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実質、6万円で買える 新品のベバスト(同等品)FFヒーター その3 配線図比較から考えてみる

2016年02月21日 | FFヒーターなど

本当に同等品?の検証の続き。  

外観、分解ときて、ほぼベバストの AT2000STと同等品(いや同一品)で有ると認識している僕ですが、今日は更に電装系の方向から見てみたいと思います。

まず、これが 箱に同梱して送られてきたマニュアルにある配線図。

 

そしてこちらが メーカー ベバストのサービスマニュアル配線図。

一番シンプルな物を掲示します。

どちらも本体内部のコントロールモジュールに接続される、センサーやら配線等を記載した物ですが。

モジュールにはX1~X6までの コネクタがある。

X1は ファンモーター

X2 グロープラグ

X3 オーバーヒートセンサー

X4 燃料ポンプ

X5 フレームセンサー(ガソリン仕様のみ有り)

両方とも使っている端子と接続される物は全く同じです。

 

問題はX6で、 これがコントロールスイッチなどに接続されるわけですね。

X6のコネクタ部には 端子番号が1~18番まで有り、15,17,18は多分 サービスマンが モジュールのプログラミングなどを行ったりする工場向けサービスポート

ベバストもこの端子は通常使っていません。

 

1番は 電源のプラスに接続され途中にヒューズが入っています 両方とも同じ

2番は 電源のマイナス 両方とも同じ。  

 

3と4番 は両方とも使用されず

 

10,11,12,13番は 外部のリモコンコントローラに接続されており、 11番は 電源のマイナスライン。

10番は 温度調整ボリューム、 12番は 運転表示LED、 13番は 12番端子と組で ヒータの運転スイッチを構成。

詳細は、購入した同等品を発売している処から送られてきた資料の 配線図から分かります。  中国語(笑)

 

16番は ベンチレーションスイッチの入力で、 タイマーなどを接続したりして、定期的に室内空気を外部空気と入れ換えるようにするため物で、

このスイッチをオンにすると 14番端子から電圧が出力されてリレーなどを動かし、換気フアンを回す。

他に16番端子にスイッチ付けて、 コントローラのモードスイッチを変えると、FFヒーターをヒータとしてではなく、ただの送風機として使うことができる。

 

ベバストも同等品も同じ使い方ですけど、多分これは余り使わないと思うので、 黄色四角で囲んでバッテンにしています。

 

中国語の図面は 添付マニュアルと表記が違い、 14番端子は内部でマイナス接続されています。 まあ、14,15,16番は使わないと思えば問題ないですけど、この14番端子がはたしてマイナスに接続されているのか? は その4で検証します。

 

さて、ほぼベバストも同等品もピンアサインは同じなわけですが、 まだ紹介していないのが 3,4,5,6,7、8、9番

3番は両方供に開放されて、使われていませんが、中国語図面から 多分12V出力

常時電圧が出るのか、それともコントローラのスイッチっと連動なのか?は その4にて。

 

4番はベバストには何の記載が無く、 同等品と中国語では マイナスになっています。 これの検証もその4にて

***Webast の英文設置マニュアル図面に誤り?があるのか?仕様の違いか?

詳しくは ”実質、6万円で買える 新品のベバスト(同等品)FFヒーター その5 リモコンから違いを見てみる”を見てください。

両者で違いがあるのが 5番と6番 ベバストでは使われておらず、 同等品では 外部に接続する無線・携帯電話リモートコントロールに接続されています。

6番は中国語からも 12Vの電源であるのが解り、でもって 5番は K という表示で Kってなに????  にゃははは!

8番は、9番と組で ベバストの図面から分かりますが、 室内温度を感知して、燃焼モードにするのか? ただの送風モードにするのか?の切り替えをするセンサーに接続できるようになっています。

ノーマルでは、ただの抵抗が接続されてます。  

***末尾を見てくださいね。

 

同等品では8番線が リモコンに行って、 コントローラ内部でグランド(マイナス)に落とされています。 送風モードとの絡みがあるようです。

 

べバストと同等品で唯一違う?のが 9番端子。

同等品では7番と組になり増設室温センサーを接続する使い方ですが、 ベバストでは8番と組となって室内温度センサーを接続する。

中国語では 記載なしで、9番端子の使い方が正直よく分かりません。

 

もう一つ7番端子、 同等品ではモジュール内部で マイナスに接続されていて、ベバストではスイッチを付けてCo2調整に使う事になっています。

工場にてサービスマンが調整する際に使う物だと判断できます。

 

7番 8番 9番の使い方がベバストと 同等品では違うようですが、 これが内部コントロールモジュールのプログラムバージョンによる違いから来ているのか?

それとも、同一品で有るといいつつ、実際はちがうのか? この辺の判断はなんとも言えませんが、

 

コネクタから始まり、ほぼ全部のピンアサインと信号入力等々、まったく同じと言って良く、 上記の?端子を除けば、ベバストと今回購入したFFヒータは、ラベルにWebastoの記載が有るか無いか?の違いだけでしかないと僕は思うんですね。

 

さて、続きはその4へ

 

追記、 端子 番号 5,7,8,9番に関わる説明が ファクトリーサービス(修理)マニュアルにありました。

どうやら外部に 温度センサーを接続する際、 X8(端子 5番と7番)のコネクタらしく、 同時にX12(端子番号 9番8番)の 

ターミネーター抵抗を切断するようです。 

*これについて、今ひとつ確証できなかったのですけど、http://trailjoy.exblog.jp/i12/ の2010年4月14日の日記を参照させていただきました。 

ありがとうございました。 ぺこり!

仕様の違いかは不明ですが、この外部温度センサーの設置に、二種類の方法があるみたいです。

詳しくは ”実質、6万円で買える 新品のベバスト(同等品)FFヒーター その5 リモコンから違いを見てみる”を見てください。

 

さて、同等品が 7番9番の間に温度センサーを入れていて、中国語では7番が マイナス(グランド)、添付マニュアルでもマイナス。

となると、 9番は増設室温センサーの抵抗値変化を読み取る端子と考えてよく、 8番は中国語から、コンベクターとしてコントロールスイッチ介してグランドしているので入力

と考えれば、 つじつまがあう。

結論として、 8番端子をモード切替の検出として使う同等品は X12(端子8番9番間)の抵抗が無い(初めから付いていない)

ベバストは コンベクターコントロールラインをコントローラが使っていないので、抵抗を入れている。

 

なので外部に室温センサーを設置する場合、 X8(端子7番 5番)に室温センサーを入れることになる。

以上の結果から ベバストと 同等品FFファンヒータは 全部同じ品物(OEM)製品だと考えていいという結論。  でいいのかな~????その5に続きます。

 

 


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