青森県在住の90歳代の男性4人が、5月23日の青森マスターズ陸上競技記録会で、M90(男子90~94歳の部)1600メートルリレーで、8分49秒01の世界新記録をマークしたというおめでたいニュースが流れていた。今までの米国チームの記録を4分近く更新したという。
マスターズ陸上というのは、35歳以上で、競技クラスは、5歳刻みのクラス別に実施され、それぞれのクラスで日本記録、アジア記録、世界記録が設定されている。現役時代、このマスターズ陸上の業務に関わっており、世界大会では、サンフアン(プエルトリコ)、バリャドリッド(ロードレ-ス、スペイン)、アジアの大会で大連、バンコク、バンガロール(インド)、ヨーロッパでのロードレース世界大会では、ヴァレッタ(マルタ)、リッチオーネ(イタリア)、ヴィラ・レアル(ポルトガル)に役員として参加したことがある。
大会では、ゼッケンに年齢クラスが表示されているので、外見と年齢をつい比較してみてしまう。M90は、男子90-94歳、 F85は、女子85-89歳といった具合である。自分自身、競技に出るわけではないが、元気なお年寄りが走ったり、投げたり、跳んだりしているところを見ているとこちらまで元気になるから不思議である。日本は長寿天国だから、90代の選手が4人集められるのだろうと思うが、それにしても、年寄りパワーには敬服する。90代といえば、まずそこまで生きることも難しいが、生きていても、寝たきりであったり、歩くのが精一杯というのが普通なので、まさに驚きである。平均寿命が延びているといっても、健康寿命がポイントである。彼らを見習い、何とかある程度の年齢まで、スポーツを楽しみたいものである。
読売新聞オンライン(5/26): https://www.yomiuri.co.jp/sports/etc/20210526-OYT1T50112/
NHKニュース(映像あり):
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