帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

お爺ちゃん

2022年01月18日 | 僕という人間 その他

昨日の帰りのこと。

いつも通りに職場を出ると、まずは郵便局に荷物を出して、 後は黒猫さんに残りの発送物をもっていくだけ。

で、鼻歌交じりに運転していると、 歩道にお爺ちゃんが倒れているのが遠くから見えた。

そしてそのすぐ横にお婆ちゃんらしき人が自転車で寄り添っている。

 

だいぶ向こうから判っていたのですが、 僕が横に来るまでにかなりの台数の車が通過している。

でも、だ~れも止まらない、 なんせ爆風中だし。

 

通り過ぎざま様子を見ると、”あれ?なんか変だな・・・”そう感じたので、2人の横を通り過ぎた30mくらい先で停車。

 

車を降りて駆け寄ると、お婆ちゃんが一生懸命起こそうとしてるのですが、 おじいちゃんは足に力が全く入らないらしくて、

お尻をアスファルトに付けたまま動けないで居る。

自転車はお爺ちゃんにつかまらせて歩く為だったことはすぐに解る。

 

87才の自分の親父と散歩して、 動けなくなった姿を知っている自分はすぐに状況を察知。

 

脇の下から胸の方に腕を回して引き起こした。

「ありがとうござます!」と何度も言うお婆ちゃんに、お爺ちゃんの顔色と目の動きを見ながら「血圧はどうでした?」と聞くと、

問題は無いらしく、 脳梗塞の類いや、脳内出血もこれまで無かったらしい。

 

となると、両足の力が入らないのは、膝なり何なりの故障や不調があるのだけど、 「いつからですか?」と聞くと数日前から立てなくなったり歩けなくなり始めたとのこと。

 

「どちらに向かいます?」と又聞くと、200m位先にある、 専門病院に行くところだったとのこと。

とりあえず、お爺ちゃんはフェンスにつかまって落ち着いたみたいで、お婆ちゃんの方も落ち着いた感じ。

 

”もう大丈夫です”というので、 余りよけな事をしてもな~という思いもあり、「気をつけてね。」と声をかけて車に戻った。

 

車のドア閉め、 しばらくは発進させずにミラーで様子見ていた僕。

 

病院までたかが200m程、されど200m。

 

歩くというより、やっぱり動けない状態の姿をみて、 車をターンさせ、2人のすぐ横に停車。

「乗せていくから!」と声をかけて、 お爺ちゃんを助けて助手席に押し込み? 

 

お婆ちゃんに「先に行っていてね」と言うと、再びターンをして病院へ。

 

駐車場から受付まではかなり距離有るので、 迷惑ながら玄関入り口前に停車。

先に来ていたお婆ちゃんが「もう大丈夫です歩けます。」というが、 助手席から降りたお爺ちゃんはやはり歩けない。

 

そのまま僕が介添えして、一緒に玄関までの10mを移動。

 

自動ドアが開くと、 事務の人か看護師さんか判りませんが、状況察知して出てきてくれた。

「ありがとうございました!」と何度も言うお婆ちゃん。

 

「帰りはタクシー呼んでね!」というと、ここで僕はお別れ。

 

車にのってエンジン掛け、病院の玄関から、看護師さんに補助されて椅子のほうへ移動するのまで確認。

 

それを見て走り出しますが、 車に乗っている時に、顔色を見る必要も有って、何度か話をしたのですが、年齢聞いたら77才らしい。

僕の親父が87ですから、「まだまだ若い」と話したりもして・・・ 

 

帰宅前に、偶々車で通りかかっただけの僕ですけど、 自分の親父の顔を見に行かないとな~ とか思ったりもする。

年末の大掃除に行ってからまだいけていない。

 

正月は道路激混みで、毎年何時も少し後に行っているのですけど、

息子家族も集まって、家族全員がそろって行くというのは難しい。

とりあえず、家の家だけで、 今月末までには、遅まきながらも新年の挨拶に行く予定です。

 

そういえば、人に優しくしてもらいたければ、まずは自分が人に優しくすること。

誰かに助けてもらいたければ、普段から誰かを助けること。

良い人間関係に囲まれたければ、 自分が良い人間になれ。

こうしたことを、子供の頃から沢山聞かされてきた僕。

その他、沢山の言葉達。

 

教育って凄いよね、 3つ子の魂、百までも、っていうけど、

色々なところで、親の教えが生きていて、自分でも意識しないうちにそうした行動を取っている。

かく言う自分も2人の我が子には、全く同じ事を説いてきた。

 

どうなんかな~家の息子と娘は・・・

 

 


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