浪漫飛行への誘(いざな)い

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エルサレム関連ニュースを憂う

2017年12月18日 23時36分59秒 | ニュース
ここのところ、アメリカのトランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都として公認し、大使館をエルサレムに移すという発表を行ったことに関連して、連日マスコミでエルサレムの現状が報道されている。エルサレムはユダヤ教、キリスト教、イスラム教それぞれの聖地となっており、整然とその区域が分けられている。

2014年4月にヨーロッパでは52番目の国として、イスラエルを訪問した。なかなか旅行する機会がなく、訪問が遅れてしまったが、正直行ってよかった国の一つである。イスラエルといっても、実際に行ったのは、エルサレムとベツレヘム(パレスチナ)だけであるが、壮大な歴史ロマンの思いを馳せるにたる重要な国であるといえる。

一番感動的であったのは、イエス・キリストが十字架を背負って歩いた「悲しみの道(ヴィア・ドロロローサ)」である。キリスト教徒ではないので、詳しいことはよく知らないが、十字架を背負ってこの道を歩いてゴルゴダの丘にある聖墳墓教会まで歩いたという「悲しみの道」を実際に歩くことができた。道なりに重要なポイントの解説があるので、素人でも十分歴史を理解できる。

聖墳墓教会の中には、イエスが十字架に架けられた場所や十字架から降ろされたイエスの聖骸に香油を塗った場所それにイエスのお墓もある。キリスト教関連の建物・彫刻・絵画等は世界中に存在し、それを観光する機会も多いが、エルサレムの土地はまさにキリスト教の原点となる場所であり、そこにいるだけで感動を覚える。

また、近郊のベツレヘム(パレスチナにある)にある聖誕教会にはイエスが生まれた場所がある。世界最古の現役石造教会でその地下1階に14の角を持つ銀の星があるところがイエスが生まれたところとされる。人が絶えずそこを見るには列を作って長く待つ必要があるが、キリスト教を語るなら必見の場所である。

エルサレムはユダヤ教の聖地でもあり、「嘆きの壁」が聖地となっている。 紀元前の古代エルサレムに存在したエルサレム神殿はユダヤ教で最も神聖な建物で、その外壁のうち、現存する部分が「嘆きの壁」であり、信者や観光客で人が絶えない。その壁の前に立っているだけで、歴史の重みを感じ、身が引き締まる思いがこみあげてくる。そこに行ってみないとその感動を味わうことはできない。

最近の紛争により、エルサレムの治安が悪化している恐れがあり、観光が十分できるのか心配な向きもあるが、まだ行ったことがない人は絶対行くべき場所である。上記以外にも歴史を肌で感じることができる見どころがいっぱいある。エルサレムに行ったことがない人にキリスト教やユダヤ教のことを語る資格はないとも思える。 エルサレムの旅行アルバムはYouTubeにしているので、興味があったら覗いてみてください。

エルサレムの旅行アルバム: https://www.youtube.com/watch?v=Q6duzhNfP3w



写真は、嘆きの壁
コメント
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