あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
マニアックな特集を続けています。こういう特集をすると自分でも発見があって、面白いんですよね。
Pure Prairie League Amie High Quality
アメリカン・フライヤーで、エリック・カズと活動を共にしたメンバーは、有名グループ出身であるので、アメリカン・フライヤーは「スーパー・グループ」とも呼ばれるのですが、「地味だよねー」と言われてしまいます。でも、振り返ってみると、けっこういい仕事をしているのです。
まずは、クレイグ・フラーです。上記の曲「愛しのエイミー」はクレイグ・フラーが作った曲で、PPLで発表されています。PPLはカントリー色強い、オハイオ州出身のバンドで、1972年デビューですね。クレイグはすぐ脱退しているんですが、この曲は後にシングル・カットされています。
Call Me, Tell Me by PPL
アメリカン・フライヤーにも収録されていますが、PPLでもやってますね。クレイグにとって大事な曲なのかもしれません。PPL時代バージョンはちょっと古さを感じさせます。
クレイグ・フラーは再結成リトル・フィートにも参加しています。1987年から1993年までで、何と3枚のアルバムを発表しているんですね。故ロウエル・ジョージの後釜のギター&ヴォーカルを担当してます(ポール・バレアもギター&ヴォーカル)。でも、ロウエル至上主義の人にとっては、あまり認めたくない感じがするのでは・・・。音を聴くと、それなりにかっこいいし、いい作品だったりします。リッチー・ヘイワードの独特のドラムを聴くとまさにリトル・フィート!でも、クレイグ・フラーの歌にはロウエルのようなアクの強さはありません。そして、全体的に洗練されて、メロディアスに。初期のファンにとっては「これは別のバンド」という意見が出てもやむなしかな?私個人としては、けっこう好きです。
Hate to Lose Your Lovin'
One Clear Moment
クレイグ・フラーのリトル・フィート時代って、日本ではほとんど評判を聴きません。リトル・フィート=ロウエル・ジョージというイメージが強く、アメリカでもヒットしてませんでしたからね。でも、こうやって聴くと、新発見があるかも。
さて、アメリカン・フライヤーのメンバーであるダグ・ユールも似たような立場にあっているかも。彼が参加していたバンド、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドはコアなファンにとって、ルー・リードのバンドもしくはルー・リードとジョン・ケイルのバンドであったため、けっこう彼は非難されている。ヴェルヴェッツ原理主義者にとっては、やはりヴェルヴェッツは前衛的なバンド。ジョン・ケイルの後釜としては、彼のようにスタジオ・ミュージシャンのような特徴がなくて何でも無難にこなすと言うミュージシャンは嫌だったのかも。彼は、ルー・リードがいなくなったあと、何とかバンドを維持して、レコード会社との契約を果たしているが、そこはあまり評価されていないような・・・。ルー・リードがいなくなり、他のメンバーもいなくなって、スタジオ・ミュージシャンを使って作った最後の作品「スクイーズ」を聴くと、ちょっと哀しい感じがする。真面目で、器用な彼は損をしているのかな?「スクイーズ」の中からは「リトル・ジャック」を紹介します。ザ・フーの「ピンボールの魔術師」に似ているのが印象的。これが、彼のソロ・アルバムとして発表されていれば、このアルバムの評価は違ったかも。
最後はスティーブ・カッツ。彼はブルース・プロジェクトとBS&Tで活躍しているのですが、高名なアル・クーパーやD・C・トーマスほどは名前を覚えてもらってない感じです。やはり、地味でしょうか。彼のBS&Tでのヴォーカル曲を紹介しましょう。何となく、ムーディ・ブルースっぽいような感じがするような。
Sometimes in Winter / Blood, Sweat & Tears
エリック・カズ特集、まだ続けますので、よろしくお願いいたします。
本年も宜しくお願い致します。
こうした特集って、参加ミュージシャンを辿る面白さってありますよね。意外な発見があったり、そういう経緯でこのアルバムが制作されたんだという発見があったり。
クレイグ・フラーがリトル・フィートに在籍していた事実は知りませんでした。
BST在籍時にスティーブ・カッツ、アップされた楽曲もなかなか好み。あまり古さを感じさせない仕上がりですね。
今年もよろしくお願いいたします。
地味なミュージシャンでも、いろいろドラマがありますね。60年代、70年代、80年代、まだまだ聴くべき曲があると思う次第です。再結成リトル・フィートのようによっぽどのファンしか聴かない作品も聴いてみるとけっこう面白い。
クラシック・ロックを今年も楽しみます。
そういえば、スティーヴ・カッツもルー・リードのライヴ盤『ロックンロール・アニマル』でプロデューサーをやってましたので、グループ内にルー・リードと関わった人が2名もいたというのが何か面白いですね。
今年もよろしくお願いいたします。
当時、ヴェルヴェッツは売れなくて、大変だったみたいですね。でも、後年、ダグ・ユールが加入前の方が評価されています。レコードの売上や聴きやすさではなく、前衛的であることが評価のポイントになっていますね。
スティーブ・カッツ、ルー・リードのプロデュースをしていましたか?不思議な縁ですね。
エリック・カズ特集は、他のアーティストの回を挟みながら、あと3回くらいやります。
参考にしていただくと幸いです。
この人はネット上では、すごく人気ありますね。
一般の洋楽ファンは知らない人だと思うんですけど。
コロナに気をつけて、楽しく音楽を聴く1年にしましょう。
PPL、知っていますが、初めて音源聞きました。
まぁ血眼になってレコード探すレベルではないですが見つければ買って見ます(今まで数回は見たことあります)
ローゥエル亡き後のフィートですが、リッチーのドラム、ペインのキーボード、ブレアいればもう十分です。このレコードも次のマンボも凄く好きです。もっといえばヴォーカルにショーンマフィーが入ったライブなど愛聴盤です。
今年も1年宜しくお願いします。
今年もよろしくお願いいたします。
PPLは名前だけ有名かもですね。初期は素朴なカントリー・ロックですね。
再結成フィートですが、naruruさんは心が広いフィートファンです(笑)。何せ、ポップな曲とかあって、初期のファンは許せなかったかも。でも、おっしゃる通り、例の3人がいれば、初期と同じようなグルーブがありますね。