平均年令74才という年寄卓球クラブであるが、地元の団体リーグ戦卓球大会に5度目の参加で初めて優勝を遂げた。もちろんクラス別なので、7部という下から2番目のリーグではあるが、5チームによるリーグ戦で3勝1敗となり見事初優勝を飾ることができた。
1部から7部まで13リーグ、全部で69チームが参加したが、リーグ内は同じようなレベルかつ年齢別ではないので、試合自体はなかなか厳しいものがある。最終戦は2勝1敗同士で優勝決定戦となったが、まずダブルスで2敗したものの、シングルスで3連勝して見事逆転勝利。2勝時点で相手チームはほぼ優勝を確信していたようで、だいぶがっかりしていた。ちょうど世界卓球をやっているタイミングで、日本選手が逆転勝ちをしているシーンもテレビで目にしていたので、感動的であった。スポーツの勝負の世界は本当に最後までわからないというのが実感である。
今回の大会で個人的にはシングルス4勝、ダブルス3勝1敗で予想以上の成績を収めることができた。シングルスでは、11対0というセットが2回もあり、自分でもびっくりであった。また、成果としては、シングルスで20代、30代との若者にも勝利したことである。若い選手はボールが早くいつも苦労するが、今回は粒高反転という年寄りの老練さが優ったようである。当日は、たまたま自分の誕生日だったので、嬉しい誕生日プレゼントとなった。
また、前日には、同じ団体リーグの女子の部が行われ、我がクラブから初めて参加した。年寄り初心者が多いクラブなので、もちろん試合自体は厳しいものがあったが、それでも1勝4敗と善戦した。優勝チームに対してもセット数が2対3と惜敗であったことを考えると、初参加としては十分な成果があった。ちなみに、女性チームは年令が71~80才という5人、それも皆初級者なので、団体戦という独特の雰囲気を体験し、まさに参加することに意義があったともいえる。