まとめです(笑)
以前の2000sから、現在のSTCまでの各種インストールマニュアルを一通り見ましたけど、いかにも欧米らしいですね
というのは、次々に技術革新されて性能アップしても、基本的な取り付けセオリーが全くといって良いほど変わらないという点です。
ボリューム型のコントローラー(レオスタット)なんかは、長い年月にわたって全く変わらず、
それなら新型のマルチコントローラに対してどう対処しているのか?といえば、本体内部のコントロールモジュールに有る空き端子等をうまく使い、できる限り基本形を変えないようにしているんです。
新型のマルチコントローラーは、既存端子と空き端子に新しい目的を持たせる事で、新たなコネクターを設けてあります。
EVO2000の配線ハーネスが STCで使えない(条件がある)のは、これが理由です。
既存のレオスタットは、古い方のコネクタへ、新しいマルチコントローラーは新しいコネクタへ接続、そうやって上手に処理しています。
ベバストヒーターは、その基本構造が半端なく単純で、それにより故障の発生が極めて少ないように出来ている点が素晴らしいのですが、
電気的な保護性能も凄い・・・
これは、各配線がもしどこかにあたっていて被服が剥けてショートしても、きちんと内部保護されてモジュールその物が壊れないようになっています。
*これは、ベバスト用の診断機を自分で作成して売っている、ヨーロッパ人技術者とのメールやりとりにて知りました。
もっとも、ヒーターそのものに電力を供給しているラインは、モジュールから出ている通信線ではない、電力供給ラインの為にその対象ではありませんので、
普通にショートします。
ただし、それに関してはきちんとヒューズ保護されていますので大丈夫です。
電装系に何かトラブルが生じた場合の、本体保護と、事故防止という点では、ほぼ完璧と言えるでしょう。
僕自身、ベバストのヒーターが欲しいんですけど、なんせ価格が高く、なので同等品(OEM)である中国製を買いました。
両者は、価格にかなりの違いがありますが、その分、ベバストは高い信頼性を買うと思えば納得できる話です。
インストールマニュアルにある、取付説明を日本語訳及び僕の補足を加えて紹介したのは、自分で取り付けされる方及び、専門店にて設置してもらった方達が、
後日、配管の取り回しや設置場所を変えたり、他にも吸気や排気配管の取り回しを変えたり、
室内だとエアダクトを取り回す際に、メーカーとしての考え方と気をつけねばならない点を紹介することで、安心、安全、快適なヒーターライフを送ってもらいたいなと・・・・
全体の利益になれば、という観点からです。
以上、その4までに分けて書いてきましたけど、もちろん著作権等はありませんので、
ご自由にお使いください、また、翻訳の誤りなどがありましたらご指摘願えると助かります。
最後に、常識的にですが、この日記に書いてある事は、あくまで参考ということでお願いします。
書かれた内容を元に、もしご自分で作業される場合は、自己責任にて行って頂くよう、重ねてお願い申し上げます。
このブログのライター 翔
非常に明確な内容で大変参考になりました。
その感謝をお伝えしたくコメントさせて頂いた次第です。
ありがとうございました。
FFヒーターのありがたさを感じるシーズンになりました。 取り付け頑張って下さい(^^)