9月15日のTBS世界遺産の番組で、メキシコのマヤの古代都市遺跡チチェンイツァが紹介された。この遺跡を訪ねたのは、2008年3月の定年卒業旅行で奇跡的にククルカンの降臨をこの目で拝むことができた。その時の旅行記を振り返ると、
2008年3月に定年卒業旅行でメキシコのカンクンまで出かけたが、3月19日に念願のチチェン・イツァのマヤ遺跡に行くチャンスを得た。マヤ遺跡には個人的に大変興味を持っているが、特にこのチチェン・イツァは春分の日と秋分の日にククルカン(蛇)の降臨があるということが世界的に有名だったので、チャンスがあればと狙っていたところである。
降臨が見られのは、大変奇跡的なもので、すべて天候次第である。雨や曇りでは駄目で、太陽が出ていることが条件となる。また、春分の日と秋分の日限定ということである。前後1日位は何とかという噂であった。また、そこに行くにはカンクンからツアーを利用する必要があるが、通常だと夕方前に戻ってしまうので、降臨の時間帯とずれてしまう。タクシーを利用したら、ものすごい運賃になってしまう。
いろいろ調べていたら、春分の日の前日、19日に日本人が経営するツアー会社がチチェン・イツァまでのツアーを運行するという情報をキャッチしたのである。しかも時間帯を少しずらして、降臨が見られたら、弾力的に運行するとのことで、飛びついた。天気もまあまあということで、トライすることにした。他に2人の日本人もジョインし、長距離ツアーに出発した。
社長自らドライバー兼ガイドとなってくれて、現地に赴いた。結果、何とククルカン(蛇)の降臨をこの目で見ることができたのである。前日でもはっきりと見えたのである。話によると当日は、世界中からマニアが集まってしまい、ピラミッドに近づくこともできないほどの混雑になるとことである。まさに前日で大正解であった。
ククルカンの降臨というのは、太陽光線の関係で、春分の日と秋分の日だけ、ピラミッドに蛇の姿が浮かび上がるのである。そのようにピラミッドが設計されているのである。マヤ文明の天文学はものすごく発達していたようである。滅多に見られるものではないので大変満足したものである。
写真は、ピラミッドに現れたククルカン(蛇)3月19日撮影
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます