩め、 次に2のボルトを ずっとずっと!?緩めていく。

そして、オルターネーターを向こうに押すとベルトが一気に緩みます。

3のナットは適時緩めます。

次にベルトを取り外しますが、 いずれにしてもファンが邪魔なので、それを取り外し。

あ~面倒くさい・・・

フアン外すとプーリーがとれる

次にパワステのベルト取り外し。  ファンベルト交換をするなら必要な事ですけど、それが無い場合は、

この作業は不要です。 

ゆるめ方はアイドラープーリーにレンチかまして手前に引くと外れます。

二つともベルトが外れた状態

次に、オルターネーターのベルト張りアジャスター用ステーを取り外します(オレンジ丸)。 17mmのボルト。

同時に、 冷却水のバイパス配管の押さえナットを取り外します(緑丸のコネクタとホース裏部分)

取り外したテンションアジャスター

次に、ピンク丸の二つのナットとボルトを外します。

奥のナットはとにかく手が入らないです。

オルターネーターには制御線と電力取りだし線が来ていて、

ところが、これが外れないです、 オルターネーター本体を外すまで。

 

で、スパナをかけて、押さえておいて、 反対側をソケットで緩める。

多分 リフトがあれば簡単(ディラー向けの整備設定)なのだと思いますが、 普通の人間がそんな物持っているはずないので、面倒な作業をするしかない。

ボルトが抜けたら、オルターネーターをこうする。

水色の部分でオルターネーターを押さえるようにして(でないと緩みません)、電力線(黄色丸)を取り外す。

制御線はロック押さえて普通に引き抜き、問題は電力線

 

さて、ここからが~問題。 余計な作業を余儀なくされます。 

ラジェーターキャップを開けて、 下のドレンから水抜きを開始。

ただし、全部抜く必要はありません。

 

そしてラジエータのアッパーホースを取り外します。 

*ピンクの点線がホースのあった場所。

 

水色丸の裏に、 バイパスホースとの接合クリップがあるので、 それずらしてホースを抜き、バイパス配管(緑丸)をフリーにします。

そして緑矢印の方向に配管を押しながら隙間をつくって、オルターネーターを引き出します。

最悪の作業・・・・・

抜けた瞬間ですが、 ホースなどに引っかかりますので、パズルです。

新旧比較

後は、ばらしの逆手順でくみ上げていきます。

オルターネーターを入れたら、 まず配線、次にボルトを入れて半締め(ベルト張り調整後に全部きちんと締めます)しますが、 ナットはこうしたスパナにこう納めて作業すると簡単です。

取り付け状態。

特にくみ上げ時の注意点はありませんが、ラジエータのアッパーホースは最後に戻した方が楽です。

ベルトは外した際に全体をみて、 痛んでいたら交換要。

今回は交換しませんでしたけど、 次にエアコンのコンプレッサー交換の際に、二つとも新しい物にする予定です。

オルターネーター周りのナットボルトを、ベルト張り調整後に締め、 バイパスホースを戻して、アッパーホースも戻したら、最後にもう一度点検。

ラジエーターファンの取り付けは 4つのナットをレンチ二本がけにてやります。

冷却水を入れて、エンジン始動し、しばらく様子見ながらエア抜きをします。

エア抜けたら、 エンジンを止めて、 もう一度ベルトの張りを確認して、問題なければ全て終了です。

 

交換後の変化ですが、 オルタネーターの出力電圧が14。5V付近で、時々14.8とかいう変な電圧になることがあったのが、 普通の正常電圧になりました。

 

あと、エンジン始動後に少し出ていたベアリング系の異音がなくなった。

AT交換に続いて、さらにエンジン音が静かになりました。 

さて、後はエアコンですが、何時やろうか・・・・・


梅林

2018年03月04日 | Weblog

昨日は何だかんだで、一日クルマ整備。

で、今日はいかにも春! という天気になるらしいので、 バイクを出しました。

 

昨日の整備の続きで、 朝一番にクルマのエンジンオイルを交換しながら、バイクの暖機運転。

ジャケット着て家を出たのが9時くらいかな・・・

 

景色が少しずつ田舎風に変わってきて、やがて梅林に到着。

早速、維持管理費?の300円払って園内に入りますけど、 まだ3分咲きかな・・・・ 今年は寒かったですから。

いつもなら、沢山の家族連れがシートを広げ、お弁当とか食べているのですけど、花がまだ咲いていない梅が多くて、そのせいか、空いています。

 

ミニSLは、相変わらず ほのぼの。

スマホで写真を撮りますけど、正直言って、満開よりも、この3分咲きくらいの状態が一番美しいかな?と思う翔。

花が生き生きしている

上に枝が伸びて、その枝に花が咲くのが サクラとの違いですけど、

青空にピンク、白、黄色、 それぞれの花が混じる姿は美しいです。

写真を取っていると、すぐに気づくのは、沢山のミツバチがもう飛んでいること。

確実に春なんですね。

懸命に蜜をあつめるその姿が可愛くて、人差し指でクリクリと彼らを撫で回してしまう僕。

こちらに愛情あると、絶対に刺さないのが彼らです。

*嘘だと思ったら、やってみて下さいね。 

ただ、逮捕(羽を掴んだりとか)しないで下さいね、これは向こうにとって明らかな攻撃ですから。

 

子供の頃から、野山を走り回って遊んでいた経験は、こんな小さな事を通して、今もなお僕を幸せにしてくれているのだと・・・・

そう思うと、とても恵まれた子供時代だったんだな・・・・と思います。

 

園内の一角に、猿回しの方がいて、まだ3分咲きで寂しい園内を沸かせている。

一番花の咲いているのは、やはり展望台のある辺り。

1時間ほど 春を楽しみ、再びバイクに跨がる乗る僕。

このまま帰るには勿体ないので、もう一走りして春を満喫します。   目が痒いけど(笑)


PTクルーザーのブッシュ交換

2018年03月04日 | PT クルーザーカブリオレ

娘のPTクルーザーですが、 以前この日記で、 ブッシュがダメになった話はしたと思います。

下の写真がそう。

ディーラーに頼むと、 アームごと交換となり、 両方で15万、これに工賃が数万掛かる。

冗談じゃ~ないので、自分で何とかします。

 

ロアアームのブッシュは片側に二つずつ有り、 真ん中と後ろ。

一応、両側分併せて送料込みで”6千”円にて、アメリカから取り寄せました。

で、なかなか交換のチャンスが無くていたのですが、 やっとやる気になった・・・・

 

とりあえず車を上げて。 下に落下防止のブロックやらなにやら。

実は交換方法を細かくアップしようと思ったのですが、やってみたら、普通の方が日曜大工的にやるには難易度が高く、さらに特集工具や、 でかいソケットレンチ 等々。 

脱着作業と、ブッシュ入れ替えのプレスも必要な事から、今回は単なる交換記事にしました。

 

アーム交換だけなら、そんなに難易度は無いので、取り外すべきところだけを紹介します。

 

まずはスタビライザーのブッシュリンク取り外し。 実はこのスタビリンクのブッシュが意外につぶれているのが分って、

今回はそのまま組み上げましたけど、できれば交換したほうが良いです。

スタビライザーはフレーム側にもブッシュ固定のバンド?があるので、それもはずします。

タイロッドエンド 8mmだったかな? のソケットで固定しながら、19mmのレンチで緩めます。

その後、タイロッドを エンド・プーラーで取り外し。 これ無いと絶対にハズレません。

ナックルジョイントのボルト弛めます

ボルト抜けたら、 ドライバーなどで、真ん中のスリットを広げます、 そうしないとピンが抜けてくれません。

固着していたら、必要に応じてバールでこじります(ブーツを傷付けないように)

 

次に破損している、後ろブッシュの固定ボルト抜き、 24mmのソケットレンチ。

 

写真には車体をあげるために使ったジャッキが写っていますが、あげるのに使うだけで、

他に丈夫で安定した物で車体を支えておきます、リジッドラックなら理想的。

間違ってもジャッキだけで作業しないように! 死にますから。

そして、真ん中のブッシュのピンを抜く。

アームの取り外しは、ブッシュ側を抜いてから、ロアアームのナックルジョイントピンを抜く感じです。

 

戻しはブッシュ側のピン、 真ん中と後ろを仮に入れて、 それからナックルジョイントピンを入れますが、これが案外難しいです。

工程としては至極簡単ですが、やって見ると固いのと、24,21,18,15mmといったソケットと、それ用のロングドライバーが必要なので、お勧めしません。

あくまでも参考までにということで。 

 

ちなみにブッシュ抜き換えには油圧のプレスが必要です。

今回真ん中のブッシュは全く問題なし、 後ろのだけが完全駄目だったので、 それだけ交換しました。

抜かれたブッシュの写真

 

ちなみに車体右側はホイルハウジング内のカバー(10mmソケットで)、外し、補助アーム15mm、エンジンマウント18mm?19mm?を

外して作業します。

 

交換後の走行フィーリングですが、 全然違います。

当たり前ですよね、サスペンションは人間の感覚にダイレクトに来ますので。

 


お殿様商売

2018年03月01日 | Weblog

エアコンの冷えが今ひとつのボンゴ君。

マツダに行って、エアコンの症状を伝え、どう思う?と聞いたところ、

現在、「車のエアコンは全部デンソーさんに全て出してやってもらっている」との事。

そうなんだ・・・・・と思い、

一応、エアコン関連の 配管図面などをもらうと、その後デンソーへ。

 

受付のおばさんはともかくも、 電装整備士が来ないことには始まらないので待っていると、

しばらくして奥から一人登場。

 

エアコンの症状を伝えて、そこまでは良かった。

ところが、「後ろに増設のキャビン・エアコンユニットが乗ったタイプです」と言ったとたん、態度激変。

うちは、「純正のエアコンしかやりませんから!」

えっ! と思うけど、 とりあえずキャビンのユニットを見せたら、 「あ~これね!」

名前は知っているけど、「部品ないよ! これ!」と言ってきた。

 

「だろうな~」とは僕も思うけど、 そのまま続けて話をしていると、 「大体。ガスは何グラムなんですか?」と来た。 Oh!

すぐに「は~」 と思うけど、純正のユニットにサブコンデンサと、キャビンエバポが乗ったエアコンなら、純正のグラム数と圧を一覧で持っているはずだから、 

それに+α でゲージ付けて同圧にすれば良いだけのことじゃん! しらんのか?そんな基礎すらこの整備士は????

「なんだこいつ!」 と思ってしまいましたけど、すぐその後に、” あ~そうね! 要はやりたくないのね! ” と、気がついた。

こうなるともう、何の意味も無い話しを時間無駄にしながらすることになる。

さすがに、こちらの表情が変わったのに気がついたのか?  エンジンをかけて、車の下に段ボールを引いて潜り込んでくれた。

指で配管を挟んで、管の温度をみているわけですが「多分ここですよ!」と言ってはくれた物の、 サブコンデンサの詰まりがどうとかで、 ほぼ見当違いのこといっているし    だめだこりゃ・・・・

あきれ果てて「解りました、 ありがとうございました!」 といって店を離れた。

 

 

「は~」とため息付く僕。

何時の頃からでしょうか? 車のエアコンというのは、馬鹿みたいに高度な知識が無いと扱えない代物というイメージができあがってしまい、故にこうした”お殿様商売店”が出現する。

決められたとおりに、決められた作業して、 下手すりゃ配管からポンプやらなにやらごっそり交換して、

20万だ30万だ平然と請求してくる。

際限なく楽で、知識も知恵も、能力もへったくれも有ったものじゃない。

 

基本的に、空調が仕事の一部である僕からすれば、車のエアコンの構造なんて馬鹿みたいに簡単で、 

基本は ポンプ と コンデンサ と エバポレータの三つ。

それにエキスパンションバルブ、リキッドタンク&レシーバー、圧力スイッチがプラスされるだけの、

子供でも解るような単純構造。

 

自分がなんでデンソーに持って行ったか?というと、 要は出来るだけ無駄な出費をしたくなかっただけで、蛍光剤やフロンセンサー機 等を使って、どこなのか?を教えてもらいたかったし、

またポンプがダメなら交換と、問題点を絞って、無駄無しにピンポイント整備してもらいたかった訳だ。

でないと、ほぼ一度だけの作業の為に、不要な測定器などを買い込まねばならないからだ。

コンプレッサーの交換だろうな・・・・と考えていたので、リビルト使って工賃込みで 5~6万くらいかな?なんて思っていたんだけど、そんなどころの話じゃ~ない。

点検だけで8000円、 ゲージ付けて計ると+2000円って、 なんでそんなに高いの?

で、「もしポンプ交換するといくらになるん?」と概算聞いたら 10~15万円です!って、

「ふざけるな!」と言いたくなる。

 

それだけ払うなら、エアコンの部品を丸ごと全交換できちゃうじゃん!

ポンプリビルト 3万5千、 コンデンサー2万 エバポレーター(エキパン付き)2万、リキタン1万

後はOリングでこれは一つ100円として1000円程度。

総額8万5千円、 フロンが1000円として 8万6千円。

配管交換が出てもプラス4万程度。

 

 

なんつ~あほらしさ・・・・・

 

でだ、もしエアコンの冷えが悪い原因がポンプの交換となるのだけど、診断と工賃で12万円の利益?????

でも、大抵はリキタンと エキパンを セットで交換するのがセオリーなので、15万になる。

 

ひたすら胸くそが悪い。

 

そこで、ムカムカしながら職場に戻ると、 「やはりやりますよ! 自分で」 くそ~・・・

 

で、終業後。

まず配管類を全て点検、漏れが有ると、オイルの跡がマークとして出るので、メインコンデンサ、サブコンデンサ、とくまなく見て回る。

特段漏れは無いようなので、やはりコンプレッサーの加圧不足か?と 

久しぶりにゲージを引っ張り出し、 ラインにつなげて見ると、低圧が2kに対して高圧が6kと確かに低い。

フロン有ったよな~とごそごそ探すと一本有ったので、 ガスを追加してみた。

バルブ開けると吸い込まれて、低圧が少しあがって2.5k 高圧が7~8K程度まであがって、

ここで一度補給をストップ。

 

そのまま、しばらくゲージを見ていたら、あれれ?????

あがっていたはずの圧がまた2k と6kに戻ってしまった。

やっぱりどこかで漏れている。 

 

コンプレッサーだけかな?と思うけど、エバポレーターの可能性も否定できない。

まずはキャビン側のエアコンのバルブを開けて、冷えを確かめると確かに冷えている。

外気温がそんなに高くないので、激冷たい風という訳では無いけど、 明らかに冷えが確認できる。

エバポのドレンラインをよく見てみると、全くオイルの跡が無い。

一番良いのはカバーをはぐることですけど、これヒータのラインが噛んでいるので、簡単には開けられない。

もしここから漏れていたら、 代替え品を使うことになり、 これが6万円。

最終的にだけの話なので、今回は正常と仮定して次。

 

運転キャビンのエバポレーターが有る。

こちらの冷えが悪くて問題なのですけど、 ブロアーレジスターを外して、その狭い窓?から中を見た感じでは悪くは無い。

となると、漏れはやはりコンプレッサーだけか? 

 

で、もう一度車の下に潜り込むと、エバポレーターのドレンがすぐ目に付いた。

あ!・・・・・・・・・・オイルの痕跡・・・・・ 

 

となるとだ、 もしエアコンを修理するとなると、この怪しいエバポレーター、そしてこれまたオイル漏れのホコリモコモコ痕があるコンプレッサーになる。

 

エバポレーターは、機械的な回転部分が無いので、 中古でも問題なく、 付属でエキパンまで付いてくるので、冷え確認済みの物を中古で仕入れれば、

新品(エキパン付き)で2万5千円も払わなくてすむ。

 

リキッドタンク&レシーバーは新品しか方法が無いので1万。

 

後はリビルトの Air Conditionerコンプレッサーで、 そのほか交換するOリング類。

 

さっそくエバポレーターから探すとします。